硬派なテクノポップなSEに乗せて、可憐な女の子たちがBUZZ STAGEに現れた。ステージを正面から華やかにライトが照らし、そこにいるのはアンジュルムだ。各々のキャラクターに合わせたメンバーカラーの衣装を着た立ち姿からは、“可愛いだけではない何か”を感じる。
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『ドンデンガエシ』を1曲目にかまし、激しめの大人っぽいダンスを踊りこなし、『泣けないぜ・・・共感詐欺』では、一人一人の歌唱力に驚かされた。また、サビ前の「3,2,1,GO!!!」のコールで一気に盛り上がったのは『次々続々』。360度どこから見てもピタッと揃っており、キレのあるダンスが魅力的だった。ステージが前からしか見えないのが残念なくらいだ。オーディエンスからメンバーに向けたアピールも増加してゆく。「今年も最高の思い出をつくりましょうー!」と、はっきりとした声で和田彩花が盛り上げた。
続けて、『汗かいてカルナバル』では、アイドルソングでは類を見ないカーニバルのような情熱的なサウンドに痺れた。そうかと思えば、夏の乙女心を歌った『ドットビキニ』でキュートな面にも触れてしまった。格好良さと可愛さのギャップに溺れそうだ。気を抜くことなく、王道アイドルな楽曲『夢見る 15歳(フィフティーン)』、夏にぴったりな歌詞がロッキンにマッチした『夏将軍』をパフォーマンスした。
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イントロの1音目から歓声が湧き上がったのは、人気曲『大器晩成』。メンバーの歌唱力と可愛さを引き出し、メンバーとオーディエンスともに盛り上がることができる最高のナンバーだ。肩を組んで円になって歌う場面が印象的な『友よ』を、元気いっぱいに歌いフィニッシュした。メンバーの仲の良さが伝わってきたし、その和気藹々とした姿にオーディエンスは元気をもらった。
冒頭で感じた“可愛いだけではない何か”とは。アイドルという枠には収まりきらない魅力がにじみ出ていたのだ。芯の強さを感じさせるパフォーマンスで、BUZZ STAGEに集まったオーディエンスの心を鷲掴みにした。
( 取材/文:佐藤早雪)
ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018
8月12日 BUZZ STAGE
アンジュルム セットリスト
M1 ドンデンガエシ
M2 泣けないぜ・・・共感詐欺
M3 次々続々
M4 汗かいてカルナバル
M5 ドットビキニ
M6 夢見る 15歳(フィフティーン)
M7 夏将軍
M8 大器晩成
M9 友よ