与座優貴と横浜流星、映画撮影中のツーショット(※提供写真) 画像 2/8
たった一発の蹴りで観客の度肝を抜き、会場内の空気を一気に変えてしまうプロキックボクサー与座優貴(23)。与座の蹴りの凄まじいスピード、切れ味、そしてその威力に試合を観た誰もが魅了されてしまうことだろう。
リングでは無骨そうでクールに見えるが、一旦リングから降りた素顔は明るくて礼儀正しく、その人柄の良さがビンビンに伝わってくる。
幼少期から空手を始め、中学時代、関東圏のトップ選手が集まる練習会には、俳優になる前の横浜流星(与座の一学年上)、「神童」那須川天心(与座の一学年下)がおり、切磋琢磨するライバルであった。
2011年、横浜が極真空手で世界チャンピオンとして優勝した「第7回国際青少年空手道選手権大会 13・14歳男子55キロの部」準々決勝で、与座は横浜と対戦したが惜敗する。その後、横浜は俳優の道へ。
与座はその悔しさをバネに鍛錬を続け、2017年ついに極真空手最年少世界チャンピオンの座を獲得する。2019年にプロキックボクサーへ電撃転向したが、横浜が芸能界で活躍されている事は常に刺激を貰っていたそうだ。あの試合から約9年ー。
2020年10月23日公開された横浜流星主演の話題の映画『きみの瞳(め)が問いかけている』で、空手からキックボクシングに拳を変えて、スクリーンで再び激突した。与座は、縁があって横浜の対戦相手ボクサー役として映画出演をし、横浜とドラマチックな再会を果たしたのだ。
この出来事は、今年9月16日に放送された日本テレビ「スッキリ」でも取り上げられ、『横浜が映画撮影中でいちばん驚いたこと』で、『昔、空手やっていた時に対戦した選手が、試合の対戦相手で出演していた』という事で大きな話題となった。
インタビューで与座は、撮影時のこぼれ話を話してくれた。「横浜さんは9年ぶりの再会時に『ひさしぶり! 身体大きくなったね』と、俳優になって有名になった今でも昔と変わらずフレンドリーに接してくれて感動しました」と明かす。撮影の待ち時間では、身体の鍛え方などについてヒアリングされたそうだ。
撮影は富士山が見える樹海に廃墟のような競技場のリングが設置され、リハーサルで2日、撮影で1日費やすなど数分数十秒の格闘シーンを大変丁寧に撮影された事も判明した。
また「横浜さんは、しっかり身体を仕上げていて蹴りも強くてキレキレでした。今、キックボクシングに転向しても充分に通用するレベルです」と太鼓判を押す。
与座は「今回の撮影で、横浜さんからたくさんのパワーとモチベーションを貰いました。フィールドは違いますが、自分も早く横浜さんに追いつき追い越せるように日々精進して、いつかはかならず世界一の座を掴み取りたい。それを横浜さんに報告したい」と宣言した。
唯一無二の一撃を持つ『令和時代の若きサムライ』与座優貴、現在の戦績 9戦8勝1敗(3KO)。
前戦では世界最大のキックボクシングプロモーション『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た強敵 久保政哉選手と対戦し、勝利を収めた。
与座は「前回の試合は(コロナ禍で)9ヶ月も間隔が空いた事もあり、終始空回りしてしまった試合となりました。しかし、上手くいかない中でも、強豪相手に確実に勝利を掴み取れた事は、今後のキャリアにおいて、大きな自信となりました。その反省を踏まえ、次戦では、野性味溢れるファイトで、階級上の王者を薙ぎ倒したいと思います」と力強く語った。
来たる12月27日開催の『CHAMPIONS CARNIVAL』(チケット SOLDOUT)にて10戦目であるVS喜入衆戦を控える。ベテラン強豪の喜入選手のテクニックを驚異の蹴撃でどう仕留めるか見ものである。
『CHAMPIONS CARNIVAL』ポスター(※提供写真) 画像 7/8
来年は初のタイトルマッチの話も浮上しているだけに、何としても勝利で2020年を締めくくってほしいものだ。
プロキックボクサー与座優貴の険しくて“長い世界一への道のり”ははじまったばかり。“令和時代の若きサムライ” に熱い視線を注いで見守ろうではないか。
■プロキックボクサー 与座優貴 プロフィール■
●生年月日/1997.12.20●出身地/茨城県土浦
●身長/170cm ●体重/63.5kg
●所属ジム/橋本道場
●血液型/A型 ●星座/射手座
●座右の名/初志貫徹 ●夢/世界チャンピオン
●悩み/毎日決まった練習時間が確立できない事
●リスペクトする人/俳優 横浜流星さん、格闘家
安保瑠輝也さん ●好物/焼肉・ステーキ肉全般、
モンスターエナジー アブソリュートゼロ(エナジードリンク)●苦手な物/コーヒー
【SNS】
Twitter@yu_osu
Instagram@yukiworld1220