2021.11.21 公開
有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>

有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 1/14

11月21日、国内映画賞のトップバッターとして注目を集める「第13回TAMA映画賞」の授賞式が東京・府中の森芸術劇場どりーむホールにて行われた。

TAMA映画賞は、2009年にスタートし、前年10月から当年9月に一般劇場で公開される作品及び監督・キャスト・スタッフを対象に、市民ボランティアの実行委員が選考。「明日への元気を与えてくれる・夢をみせてくれる活力あふれる<いきのいい>作品・監督・俳優」を、映画ファンの立場から感謝をこめて表彰するもの。

有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 2/14 有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 3/14 有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 4/14 有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 5/14

【本年度最も心に残った女優を表彰】する「最優秀女優賞」を授賞した有村架純。当映画祭では、「『花束みたいな恋をした』において、生活のなかにある会話や沈黙、表情、仕草を細やかに表現し、「八谷絹」という一人の女性に命を吹き込んだ。役柄への深い洞察に基づいた体温を感じさせるような演技は、観客を物語に惹きこむ大きな原動力となった。」と称された。

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紺色のスエードのセットアップ姿で登壇した有村は、「今日この場に立てた喜びと、『花束みたいな恋をした』がもたらしてくれた幸運を今噛み締めています。キャスト、スタッフ、土井裕泰監督、みんながいてくれたから今日を迎えられているのだと心から感謝しております」とあいさつを述べた。

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また、MCより今後取り組みたい役柄について「30代に向けてビジョンがある」とコメントした理由について問われると、「漠然としたものなのですが、演じる役の幅を増やしたいと思っていて、自分の身近にいる先輩方の背中を見続けているので、その方々に追いつけるように、しっかりと歩いていきたいと考えています」と明かした。

有村架純が描く30代のビジョンについて「演じる役の幅を増やしたい」<第13回TAMA映画賞>有村架純(C)WWSチャンネル編集部  画像 14/14


最後に有村は、「これからも自分にできることを考えながら、作品を愛して、現場を愛して、出会う方々を愛して、まごころをもって誠実に向き合い続けていけたらなと思います。現場がすごく大好きなので、その時間を大切に、自分の中にしまいながら邁進していきたいと思います」と語った。

【「第31回映画祭TAMA CINEMA FORUM」・受賞作品及び受賞者一覧】
●最優秀作品賞(本年度最も活力溢れる作品の監督及びスタッフ・キャストに対し表彰)
『ドライブ・マイ・カー』(濱口竜介監督、及びスタッフ・キャスト一同)
『あのこは貴族』(岨手由貴子監督、及びスタッフ・キャスト一同)

●特別賞(映画ファンを魅了した事象に対し表彰)
土井裕泰監督・坂元裕二氏、及びスタッフ・キャスト一同 (『花束みたいな恋をした』)
横浜聡子監督、及びスタッフ・キャスト一同 (『いとみち』)

●最優秀男優賞(本年度最も心に残った男優を表彰)
役所広司 (『すばらしき世界』『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』『竜とそばかすの姫』)
菅田将暉 (『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』『浅田家!』)

●最優秀女優賞(本年度最も心に残った女優を表彰)
尾野真千子 (『茜色に焼かれる』『明日の食卓』『ヤクザと家族The Family』『心の傷を癒すということ 劇場版』)
有村架純 (『花束みたいな恋をした』『映画 太陽の子』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ほか)

●最優秀新進監督賞(本年度最も飛躍した監督、もしくは顕著な活躍をした新人監督を表彰)
藤元明緒監督 (『海辺の彼女たち』)
松本壮史監督 (『サマーフィルムにのって』『青葉家のテーブル』)

●最優秀新進男優賞(本年度最も飛躍した男優、もしくは顕著な活躍をした新人男優を表彰)
藤原季節 (『のさりの島』『佐々木、イン、マイマイン』『空白』『くれなずめ』『明日の食卓』)
金子大地 (『サマーフィルムにのって』『猿楽町で会いましょう』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』ほか)

●最優秀新進女優賞(本年度最も飛躍した女優、もしくは顕著な活躍をした新人女優を表彰)
三浦透子 (『ドライブ・マイ・カー』『椿の庭』『おらおらでひとりいぐも』『アイヌモシリ』)
伊藤万理華 (『サマーフィルムにのって』『息をするように』)

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