10月17日(水)、SKE48の須田亜香里、小畑優奈、菅原茉椰の3名が、SKE48のステージ衣装を紹介した『SKE48 衣装図鑑 全力制服』(宝島社)の刊行を記念したトークイベントに登場した。
本誌は、昨年3月に発売し完売店が続出するなど話題を呼んだ『AKB48 衣装図鑑 放課後の クローゼット 〜あの頃、彼女がいたら〜』のSKE48版で、デビュー曲『強き者よ』から最新シングル『いきなりパンチライン』まで、全23枚のシングル曲とカップリング曲、および劇場公演などの衣装を掲載した衣装図鑑となっている。
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SKE48の2ndアルバム『革命の丘』の収録曲が流される特設会場には、メンバーの登場を待ち望むファンが詰めかけた。イベントに登場したメンバーは、衣装デザイナーの茅野しのぶ氏と一緒にステージに登場し、須田は初めて劇場公演に出演した『制服の芽』公演の衣装を、菅原はメンバーからの人気が熱い『12月のカンガルー』の衣装を、そして、小畑は自身のセンター楽曲で、SKE48の10周年の始まりを象徴する楽曲『無意識の色』の衣装でそれぞれ登場した。
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イベントでは、SKEE48の衣装に関するさまざまトークが展開された。中でも今年の6月に愛知・ナゴヤドームで開催された「AKB48 53rdシングル 世界選抜総選挙」で、16位までのメンバーが歌う楽曲『センチメンタルトレイン』の衣装について触れられ、ファンの興味を誘った。この楽曲でセンターを務めるのは総選挙で第1位を獲得した松井珠理奈。そして、その隣には第2位を獲得した須田がポジションに立っている。
SKE48のワンツーフィニッシュという快挙が象徴的に現れたこの曲の衣装について、
デザイナーの茅野氏は「MVの黄色いチャックの衣装はSKE48色を強く出したいなと思って、クラシカル風のデザインでSKE48っぽさを重視しました」と明かした。
須田は「(松井の)姿はなくともSKE48らしさをたくさん詰め込んでい頂いて、SKE48だけじゃなくて珠理奈さんらしさとか、そういう香りを散りばめられた衣装は(存在が)大きかったんじゃないかなって思います」と衣装への想いを明かした。
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また、松井が復帰を果たした9月7日(金)『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)では、松井の緊張していた様子を明かした須田は「ずっと手汗まみれの手を握ってました。弱いところを見せたくなくて、ずっと頑張ってきた先輩だったんですけど、お休みしてから甘えてくれるようになりました。でも、私たちも今まで甘えもらえるほど頼もしくもなかったと思うから、甘えてもらえて嬉しかった」と松井との関係性の変化について述べた。続けて、「改めてSKE48の形がここから見つかっていくのかなって、きっかけを感じました」と未来を見つめた。
『ミュージックステーション』の放送当日は『SKE48 衣装図鑑 全力制服』の校了日だったという。茅野氏は、その日に松井の本誌に向けたコメントを録ったことを明かし、復帰仕立てのコメントが本誌に掲載されたことにファンは関心を寄せていた。
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他にもトーク場面でメンバーが着ている衣装について、茅野氏がギミックや裏話を交えて語った。また、なかなかお目にかかれない劇場での早着替えの仕組みについて、例えば、須田の着ている衣装は『制服の芽』公演の4曲目『制服の芽』でジャケットを脱ぐ振り付けがあるが、「ジャケットを脱ぐと左右でシャツの長さが違うんですよ。普通に羽織ると右側の裾が出ちゃうんですけど、これを隠して収納するために裏で隠すボタンがあるんです!」と須田は実演を交えて解説。普段聞くことができない話にファンは耳を傾けた。
SKE48の全メンバーがそれぞれの見せ方で完成した衣装本。メンバーの汗や涙と共に10年という月日を鮮やかに彩ってきた衣装たち。メンバーの中に、スタッフの中に、そしてファンの中に思い出の一着も必ずあることだろう。卒業生の多いSKE48ではあるが、若手メンバーが加入前のシングル曲の衣装を着ていたり、好きな衣装に昔の公演曲の衣装をあげていたりと読めば読むほど奥が深い。
あの日、あの頃、推していたメンバーの面影も感じることのできるこの衣装本。SKE48に少しでも興味のある人にはオススメの一冊だ。ぜひ一度、手にとって一読してみてはいかがだろうか?