10月19日(金)、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48の須田亜香里、大場美奈、北川綾巴の3名が、この日より公開されるSKE48のドキュメンタリー映画「アイドル」の初日舞台挨拶に登場した。
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ステージに登場した3名はこの日訪れた観客と一緒に映画を初めて鑑賞。須田は本作について「今、10周年を迎えてSKE48がこうして一つのドキュメンタリー映画として、一夏の出来事をみなさんに見ていただけることと、力を貸してくださった方がいたからこそ今日を迎えられました。とても嬉しく思います」と率直な感想を述べた。
本作は、SKE48が10周年を迎えた2018年夏に完全密着したドキュメンタリー映画だ。今年の6月に行われた「AKB48 世界選抜総選挙」でワンツーフィニッシュを達成したSKE48。しかし、不動のエース・松井珠理奈がまさかのダウン。グループ史上かつてないほど壮絶な夏を全力で駆け抜けたメンバーに完全密着。一見華やかに見える“アイドル”の世界の、誰も知らない闘いの舞台裏をスクリーンに映し出す。
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北川は本作の感想を「(鑑賞中)ずっと緊張していて手が痺れてたんですけど、それぐらいハラハラしました。こんな風に映ってたんだ、見られてたんだって思うと、アイドルって改めてすごい職業なんだなって思いました」と感慨深く語った。
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SKE48が駆け抜けた2018年夏の一番のトピックは松井珠理奈の長期休養だろう。
10周年の夏、エース不在の現状にどう向き合うかがグループの大きな課題になった。大場は「珠理奈さんがお休みをして活動をしていく中でファンの方の姿も見ていました。『まだ全員揃ってないんだ』とみなさんの背中に寂しさを感じたんです。それを踏まえて『リクエストアワー』で珠理奈さんが帰ってきたときに、みんなで『おかえり』ってなった瞬間をみて、SKE48は『家族』だなって思いました」と振り返り述べた。
『箱推し』という独特な文化が根付いているのがSKE48の特色であり強みでもある。「世界選抜総選挙」の日、緊張した面持ちでステージに用意された席へと向かうメンバーを、客席にいたファンは一人ひとりの名前を叫び励ました。その光景に大場は「ファンの熱さや思いやりを凄く感した」と以前行ったインタビューで明かしていた。
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大場は続ける。「映画の中身を観たら『一つの家族の物語』のような気がします。メンバーもスタッフさんもファンのみなさんも、全員が大きな家族のような気がした物語でした。大黒柱がいなくなった夏を描かれて、みんなでちゃんと『ただいま』って迎えられた物語がこのスクリーンで観られます。本当に貴重な経験をして生きてる女の子たちの映画なので、ここから、今日からたくさんの方に観ていただけるように頑張っていきましょう」と見所を語り、意気込んだ。
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そしてこの夏、SKE48の先頭に立ち、矢面にさらされながらもグループを守り、全力で駆け抜けた須田は語る。「この映画を観た人だけでなく、日本中でアイドルって大変な職業だと思う方が多くいるかもしれません。でも、私達は壁だなって思うことがあっても、こんなことなければよかったのにと思ったことは一個もなくて、自分が選んだ人生の選択を正解に変えてやろうと覚悟を決めてステージに立てるように努力することができるのは、見てくれてるファンの方が、思いを受け取ってくれる人がいるって信じられることなんですよね」と自らの考えを語った。
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最後に須田は「『映画は完結していない』と竹中さんはおっしゃいましたが、完結したら終わってしまいます。完結してないからこそ今日来てくださった方、これから出会ってくださる方、みんなでこの先も無限大に描ける楽しみが待っているので、また、今日からよろしくお願いします!」と挨拶し、11年目へ突入したSKE48の新たな一歩を、会場に集まった全員と踏み出した。
(取材/文・写真:安藤龍之介)