2021.07.19 公開
7月19日、東京都の小池百合子知事が東京スポーツスクエアの視察、および、「Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION」のオープニングセレモニーに出席した。
「Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION」は、東京および日本全国が誇る伝統工芸や技術、特産品、豊かな食の世界などあらゆる産業をブース毎に紹介。全国各地の自治体と連携し、国内外へ向けてPRを行う。
小池百合子東京都知事(C)WWSチャンネル編集部 画像 2/5
オープニングセレモニーではゲストの冨永愛とトークショーに参加。小池知事は「東京には伝統、革新を兼ね備えた企業・産業がたくさんあります。江戸の流れを汲む100年以上続く会社が300社以上。匠の技と共に紡がれてきた歴史が東京に深みを加えていることを世界の方々へ発信していきたいと考えております」と挨拶を述べた。
また冨永は伝統工芸・文化に対する考え方について、「海外に行き始めた頃に日本の伝統文化について海外の方達に質問されることが多く、当時はまだ若かったので答えられない自分がいました。その時に恥ずかしさを覚え、日本人として日本のことをより知らなければならないと思い、一番最初にやったことは着物の着付けでした。そこから着物が好きになり、器であったりより広く日本の文化、工芸を知りたいと思うようになりました」とエピソードを交えながら語った。
また、「日本の技術は海外ブランドでよく使われているんです。日本の技術、伝統文化は海外の人たちの心に響いているのを肌で感じております。まだまだ私の知らないことがたくさんありますが、こういった機会にみなさんにもより広く知ってもらうにはいい機会ではなないかと思います」と続けた。
小池百合子東京都知事(C)WWSチャンネル編集部 画像 4/5 冨永愛(C)WWSチャンネル編集部 画像 5/5
また、アフターコロナを見越した観光事業への取り組みについて、小池知事は「ここから(各自治体の魅力を)世界に向けて発信していきたい。なかなか厳しい状況ではありますが、ロンドン大会(2012年)では大会後に観光客が増えたことがあり、結びつけて考えていきたい」と述べ、合わせて、東京の自然や食文化についてもパリよりもミシュランの数が多いなどアピール。また本イベントを通して「コロナ渦で制約はございますが、それを乗り越えてこの場を拠点に世界へ発信していきたい考えております。伝統と革新、これが日本、そして東京の力であると伝えていきたい」とメッセージを込めた。
また冨永も「日本全国を一挙に旅ができるイベントが開催されるということで、実際に足を運んでいただいても、オンラインでも、より多くの人に訪れてもらえたら」と思いを述べた。
「Tokyo Tokyo ALL JAPAN COLLECTION」は7月19日から9月5日まで開催される。
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