主演:深川麻衣、熊澤尚人監督オリジナル脚本で描く感動作、『おもいで写眞』が、いよいよ1月29日(金)に全国公開を迎えた。
本作は、熊澤尚人監督が「人が生きる豊かさと年を重ねる美しさ」を繊細に紡ぎ執筆した小説「おもいで写眞」 (幻冬舎文庫)の映画化となる。主演は、『パンとバスと2度目のハツコイ』で、第10回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を受賞し、その後も『愛がなんだ』『空母いぶき』など話題作への出演が続く深川麻衣。嘘にまつわる切ない記憶から、不器用なほど真っすぐに生きてきた結子を、透明感あふれる強い眼差しで演じた。さらに、高良健吾、香里奈、井浦新ら実力派に、吉行和子、古谷一行と日本映画の歴史を作ってきた名優たちが、物語に自身の歩んできた道のりの深みを与えた。監督は、『おと・な・り』『君に届け』『ユリゴコロ』などの熊澤尚人。人間の心の機微をすくい取り高く評価されてきた手腕で、今の時代にこそ必要な、世代を超えた人と人との触れ合いをオリジナル脚本で描く。
深川麻衣 高良健吾(※提供写真『おもいで写眞』初日舞台挨拶) 画像 2/4
さらに主題歌には、注目の実力派アーティスト、安田レイの「amber」。〈おもいで写真〉を通じてお年寄りたちの日々を次第に輝かせていくという希望の物語を力強い歌声で支える。また、本作は、深川麻衣らが所属する芸能プロダクション・株式会社テンカラットの設立25周年企画となる。数々の俳優、女優を輩出し映画に寄り添ってきたテンカラットが、設立25周年となる節目に、先輩たちからの学びや、自身の振り返り、そして成長というメッセージを込め、熊澤尚人監督とタッグを組み、制作を企画した。
この度、本作の公開を記念して、初日舞台挨拶を実施した。主演の深川麻衣をはじめ、高良健吾、香里奈、そして熊澤尚人監督が登壇。
初日を迎えた今の気持ちを聞かれた深川は「やっとこの日を迎える事ができて感無量です。皆さんのもとに届ける事ができて幸せに思います」とコメント、事務所の25周年記念作品の主演を演じた感想を聞かれると「主演という大役を任せて頂いて凄く嬉しかったのですが、素晴らしい先輩が沢山いらっしゃる中で、自分でいいのかな、というプレッシャーや不安もありましたが、高良さん香里奈さん井浦新さんという頼もしい先輩が近くで見守ってくれていて、その中でお芝居をさせて頂くのは自分にとって幸せで贅沢で豊かな時間でした。20代最後の作品でもあるので10年後でも今の自分を鮮明に思い出せる特別な作品になったと思います」と気持ちを語った。
香里奈 深川麻衣 (※提供写真『おもいで写眞』初日舞台挨拶) 画像 3/4
深川の話を聞いた監督は「現場で3人をみていたら本当の家族みたいだなと感じました。高良くんは(深川さんを)暖かく見守ってアシストしていたり、香里奈さんは良いお姉さんとしてアドバイスしたり、家族みたいな暖かいチームだなと思いました」と現場でのエピソードを語った。高良は本作について「所属事務所が映画を作る事に驚きましたし、オリジナル脚本で作ることも攻めているなとも思いました。事務所の先輩方やみんなで映画に入っていけるのが嬉しかったです」と喜びを語り、香里奈は「25周年の節目の作品に参加させて頂いて心から嬉しいです。(所属して)18年目になるのですが参加させて頂くことで今後も頑張っていこうと思いますし、事務所のスタッフさんに支えられ、自分にとって居心地の良い事務所なので参加させて頂き素直に嬉しかったです」と感謝を語った。
そして、イベントでは少し早い節分の豆まきコーナーを実施!節分にちなみ、招きたい福は何かと聞かれた深川は「じゃんけんに強くなれる福が欲しい」と語り、早速高良とじゃんけんし見事勝利!その勢いで香里奈とのじゃんけんでも勝利し、「もう福が来てるじゃん!」と突っ込まれ会場を沸かせた。そして、高良は「ずっと考えていたんですけど、中々思いつかなくて」と考えながら「宝くじが当たってほしいってみんなに言ったら『つまんない』と言われて(笑)。宝くじのCMをやりたいかな」と回答。
香里奈 深川麻衣 高良健吾 熊澤尚人監督(※提供写真『おもいで写眞』初日舞台挨拶) 画像 4/4
そして、香里奈は「去年に2回チャレンジして抽選に外れた〈PlayStation5〉の抽選にあたりたい」と答え、その回答に対し、高良は「香里奈さんの凄いところは、芸能人パワーを使って手に入れようとしないところですね」と香里奈の庶民的な部分を絶賛した。そして監督は「この映画を見て皆さんに笑顔になってもらいたい」と語り、映画の大ヒットとそれぞれの福を願いながら豆まきを行った。
最後に高良は「この作品の好きな所は、脚本を読んだ時も、映画を見終わった時も結子という主人公が自分の価値観を押し付けていたが、次第に人の価値観を大切にできるようになっていく成長を描いた物語で、この映画を見た人がその人らしさを大切にする事に気付いてもらえたらこの映画の意味があるのかなと思います」と作品に対する熱い思いを語った。そして、深川は「この作品は自分の大切な物や場所や人などに、気づかせてくれる作品になっていると思いますし、この映画をきっかけに写真を気軽に撮ろうかなと思ってもらえると嬉しいです。大変な状況禍ですがこんな時期だからこそ見て頂きたい作品です」と笑顔で語り、イベントは終了した。