2021.11.21 公開
伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>

伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 1/9

11月21日、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第13回TAMA映画賞」の授賞式が東京・府中の森芸術劇場どりーむホールにて行われた。

TAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力あふれる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。


伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 2/9 伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 3/9 伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 4/9
【本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰】する「最優秀新進女優賞」を授賞した伊藤万理華。当映画祭では、「『サマーフィルムにのって』において、表情がクルクル変化するかと思えば女子高生のダルさを醸し出し、極めつけはキレキレの殺陣で潔さを表した。我武者羅に役に入り込む伊藤万理華ならではの情熱で、今後どんな表現をするのか楽しみでならない。」と称された。

伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 5/9 伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 6/9
伊藤は「このような素晴らしい賞をいただけて本当に感動しております。ありがとうございます」と登壇したステージで挨拶した。主演作である「サマーフィルムにのって」(2021年8月6日公開)はコロナの影響による撮影中断を乗り越えて公開された。撮影を振り返って伊藤は、「私が演じた役は学生だけど映画監督を目指していて、実際に劇中で『武士の青春』という作品をなんとか撮り切ろうとしています。私自身もそうした役に携わることは初めてだったのですが、コロナ禍もあって、私にとっての『武士の青春』は、伊藤万理華にとっての『サマーフィルム』だったので、自分を投影しながらとにかく撮り切ろうという気持ちで頑張りました」とコメントした。

伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 7/9 伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>左から金子大地、伊藤万理華、松本壮史監督(C)WWSチャンネル編集部  画像 8/9伊藤万理華が「最優秀新進女優賞」を授賞 今後は「映画を未来に繋げていけるような役者になりたい」<第13回TAMA映画賞>伊藤万理華(C)WWSチャンネル編集部  画像 9/9


また、事前アンケートでMCから今後挑戦したい映画の役柄について、「年齢の振り幅が大きな役」と掲げたことについて聞かれると、「あまり年齢にこだわらず、見た目にとらわれず、いろんな振り幅で、小学生からおばあちゃんまで演じられるようなことができたらいいなと思っています」と理由とともに、将来の展望を明かした。

最後に伊藤は、「私はちょうど10年前、15歳のときにこの世界に入りました。15歳のときに初めて映像作品に出たときに、『私はこれから映画に関わっていくんだろうな』ってときめいた感覚があって、その10年後にこうして賞をいただけたことがすごく嬉しいです。これからも映画を未来に繋げていけるような役者として頑張っていきたいです」と抱負を語った。

【「第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM」・受賞作品及び受賞者一覧】
●最優秀作品賞(本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰)
『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『あのこは貴族』(岨手由貴子監督、及びスタッフ・キャスト一同)

●特別賞(映画ファンを魅了した事象に対し表彰)
土井裕泰監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同 (『花束みたいな恋をした』)
横浜聡子監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『いとみち』)

●最優秀男優賞(本年度最も心に残った男優を表彰)
役所広司 (『すばらしき世界』『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』『竜とそばかすの姫』)
菅田将暉 (『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』)

●最優秀女優賞(本年度最も心に残った女優を表彰)
尾野真千子 (『茜色に焼かれる』『明日の食卓』『ヤクザと家族The Family』『心の傷を癒すということ 劇場版』)
有村架純 (『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ほか)

●最優秀新進監督賞(本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰)
藤元明緒監督 (『海辺の彼女たち』)
松本壮史監督 (『サマーフィルムにのって』『青葉家のテーブル』)

●最優秀新進男優賞(本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰)
藤原季節 (『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』)
金子大地 (『サマーフィルムにのって』『猿楽町で会いましょう』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』ほか)

●最優秀新進女優賞(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)
三浦透子 (『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』)
伊藤万理華 (『サマーフィルムにのって』『息をするように』)

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事