本年、結成10周年イヤーを迎えてアルバム2枚発売、ドラマ主演、初の主催フェス開催など話題沸騰中の私立恵比寿中学(略称:エビ中)が5月22日(水)に「私立恵比寿中学合同合唱コンクール」公演を東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催した。
3DAYS開催の第2夜は「私立恵比寿中学とでんぱ組中学合同合唱コンクール」。
10周年新企画として、でんぱ組.incをゲストに迎えて行われた。
エビ中とでんぱ組.incは2010年以降の”アイドル戦国時代”を同時期から駆け抜けてきたグループ同士であるが、2012年の「HMVアイドル学園Presents日本縦断アイドル乱舞」でのジョイント・ツアー以来の邂逅、そして2マンライヴはなんとお互いのキャリアの中で意外にも初の共演ということで多くのアイドルファンたちから注目を集める公演となっていた。
先攻はでんぱ組.inc。オープニングではジャンベ、ジャグリング、メンバーカラーを携えたフラッグを持った原始人(?)達が登場。プリミティヴなビートが鳴り響き会場を煽るとメンバーが遂に登場、ヒット曲「でんでんぱっしょん」、そして「NEO JAPONISM」を立て続けに披露し冒頭から極彩色の空間を作り上げる。
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最初のMCでは「私たち、今日だけは中学生です!」と宣言すると会場からは大歓声が。続けて「人によっては何年生か分からない」というコメントも飛び出すなど、彼女達ならではのユーモアで会場をひとつにしていく。
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続いて現行7人体制の最新アルバム「ワレワレハデンパグミインクダ」からエビ中とも所縁の深い前山田健一が参加している「太陽系観察中生命体」「Future Diver」、さらに6月26日リリースの最新曲「いのちのよろこび」では原始人ダンサー達が再び登場。壮大な世界観を作り上げる。
さらに「でんぱ組inc.まだまだ曲あります!今日は激し目だけど大丈夫〜?」とまだまだ観客を煽っていくメンバー。
「ちゅるりちゅるりら」「絢爛マイユース」「プレシャスサマー!」と多幸感あるアッパーなサウンドでオーディエンスを攻めたてると負けじとばかり会場はコールに埋め尽くされていく。
そしてラストには「今日集まってくださった初めての方も、いつも応援くださっている方もひとつになってください!」と「おつかれサマー!」でひと足早いサマーチューンで会場を熱く盛り上げた。
最新の世界観を盛り込みながら、進化し続けるでんぱ組.incを濃縮した豪華パフォーマンスとなった。
続いて後攻のエビ中が登場。
出囃子「ebiture」で登場すると、夏の代表曲「ラブリースマイリーベイビー」、爽やかなアイドルサマーチューン「YELL」、カリビアンミュージック・ソカをベースにした「揚げろ!エビフライ」で会場全員でタオルを振り回す。先攻のでんぱ組からの流れを引き継ぐような初夏を感じさせる楽曲達でスタート。
「今日はでんぱ組さんとの2マンということで“アイドルらしい”セットリストでいきたいと思います。」と初日の打首獄門同好会とは打って変わった内容を用意。
続いて「ハイタテキ!」、Mrs.GREEN APPLEの大森元貴が楽曲提供した「シンガロン・シンガソン」、そして椎名林檎トリビュートアルバム参加曲「自由へ道連れ」とエビ中的ポップロック・ナンバーをパフォーマンス。一気にオーディエンスを引き込んでいく。
続いてのMCでは「エビ中のマネジャーがでんぱ組のファンで、今日はプライベートで遊びにきている」「普段見せないくらいメイクを頑張っている」とマネジャーのプライベートを晒すと「でんぱ組さんよりもマネージャーに愛されるように頑張る。」という健気な一言も会場はリアクションに困った様子。
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「MCはこんなだけど音楽は頑張ります(笑)」と和やかな空気に包まれると、
最新アルバム「MUSiC」より三声のハーモニーで聴かせるミドルバラード「星の数え方」で会場を魅了。
続く代表曲「スーパーヒーロー」ではシンフォニックなロックバラードを歌い上げる。感動的な展開に包まれる中、ラストに岡崎体育提供の最新アッパーチューン「Family Complex」で会場を縦に揺らし、10年間の感謝を綴る歌詞で“アイドルらしい”フィナーレを作り上げた。
エビ中のパフォーマンスが終了すると改めてでんぱ組.incが登場。
2012年のジョイントツアー以来について振り返り、
でんぱ組は「エビ中は正直怖いと思っていた」と告白。「当時、アイドルコンプレックスの塊で可愛い子を見かけると“お〜っ”てなってしまう」という約10年ぶりに人見知り同士が話せる距離感になったことを両グループファンからは暖かい拍手が送られた。
そして、エビ中も所属するアイドルセクション“スターダストプラネット”のTEAM SHACHIへの楽曲提供としても知られる浅野尚志・作詞作曲の「バリ3共和国」をコラボ。百戦錬磨のアイドル同士ならではの息の合ったダンス・ボーカルで一夜限りのコラボを演出。
さらに、ラスト曲としてエビ中の「サドンデス」を披露!!するかと思うと、イントロでエビ中・星名美怜がでんぱ組メンバーを連れてステージから退場。「どうするんだよ?」という残されたエビ中メンバー5人はやむなくパフォーマンスを続けることに。
1番が終わった所でエビ中がセンターを取り合い揉め始めるお約束の展開になり、ここでようやくでんぱ組メンバーも加わり、星名を審判とした11人での“ダンスバトル”がスタート。
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最終的にはエビ中・中山が「立ち上がれ私立でんぱ中学!」として場を平定、
メンバー、そして会場全員が主役である中学生となって大団円を迎えた。
エビ中は23(木)にフレンズをこの2マンシリーズ最終日のゲストに迎えて行い、6月5日(水)にニューシングル「トレンディガール」を発売。現在LINE MUSICデイリーチャートで3日連続1位、ウィークリーチャート2位を記録中と絶好調だ。
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そして6月22日(土)には10年の活動の中で楽曲コラボを果たしてきたアーティストが一堂に会する「MUSiCフェス」を神奈川県・横浜赤レンガパーク特設会場で初開催する。