名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48の荒井優希が、東京女子プロレスに本格参戦することを発表し、14日都内にて記者会見が行われた。
荒井はSKE48のドラフト1期生で2014年2月にお披露目された。シングル表題曲の選抜メンバーとしても活躍する一方で、6期生の青木詩織と「おしゆき」コンビを結成。フォロワー70万人を抱えるTikTokや、YouTubeで人気を博している。
また、荒井は白熱のプロレスシーンが注目を集めた連続ドラマ「豆腐プロレス」(テレビ朝日系列)のリアルイベント「豆腐プロレスThe REAL 2018 WIP QUEENDOM in 愛知県体育館」に“バブリー荒井”のリングネームで出場。2018年10月には、東京・後楽園ホールにて開催された「DDT LIVE! マジ卍 後楽園ホールスペシャル!!」に出場した経験を持つ。
会見で荒井は松井珠理奈プロデュースのパーカーを羽織って登場。今回オファーに至った経緯について株式会社CyberFight(サイバーファイト)の高木三四郎表取締役社長は、「以前、荒井さん『豆腐プロレス』に参戦していることは知っていて、そのとき“踵落とし”を披露したんです。ものすごい華があって、リング映えする方だなと思い、本格的に女子プロレスを始めたらら凄い逸材になるのではと思っておりました」と説明。以降、2年近くの期間を得て本人からの許諾も得たという高木氏は、「非常に嬉しく思います。女子プロレス会は非常に盛り上がってきているので、一際目立つ存在になってもらいたい。大いに盛り上げていただきたいと思っております」と期待を込めた。
今回熱烈なオファーを受けた荒井は、「前回DDTさんの試合に参戦させていただいたときに、観に来てくださったファンの皆さんの優しさを感じたことも決め手になりました。普段からアイドルとしての私を応援してくれるファンの方々も優しい方ばかりなので、私が決めたことならついて来てくれるんじゃないかなってみなさんを信じる気持ちもあって、あまり迷うことなく即決で決めました」とコメント。続けて、「中学生でSKE48に入って7年経つんですけど、ライブや握手会などいろんなお仕事をさせていただく中で、ファンの方にもう一つ楽しんでもらえるようなことができたらと、強い気持ちで決めたことなので、たくさん応援していただけるようなプロレスラーになれるように、ままだまだ未熟ですが、もっともっと技を磨いていきたいと思います」と意気込んだ。
また、トレーニングパートナーを務める山下実優選手は、「身体能力やポテンシャルの高さを感じておりますし、飲み込みも早いです。練習の際に前に習った動作が上達していて、見えないところでやってる彼女の真面目さだったり、プロレスに対して真剣に考えている気持ちは感じております。まだまだできることは多くはないので、後楽園ホールのデビュー戦では強い気持ちをファンの皆さんに強い気持ちを見せてもらいたいという期待はあります」とポテンシャルを評価した。
今後のスケジュールであるが、荒井は4月17日に東京・後楽園ホールで行われる「Still Incomplete」に来場し、リング上で挨拶を行う。また、デビュー戦は同会場にて5月4日に実施。入場曲、コスチュームなどは準備中とのことだ。