2021年9月4日、さいたまスーパーアリーナにて『第33回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2021 AUTUMN/WINTER』が開催された。コロナ禍という状況のためオンラインでの配信だったが、SNSでもトレンドに上がるなど全国で盛り上がりをみせた。
今回の全体のテーマは『アタラシイTGC』。
すべての人が同時に熱狂でき、多様に楽しめる世界を作り上げる未来への挑戦が伺える。
日本だけではなく世界へということで、国際輸送サービスを手掛ける『DHL』とグローバルファッションECサイトの『FASBEE』が協同。東京ガールズコレクションの『DHL STAGE』上で紹介される商品を海外でも購入できるようになった。
そんな日本のアパレル業界の海外進出への後押しをしている『DHL』の協賛ステージに出演した、よしあき&ミチとロイが報道陣の囲み取材に応じた。
まず登場したのは、SNS総フォロワー数200万人以上を誇り、Z世代のファッションアイコンとして『よしミチ』の愛称で人気の姉弟よしあき&ミチだ。
前日に2時間半身浴をして臨んだというミチと、前日も普段通りごはんもしっかりと食べてきたというよしあき。
自分たちらしく楽しめた今回のステージのテーマでもある、サスティナブルやジェンダーレス、ボーダーレスについて語った。
「1人1人が意識を持ってやっていくことが大切だと思っています。」「できることはやっていて、エコバッグとか、万が一エコバッグを忘れた時は紙袋にしたり意識するようにしています。」と、普段から意識を持ってサスティナブルに取り組んでいる2人。
「姉弟で活動していてお洋服が好きなんですけど、お互いの服を着ていて。私がメンズの服を着たり弟がレディースの服を着たりするので、普段から性別というものに強くとらわれていないのかなと思います。」「僕も、レディースのパンツの形が綺麗なのでパンツはだいたいレディースを着ていますね。なので、性別について気にしたことがないです。」と、2人とも性別関係なくファッションを楽しんでいることを明かした。
『DHL』については、日本の服はリーズナブルで質が良いこともあり、海外に住んでいる親戚にプレゼントとして送るためによく利用しているそうだ。
また、ニューヨークに住んでいる友人に誕生日プレゼントを急いで送らなければならなかった時もすぐに届き、早く届けてくれてリーズナブルな点も助かっていると、ユーザーならではの視点で『DHL』の良さをアピールしていた。
続いて報道陣の前にハイテンションで登場したのは、TikTokのフォロワー数80万人を誇り、モデルやタレントとしても活躍中のロイ。
「今日のファッションはー、ポップに楽しくハッピーにっ!ロイらしさを全力で詰め込んでもらいましたー!!メイクもそばかすメイクになっていてー、目も青いラインとか入っちゃって調子に乗ってまーす!ありがとうございまーす!」と、ステージでのクールな姿とは正反対に明るくお茶目なキャラクターで今日のファッションポイントをアピール。
その一方で、地球は温暖化など環境問題が多いので減らしていける物から減らしていき、SNSでも発信し若い世代としても協力したいとサスティナブルについては真剣に考えていることを明かした。
テーマのジェンダーレスやボーダーレスについても、男女という括りにとらわれず好きなファッションやメイクをし、それを受け入れられる社会になったらと思いこのステージに臨んだのだそう。
『DHL』に関しては、「本当にもう、ロゴが可愛いー!めっかわ!しかも、このクマも可愛いー!!本当にロゴも映えて可愛いので、日本でもDHLの車が走っているのを見るんですけどもっと多めに走らせて欲しい!街中が可愛くなって映えるし!!ロゴも可愛いからスマホケースを使っている子もいるし流行りそう!!」と、『DHL』のクマのぬいぐるみを持ちながらロイ節が炸裂。
既に海外進出している日本のブランド以外にも日本には繊細で可愛いブランドが沢山あり、メイクアイテムもプチプラで質の良い物が多いので、このようなイベントを通して世界にも日本のブランドが広まっていってほしいという。
「もう、1,000万点!もう本当にみんな楽しんでいて自分を出せた!ジェンダーレスやボーダーレスがテーマで、歩いているモデルの人たちも自分を出せていたから全員1,000万点!!良くなーい!?」と、今日のステージを自分なりに評価しつつ「本当にTGCとパリコレに出るのが夢だったので!今1個の目標が達成したので、次は世界に向けて羽ばたいていきたいと思いまーす!!」と今後の目標もロイらしく明るく語った。
日本のブランドをグローバル化していくには、『DHL』のような国際物流企業は欠かせない存在だ。
海外進出を考えているブランドにとって、今回のように海外へ挑戦しやすくなるということはとても大きいことだろう。
華やかなブランドに注目が集まりがちだが、そのブランドを支えている企業にも目を向けていってほしい。
そして、登場した2組の今後の活躍にも期待したい。
(文・写真/大久保瑛美)