3月31日に結成15周年の節目を迎えた女王蜂の
2冊目の書籍『qb 図鑑Ⅱ』のお渡し会が、
4月7日(日)に、東京・タワーレコード渋谷店にて行なわれた。
晴天に恵まれ、春の温かさを感じる桜日和に
開催されたお渡し会には、約900人のファンが集まった。
第一部は、メンバー全員のサインとファンの方のお名前を
アヴちゃんが書き入れるという、貴重な特典会。
やしちゃんが、本を開いてアヴちゃんが名前を書き入れ、
ひばりくんがファンの方に手渡しするという、
3人のチームワークが発揮される共同作業。
ファンの皆さんは、『01』の真っ白な衣裳を身にまとった
女王蜂のメンバーを前にして息を呑みながら、
名前を書くアヴちゃんの手元をじっと見つめていた。
そして、本を渡されて、メンバーと目を合わせると、
感極まって涙するファンの方も多く、女王蜂に対する
熱い気持ちをメンバーも感じていたようだった。
第二部、第三部は、メンバーからファンへ本のお渡し会。
短い時間ながら『15周年おめでとうございます』や、
『大好きです』、『次のライヴ楽しみにしています』など、
それぞれ思いを伝えてくださる方も多かった。
メンバー3人とも、そんなファンをほほえみながら見つめ、
一人ひとりにありがとうと気持ちを伝えていた。
イベント終了後、ファンの方と対面した感想や、
『qb 図鑑Ⅱ』について、アヴちゃんに答えてもらった。
Qお渡し会を終えた感想は?
「とても楽しかったし、こうやってお渡しできたことを
すごく嬉しく思います。女王蜂が結成15周年を迎え、
最初のライヴをニューヨークで行なったので、
『15周年おめでとう』という言葉を日本語で伝えていただく
機会となって、とても嬉しかったです。
改めて、15周年が始まったということを感じられました」
Q4月13日には、大阪でのお渡し会がありますね。
「大阪も東京とは違う衣裳を考えているので、
楽しみにしていてほしいです。
関西弁のイントネーションでありがとうって言うかもしれません」
Q『qb 図鑑』から5年が経ち、2冊目を刊行したわけですが、改めてこの5年間をどう感じますか?
「本当にあっという間だったと思います。
やっぱりこの5年の間、いろんなことが起きて、
それをこうやって書籍に閉じ込め、見てもらう
かたちにできたことが嬉しいです。ライヴはもちろん
私達の作品は、かたちではなく、人の記憶のなかに残るので。
こうやって本にして、かたちに残せたことが嬉しいなと思います。
そして、様々なご縁があって、バンドとしてまた
5年間生き延びることができたことは本当に嬉しいです」
Q『qb 図鑑Ⅱ』の中で、アヴちゃんが見どころだと思うページはどこですか?
「本の最後に、自分に宛てた手紙を載せているんですが、
そこだけは、直視できないんです。私はこの『qb図鑑Ⅱ』
を何度も読み返すと思うけど、このページだけは読まない
でおこうと思っているので、ここはぜひ、皆さんに読んでいただきたいです」
Q今回、漫画家のはらださん、BE:FIRSTのRYUHEIさん、
龍宮城の皆さんにもインタビューでご登場頂いていますが、
皆さんの言葉を読んで、どう感じましたか?
「皆さんが女王蜂のことを好きだとおっしゃってくださることが、
本当に嬉しいです。そして、ただ好きでいてくださる
というよりも、かっこいいと思ってくださっていて。
私達も女王蜂ってかっこいいんだなって、改めて感じました。
本当にインタビューに答えてくださってありがとうございます」
Qこれから本を読む方へ一言お願いします。
「『読んだら熱出るで』です。『熱出るで、こりゃ』
って思ってもらえたら嬉しいです」
Q女王蜂は今年15周年ですが、今の心境と、
15周年を祝ってくださるファンの方へ言葉をいただけますと幸いです。
「15周年がこんなに濃厚で、あっという間だと思っていなくて。
15年続けたものが私の人生には女王蜂しかないので、
何よりも、長く続けたということがこの周年でわかって、
嬉しいです。ここがピークではなく、まだまだ広がるものを
持っているので、そこを予見していただけたらなと思います。
女王蜂って、ミステリアスだと思いますし、
私自身がその理由を突き止められていないからこそ、
これからも続いていくんだろうなと思います。
でも、今までの、全作品、全言葉、全てのものを
見て思うけど、ずっとコレ(とあるしぐさをしながら)だよね?
それは、これからも変わらないと思います」