NMB48メンバーとして活躍中の安部若菜のデビュー小説「アイドル失格」(KADOKAWA刊)。
この小説を実写化したドラマがBS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)にて、いよいよ1月13日(土)より放送がスタートした。
「アイドル」×「オタク」という、出会ってはいけない二人の禁断の恋と成長を描く青春ストーリー。
初回放送に先駆けて、放送開始前日となる1月12日(金)に、主演の山本望叶(NMB48)、小林亮太、川上千尋(NMB48)、上西怜(NMB48)、泉綾乃(NMB48)、更に原作者の安部若菜(NMB48)が登壇するイベント『「アイドル失格」初回放送前夜!完成披露試写会』を実施した。
ドラマ第1話の上映後、本作に登場するアイドルグループ<テトラ>がファンの前で主題歌と挿入歌をサプライズ初披露!
更にトークパートでは、ドラマの撮影中のエピソードや撮影裏話など、いち早くドラマの見どころを紹介した。
翌日1月13日(土)の放送を控える中、神楽座にてドラマの放送を心待ちにしている満員の観客の前にサプライズで劇中に登場する人気アイドルグループ「テトラ」扮する山本望叶、川上千尋、上西怜、泉綾乃による歌唱パフォーマンスからイベントはスタート。
原作者でもあるNMB48 安部若菜が作詞を担当した本作の主題歌「青春テトラポット」と挿入歌の「おとめのアイス」の2曲を、爽やかな曲調の中、ポップなダンスを笑顔満点で披露すると、会場中が掛け声や拍手など熱狂の渦に包まれた。
イベント冒頭から観客の心をわしづかみにし、会場の熱気が高まったところに、改めて大きな拍手で迎えられた主演の山本望叶、小林亮太、川上千尋、上西怜、泉綾乃、そして原作者の安部若菜。
アイドルグループ「テトラ」のセンター小野寺実々花(おのでら・みみか)を演じる山本望叶は「こうして無事に第一話をお届けできて、とても嬉しいです。最終話まで一緒に盛り上げて頂けたら嬉しいです。」と喜びを語った。
実々花にガチ恋するオタク・吉野ケイタ(よしの・けいた)を演じる小林亮太は、「僕は、撮影の時ぶりに「青春テトラポット」と「おとめのアイス」を見させてもらって、グッとくるものがあるなと思いました。皆さんにも目に焼き付けて頂いていたら嬉しいです。今日は宜しくお願い致します」と挨拶。
「テトラ」のメンバーで、実々花のライバル的存在の一ノ瀬萌(いちのせ・もえ)を演じた川上千尋はファンの声援に応え「温かいご声援、本当に有難うございます!本日は、よろしくお願いします。」と笑顔で話した。
「テトラ 」のムードメーカー空野あかり(そらの・あかり)を演じた上西怜は「「青春テトラポット」と「おとめのアイス」と2曲、初めて披露しましたが、どうでしたか? わかぽん(安部若菜)の作詞した楽曲と併せて、ドラマも一緒に楽しんでいただけたらと思います。今日は宜しくお願い致します。」と挨拶。
「テトラ」のリーダー川嶋サヤ(かわしま・さや)を演た泉綾乃は「短い時間ではありますが、皆さんを作品に引き込めるようたくさんお話させて頂きたいと思います。」とは役柄同様、しっかりとコメント。
本作の原作者・安部若菜は自身の作品がドラマ化したことに対して「原作者の安部若菜です(笑)。『先生』と呼び慣れてないのですが、自分が書いた作品がドラマになり放送を迎えることが出来てとても嬉しいです。本日は宜しくお願い致します。」と喜びを噛みしめ挨拶をした。
MCからの質問パートでは、本作がドラマ初主演である山本は主演という初めての大役で、印象に残っているシーンやセリフと共に実々花を演じてみての感想を訊かれ、「ほとんど演技の経験もなかったので、その中でも主演はプレッシャーでしたが、凄く楽しく演じさせていただきまして、自分の人生にとって大きな出来事だと思います。印象に残っているシーンは全部です(笑)。でも、トイレの中で過呼吸になっているシーンは、普段の私はあそこまでなることがないので、リアルさを出すのがとても難しかったです。」と語った。
