9月16日（日）、名古屋を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48が約3年振りとなる「SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018 〜メンバーの数だけ神曲はある〜」を名古屋国際会議場センチュリーホールにて開催した。16日の昼公演では49位から27位までの順位が発表された。

リクアワ後半戦のスタートを切った楽曲は、15日の夜公演で卒業発表をした松村香織のソロ曲『マツムラブ！』。順位が発表されると会場のスクリーンに、控え室でくつろぐ松村の姿が映り、慌てながらステージ衣装へ生着替えを披露。サビ終わりの見せ場「マツムラブ！」の歌詞にわせてステージに登場した松村は、会場に集まったファンからの割れんばかりの歓声と、満場の「かおたんコール」に感涙。涙を流しながらも自らのソロ曲を丁寧に歌い上げた。

MCでは卒業発表について改めて報告すると、ファンからはお決まりの、そして本気の「えー！！」が轟いた。松村は「惜しまれる自信がなくて、今日は昨日のお客さんよりとても反応がいい」と発言し会場を笑わせた。同じチームKⅡメンバーの大場美奈は「反応が追いつかなかったよね」と心境を振り返り、「何回か卒業ドッキリしてきちゃったの。そういう雰囲気をやってしまったから、（松村の）ファンの人も『どうせドッキリだろ』って思ってたらしいのよ。でも、周りのメンバーがガチで泣きすぎて『ガチなんだ』って」と昨夜の衝撃を振り返った。松村は「一応（卒業は）本当だけど予定は未定。未定なので」と補足。同期の須田は「いる日数の分だけ『卒業しないで』（のコール）を楽しむ気満々なんで、ぜひ構ってやってください」と愛情を滲ませ、松村は付け足すように「いくらでも（期限を）伸ばせるんで」と「卒業撤回」の可能性を示して会場を賑わせた。

ランキングは進み、48位に『いきなりパンチライン』、49位には『未来とは？』とシングル曲が立て続けにランクイン。ユニット曲では45位『愛のために何を捨てる？』、43位『ハート型ウイルス』、41位『制服を脱ぎたくなって来た』が続々と披露され、中でも『ハート型ウイルス』では、セリフを担当した竹内彩姫のツンデレさに大歓声が起こった。

SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018・2日目（昼公演）©AKS  画像 2/9

36位にランクインしたのは、斉藤真木子のソロ曲『お手上げララバイ』。ダンスレベルの高さを魅せつけるように、キレのあるパフォーマンスをファンへ向けてぶつけていく。それに触発された高柳明音は雛壇でカメラで写真を撮りながらも踊り狂う荒業をやってのけた。続く35位にはチームSの楽曲『放課後レース』がランクイン。センターの北川綾巴をはじめ、息のあったパフォーマンスで攻めるメンバーを後押しするように、会場からのMIXやコールがセンチュリーホールを揺らす。

そして、34位には『目が痛いくらい晴れた空』がランクイン。この曲は当時の5期研究生によって歌われた楽曲で、5期生を代表する1曲でもある。13人で歌っていたこの曲も、もう残っているメンバーは古畑奈和と江籠祐奈の2人だけとなった。ユニット曲で見せる印象とは違う、爽やかで透き通る歌声が青いライトに滲み出てすーっと消えていく。ステージ中央で抱きしめ合う2人の姿に同期の絆を見た。

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さらにランキングは突き進み、33位には『僕は知っている』、『兆し』が同票でランクイン。31位にはSKE48に移籍してきた山内、大場、谷が『向日葵』を披露。3人で歌った感想を大場は「（ファンの人が）受け入れてくれたというか、仲間としてみてくれていることが常日頃私たちにとっては嬉しい。移籍はずっと付いているもの。生まれた場所と育つ場所の違いは脱ぐ言い切れないもので。そういう意味でも、SKE48のファン、メンバー、スタッフさんにも本当に感謝しています。こんなに私たちことを使ってくれたありがとうって毎回思ってます」と感謝を述べる。続けて大場は「SKE48は人を目立たせることが上手い」と発言すると、MCメンバーで参加していた高柳はすかさず「君はSKEを使うのが上手いと思う」と返し、会場を笑いの渦に引っ張り込んだ。

