新型コロナウイルスの影響により、【stay home】が推奨されていますが、皆さんは自宅での時間をどのように過ごされていますか?
自宅で家族や子供達とのんびり過ごす時間や、一人でゆっくりする時間、それぞれの環境の中で多くの人たちが今この時期を頑張って乗り越えていらっしゃると思います。
そんな『おうち時間』を有効活用して、今できることや私が取り組んでいる美容法・健康法をお伝えしていきます!
今回は「自宅でできる免疫力アップトレーニング」についてお伝えしたいと思います。
自粛で家にいる時間が増えることで、運動不足になりがちですよね。そもそもこの新型コロナウイルスに打ち勝つためには、自身の免疫力を高めることも重要と考えられています。感染しないことが一番ですが、万が一感染してしまっても、免疫力を高めていることで重症化リスクを少しでも低減できるはず。免疫力を高めるためには、睡眠・栄養、そして適度な運動です!
よく「トレーニングをやると免疫力が下がる」とか、「風邪を引きやすくなる」というお話を聞きますが、その理由をまずはご説明しましょう。
トレーニング後に一時的に免疫力が低下するのには、免疫機能の主役ともいえる血液中の白血球が「ダメージを受けた各組織に集まるため」です。トレーニングが免疫力を低下させるのではなく、アスリートのような激しいトレーニングを行うことで免疫力を低下させるのです。
●適度な運動→免疫力向上
●過度な運動→免疫力低下
事実、一般的に適度な運動であれば「血液中の白血球が増えて免疫力が高まる」ことが確認されています。また過度な運動により低下した免疫力が元に戻るまでには、時間が必要です。激しい運動によって低下した免疫機能は、運動後約2時間で最低値まで低下し、約24時間後に元のレベルに戻るというデータがあります。免疫力が低下しているということは「細菌やウイルスに対して無防備な状態」であるということなので、「風邪を引きやすい」といったことにつながるのです。また運動後の体温上昇により、熱っぽく怠さを感じたり風邪のような症状を感じてしまうのも理由にあげられます。このような症状は確かに風邪との見極めは難しいのですが、トレーニングをした日の夜に起こる発熱や体の怠さに関しては、風邪(ウイルスの感染)とは全くの別物ですので過度な心配はいりません。
そして過度な運動(オーバートレーニング)が続くと、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が高くなります。コルチゾールには「血液中の白血球を減らして免疫力を落とす」という作用があるため、結果として風邪を引きやすくなります。
上記のことをふまえて、とにかく過度なトレーニングによっての一時的な免疫力低下はみられても、適度な運動には免疫力を高める効果がありますので、皆さんには普段から私が行なっているトレーニングの中から“簡単に免疫力アップ”につながるトレーニングをご紹介します。
①背筋と股関節の運動
息を止めずに大きく動かしていくことで、リンパや血流を促進させ、バランスを保つために体幹も鍛えられます。
②肩甲骨ほぐし
上半身の要でもある肩甲骨。 息をしながら、肩甲骨を大きく回していくことで上半身の代謝をあげていけます。 これをすることで、首や肩の凝り解消に加えて、顔への血流も促されるので、くすみやたるみにも効果があります。
③自重スクワット
腿やヒップといった下半身の大きな筋肉を動かしていくことで全身の代謝をしっかり上げていくことができます。 腿は内側と裏側に効いていることを意識して! 息を止めずにお腹は緩めずグッと力を入れ続けることが重要です。
自宅で簡単にできる免疫力アップトレーニング、ぜひ試してみてくださいね。
■プロフィール
那口 絵理(なぐち えり)
1980年3月4日生まれ(40歳)
*美容コンディショニングトレーナー/JEM認定講師
*広尾・銀座・町田のエステティックサロン「Les Anges レザンジュ」、パーソナルダイエットシステムを提供するトレーニングジム「SANDS サンズ」を運営するミラックス社の社長
20歳の頃よりエステティシャンとしてのキャリアを開始。
2016年、2017年にはミス・ユニバース・ジャパンの講師を務める。
自身の経験も踏まえ「結果にこだわる」をテーマに、幅広い女性層の美容と健康をサポート。
高校生時代、ファッション誌のレギュラーモデルを務めていたこともあり、ファッションにも抜かりがない。
現在、2児の母だが、家庭・仕事共に充実した”リア充中年女性”を目指す。
https://www.instagram.com/eri_naguchi/
https://twitter.com/eri_naguchi
■エステティックサロン「Les Anges レザンジュ」
■トレーニングジム「SANDS サンズ」