アイドルにガチ恋するオタクでありながら夢や目標が見付からず、冴えない日々を送る大学生ケイタを演じた小林は、本作への出演やご自身の役柄を演じての苦労と注力したポイントを訊かれ「誰かを応援するって、こんな一喜一憂するんだと思いました。色々な気持ちになるなと思って、例えば、自分の推している人が波に乗ったら絶対に嬉しいと思うだろうし、逆だったら不安になると思います。でも、この気持ちをすべて、ぶつけるわけにはいかないと思うと、僕を応援してくれているファンの皆様も、自分に言葉をかけるときに悩んでくれているんだろうなと思いました。少しでも近づけたような気がして、嬉しかったです。本当に皆さまに感謝しております」と自身のファンへの感謝を添えて、役について話した。
「テトラ」というアイドルグループに所属する役の中で、演じる上で気を付けたことや撮影現場で印象的だったことを訊かれた川上は「普段アイドルをしていたら、内に秘めている気持ちとか、人に言えない気持ちが芽生えてくることもありますが、萌はそれを言ってしまう性格で、メンバーの中で爆弾を投下するキャラクターなので、共感する部分もありつつ、その内に秘めている気持ちをどう台詞として伝えるかという点は、とても難しかったのですが、監督やスタッフの方の皆さんと一緒に作っていきました。」と語った。
演じる上で頑張った点と、現場での雰囲気を訊かれた上西は、「あかりとしては、とにかく元気に、あかるく!『あかり』にかけました(笑)。ドラマの中では暗い部分もありますが、少しでもテトラのメンバーが出ているときは笑ってほしいと頑張って演じました。休憩時間は、作品の小物でスマホを持っていたんですが、その大事な小道具のスマホで、変な写真を撮るのを頑張っていました。でも次の日、そのスマホをみたらその写真は消えていました(笑)」と貴重なエピソードを披露。
「テトラ」のリーダーを演じる中で、自身と似ている部分や正反対な部分と、演じる上で注力した点を訊かれた泉は「正直、私と似ていなくて、私はぽやぽやしている部分があり、リーダーもしたことなく、誰かを引っ張ることもしたことなかったので…役作りに苦戦しました。でもNMB48のキャプテンを観察したりして、引っ張っていく姿勢を学びました。」と自身もアイドルであるからこその感想を述べた。
自身の書いた本を同じグループメンバーが演じてどうたったか、現場にも見学に行った際のメンバーの演技について訊かれた安部は、「正直、自分が出ているわけでもないのに、すごく緊張してなかなか観ることができず、今日ようやく観たんですが・・・この4人が世界中の誰よりも最高のテトラだなと感じましたし、テトラが世界一のアイドルだと思いました。私は(テトラ)箱推しです!現場にいった時は、私の書いた歌詞を皆が歌って踊っていることが不思議な感覚でとても嬉しかったです。」と喜びの表情を浮かべた。
最後の挨拶では、「明日からドラマ「アイドル失格」の放送がはじまりますが、私も皆さんと一緒に放送を楽しみにしておりますし、ドラマを観た後は原作の小説の方も手に取っていただき、たくさん「アイドル失格」の世界を皆さんに楽しんでいただけたら幸いです。」と安部がコメント。
「この「アイドル失格」というドラマに出演させて頂けることが本当に嬉しいです。ここにいる皆さんだけではなく世界中の皆さんをアイドル失格ファンにできるようにこれからも頑張っていきます」と泉。
「明日から放送ということで、私も初めてのドラマ出演なので皆さんに観ていただくのがすごくドキドキなのですが、ぜひ最初から最後まで楽しんで頂けたら嬉しいです」と上西。
「わかぽんが書いた小説「アイドル失格」なんですが、ケイタとこのテトラ4人全員がかき乱すドラマの世界感を、ぜひ堪能して頂けたら嬉しいなと思います。」と川上。
「この作品は今舞台上にいる6人だけではなくて、支えてくださったスタッフの皆さんや、エキストラにご参加いただいた皆さんの熱や愛がたくさん詰まった作品だと思います。ぜひお知り合いやお友達にも勧めて頂けたら嬉しいです」と小林。
そして最後に、「こうして共演者の皆様、スタッフの皆様、エキストラに参加してくださった皆様と作り上げたものが、形になって本当にすごく嬉しいです。皆さんもし宜しければドラマの感想をSNSでつぶやいていただけたら嬉しいです。本日は有難うございました!」と主演の山本が熱のこもった挨拶で締めくくった。
客席からは大きな拍手が湧き、初回放送前夜に相応しい大盛り上がりのイベントとなった。