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29位には過去のリクアワで1位を獲得したこともある『枯葉のステーション』がランクイン。卒業生・松井玲奈の代表曲を歌うのは菅原茉椰。会場は菅原のサイリウムカラーである緑の光に包まれた。同じく28位には『制服の芽』公演より『恋を語る詩人になれなくて』がランクイン。冒頭の「詩人ジャンプ」も綺麗に揃い、さすがチームSと言わせる出だしで会場を一気に盛り上げる。ポニーテールを思いっきり揺らした北川の笑顔が弾ける。町音葉は靴紐がほどけながらも全力のパフォーマンスで乗り切る。

昼公演のラストは『0start』公演のユニット曲の『MARIA』とシングル曲『無意識の色』が同票を獲得。『無意識の色』では小畑優奈がセンター を務め、16人ぴったりと息の合ったパフォーマンスで締めくくった。

SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018・2日目（昼公演）©AKS  画像 9/9

アンコールではメンバー全員で『1!2!3!4! ヨロシク!』を弾けるようにパフォーマンス。最後の締めに大場が「SKE48の楽曲を愛す、愛しているっていうのを（ファンの方と）確かめ合えたこのライブはすごく楽しい。まだ夜公演もありますし、リクエストアワーだけじゃなくて、これからも私たちとみなさんでライブをたくさんやって楽しんでいきたいな」と挨拶するも、次の曲振りで曲名を間違えるアクシデントが発生。すかさず高柳が大場の手を握りヒントを出すも、『手をつなぎながら』と勘違い。２回目にして『握手の愛』への曲振りを成功させた大場は、「私は当分まとめの役はまわってこない」と発言し、メンバーとファンが一体となって爆笑の中で公演は終了した。

◎イベント情報
【イベント名】：SKE48 リクエストアワー セットリストベスト100 2018 〜 メンバーの数だけ神曲はある 〜
【日時】：2018年9月16日（日）昼公演 12:00〜
【場所】：名古屋国際会議場センチュリーホール
【出演メンバー（57名）】
チームS (15名)
井上瑠夏、岡田美紅、上村亜柚香、北川愛乃、北川綾巴、坂本真凛、杉山愛佳、都築里佳、 仲村和泉、野島樺乃、野村実代、町音葉、松本慈子、山内鈴蘭、山田樹奈

チームKII (20名)
青木詩織、荒井優希、内山命、江籠裕奈、大芝りんか、太田彩夏、大場美奈、小畑優奈、片岡成美、 北野瑠華、白井琴望、惣田紗莉渚、高木由麻奈、高柳明音、竹内彩姫、日高優月、古畑奈和、 松村香織、水野愛理、矢作有紀奈

チームE (16名)
相川暖花、浅井裕華、井田玲音名、鎌田菜月、熊崎晴香、倉島杏実、斉藤真木子、佐藤佳穂、 白雪希明、末永桜花、菅原茉椰、須田亜香里、高畑結希、谷真理佳、野々垣美希、福士奈央

研究生 (6名)
石黒友月、深井ねがい、大谷悠妃(チームS)、中野愛理(チームKII)、西 満里奈(チームE)、 平田詩奈(チームE)

【セットリスト】
M00：overture
49位：マツムラブ！
48位：いきなりパンチライン
47位：未来とは？
46位：Parting shot
45位：愛のために何を捨てる？
44位：キスポジション
43位：ハート型ウイルス
42位：Escape
41位：制服を脱ぎたくなって来た
40位：Gonna Jump
40位：ぼっちでスキップ
38位：永遠のレガシー
37位：20人姉妹の歌
36位：お手上げララバイ
35位：放課後レース
34位：目が痛いくらい晴れた空
33位：僕は知っている
33位：兆し
31位：向日葵
30位：大人の世界
29位：枯葉のステーション
28位：恋を語る詩人になれなくて
27位：MARIA
27位：無意識の色

EN1：1!2!3!4! ヨロシク!
EN2：握手の愛
EN3：バズーカ砲発射！