2018年10月5日(金)、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ、SKE48が結成から10周年となる節目の日を迎えた。これを記念してSKE48劇場では10月4日(木)、5日(金)「10周年記念特別公演」を前後編に分けて開催した。
SKE48が辿ってきた10年を1年ごとに振り返る特別公演。後編となる10月5日(金)は、2013年からグループの歴史の原点である2008年までを振り返り、SKE48が徐々に上り詰めた歴史をたどりながら、『チョコの奴隷』『パレオはエメラルド』『ごめんね、SUMMER』といった往年の名曲を披露した。
セットリストも終盤。SKE48がデビューした2008年まで遡ると、『リオの革命』『JESUS』といったAKB48の公演曲が続々と披露される。そして、ステージに設置されたスクリーンにある映像が投影される。
SKE48 10周年記念特別公演(後編)©AKS 画像 2/2
その映像は、いまから10年前。
2008年10月5日に開催されたSKE48の1期生による「PARTYが始まるよ」公演の映像だった。映像にはステージ前に緊張した様子の松井の姿が映されていた。10年前のこの瞬間にSKE48の歴史が始まったことをひしひしと実感させる。次第に映像の『overture』と劇場のサウンドがシンクロし、メンバーがステージに登場。松井珠理奈をセンターに『PARTYが始まるよ』が披露される。松井と一緒にパフォーマンスするのは。小畑優奈、末永桜花、相川暖花といった若手メンバーだ。初々しさの中に、がむしゃらさが混ざったSKE48独特のダンスが、あの日の衝撃を想起させる。
松井たち1期生が作ってきた道のりは確かに後輩メンバーへ紡がれていることを実感するステージとなった。
MCで松井は当時の衣装に「もう早く脱ぎたい!」と照れ隠しにコメントし、メンバーからの「似合ってる」の言葉に笑顔を咲かせた。須田亜香里は「入った時は末っ子で、今日は若者にまみれて踊るのってどうですか?」と聞くと、「今日は最年長だった!歴史を感じましたね」としみじみにコメントした。