10月3日(水)、瀬戸内7県を拠点とするアイドルグループ・STU48が西日本豪雨災害支援の一貫として「STU48チャリティーコンサートツアー」を開催し、その東京公演が東京・新宿文化センターで行われた。
7月に西日本エリアを襲った豪雨災害。その被害エリアの中にはSTU48の拠点である瀬戸内も含まれていた。現在STU48は、「がんばろう!瀬戸内」と称した、西日本豪雨災害の支援活動を行っている。チャリティーコンサートも、9月8日(土)大阪・森ノ宮ピロティホールから始まり、今回で7公演目を数える。
アンコールで披露された最後の楽曲は、STU48の初のオリジナル曲『瀬戸内の声』だった。ステージに用意されたグランドピアノを、メンバーの兵頭葵が演奏する。瀧野由美子はマイクをサックスに持ち替えて、曲中のソロパートを担当する。2人の奏でる音色に乗せて届けられた歌声は、穏やかな瀬戸内の風を連想させた。会場のサイリウムの光が青く染まっていく。客席からは一緒に口ずさむファンの声も聞こえてくる。
穏やかな空気が会場を包みライブは終了。この日、初めてチャリティーコンサートに参加したキャプテンの岡田奈々は「いいですね生演奏って。めちゃくちゃよかったです」と感想を述べた。
ここで、サプライズで瀧野から岡田へ一通の封筒が手渡される。
その中身は、延期になっていた2ndシングルのリリース日の決定だった。メンバー、ファン共に満場の拍手が沸き起こる中、リリース日は2019年2月13日(水)に決まった。
この決定に瀧野は「2ndシングルも延期になったし、船も延期になったし。船に関しては1年以上待ってるんですよ。だから2ndシングルも怖くて、発売せずに卒業しちゃうんじゃないかなって思って、よかったです、決まって」と胸の内を明かした。