結成8周年むかえたアイドルグループ、アップアップガールズ(仮)(以降アプガ(仮))が、5月3日(金・祝)に東京・新宿BLAZEにて結成記念日スペシャル公演であり全国ツアーの初日となる『アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2019 5 to the 5th Power~8th Anniversary~』を開催した。
本公演では、昼公演夜公演合わせて新曲4曲が初披露。また、6月25日に新作CDのリリース決定や、ツアーの追加公演が7月7日に埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3、ツアーファイナル公演が7月13日に群馬・高崎club FLEEZにて開催されることが発表された。
さらには、アプガ(仮)、アップアップガールズ(2)、アップアップガールズ(プロレス)というアプガグループ総出演のライブイベント『アプガ(フェス)』が、7月13日に新宿BLAZEで開催されることも合わせて発表された。
オープニングアクトには、アップアップガールズ(2)が登場。つんく♂サウンドプロデュースの最新シングル「We are Winner!」を歌唱し、先輩のめでたい日に明るいパフォーマンスで華を添えた。
会場には多くのファンが詰めかけ、すでに熱気は上昇中。そこに新衣装(関根梓がデザインを担当)を着たアプガ(仮)が登場すると、疾走感溢れるクールなナンバー「Lady→Go!」からライブをスタートした。テンションの上がる観客に向かって、関根が「結成8周年の記念すべき日、盛りあがっていくぞ!」と叫ぶと、ツアータイトル曲「5 to the 5th Power」を初披露する。熱いエネルギーたっぷりなサウンドの自己紹介ソングというのが、全力ライブを信条に突き進んできたアプガらしい。その後も爆アゲロックチューン「キラキラミライ」などを続々歌唱し、観客のボルテージを高めていった。
MCコーナーで、古川小夏が「アプガ8歳になりました!」と声を上げると、観客と一緒にハッピーバースデーを合唱する。「毎年こうしてお祝いしていただいて、みなさんが一緒に「ハッピーバースデー」歌ってくれることでがんばってきてよかったなと思いますし、また1年がんばっていこうと思います。毎年、結成日をみなさんとお祝いできてほんとに幸せです!」と語ると観客から拍手が送られる。「この1年は5人体制になって初めての年だったし、何をやるにしても新たな気持ちでやれました」とこの1年の感想を述べていく。「そうした中でも、やっぱりアプガはライブが最高だな、ライブはすごく楽しいなって感じたんです。今日はツアーの初日でもありますし、私たちのライブの楽しさをたくさん詰め込みました。みなさんと最後まで盛り上がっていきたいです!」とこの日のライブの意気込みを語ると観客は大歓声で応えた。
さらに古川が「大事なお知らせがあります。6月25日に新曲をリリースします!」といきなりのうれしい発表。「実はいくつか曲を作っていてどれもいい曲ばかりなんです。どんな形でのリリースになるか今後の発表をお待ちください。その新曲の中から1曲披露したいと思います」と語ると、新元号発表のように「Da Dan Dance!!!!!」と書かれた額縁を観客に見せてタイトルを発表した。
アップアップガールズ(仮) 画像 3/6 アップアップガールズ(仮) 画像 4/6
「Da Dan Dance!!!!!」は、明るい未来へ近づくために今を最高にしていこうという歌詞が乗る、爽快なメロディのノリノリなポップソングだ(夜公演では、別の新曲「Crazy Sparky」がお披露目された)。その後もアプガ(仮)の8年を彩ってきた様々な楽曲が連続で披露されていく。
さらなる新曲では、新井愛瞳が往年のヒット番組『ベストテン』のようにイントロに被せて「本日、5月3日で結成8周年をむかえたアップアップガールズ(仮)が、新たな境地で歌います。古川小夏がつけた振り付けにも注目です。それではお聴きください、アップアップガールズ(仮)で、「ヒート・ビート・アイランド」です!」と曲紹介。「ヒート・ビート・アイランド」は、令和に突入したばかりというのに平成・昭和をミックスしたような哀愁メロのラテン歌謡ダンスチューンとなっており、もはや斬新すぎる楽曲と言っていい。
ライブ後半戦は、盛り上げナンバーの連続攻撃でライブ本編は終了した。
会場からの熱烈なアンコールに応えてステージに戻ったアプガは、デビュー曲「Going my↑」を歌唱しファンを歓喜させる。
MCコーナーで佐保は、ライブの感想を語っていった。「8年間悔しかったことも楽しかったこといろんなことありました。でもこうしてみなさんに誕生日をお祝いしてもらえて、こうやって初めてのオリジナル曲「Going my↑」をみんなで笑顔で歌えて、今日までの日々がすごく大切なものだったんだなと思いました。特にこの1年間は環境の変化もあったんですけど、やっぱり思ったことは、ライブが大好きだなってことと、アプガが大好きだなってことと、アプガファミリー(アプガ(仮)のファン)のことが大好きだなってことでした。これからも私たちはアプガらしく、9年目ですけどヘンに落ち着かず、どれだけ後輩グループが増えようともガツガツとメラメラと気持ちを燃やして走り続けていきたいなと思っています!」と、9年目に突入しても攻めの姿勢を崩さないことを宣言。さらに「こうやってみんなと歳を重ねていけるっていうのもうれしいです。みんなと積み重ねてきたものを大切にしながら、これからもみんなと一緒に変わっていくのを楽しんで活動を続けていけたらいいなと思いますので、これからもアプガをよろしくお願いします!」と声を上げ、会場から大きな拍手が送られた。
ここで大事なお知らせとして、ツアーの追加公演が7月7日に埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3、そしてツアーファイナル公演が7月13日に新井の地元である群馬・高崎club FLEEZにて開催されることが発表された。また、6月5日古川小夏の誕生日と6月14関根梓の誕生日に初台THE DOORSにて生誕公演決定が告げられた。
さらには、昨年開催され大盛況となったアプガグループ総出演のライブイベント『アップアップガールズ(フェス)』が、今年は7月13日に新宿BLAZEで行われることも発表される。
新たな発表ごと満載のこれからに対して、新井が意欲的な思いを述べる。「“5 to the 5th Power”は、私たちの今年のテーマで5の5乗って意味なんです。単純な5x5どころじゃない力で、私たちはみなさんに向けて元気とかパワーを送れるように、みなさんの熱をさらに盛り上げていけるように突っ走っていきます。私たちは9年目になってもまだまだ止まりません! みなさん、今後もアプガとともに一緒に走ってください! よろしくお願いします!」と熱く声を上げると、会場は大歓声に包まれた。
そして、最後の曲「私達 (with friend)」をメンバーと観客がひとつになって大合唱して、アプガの大切な結成記念日のライブは大団円で締めくくられた。
動きの激しいアイドルシーンをアグレッシブに戦い続けてきたアプガ(仮)。8周年を経て、9年目に突入しても前のめりな姿勢を崩す気配は一切ない。明るさポップさ激しさに大人っぽさと表現の幅を広げる彼女たち。挑戦し続けることをやめないアプガ(仮)の今後の活躍に期待しよう。