映像配信サービス「dTV」が名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48の活動10周年を記念した「SKE48×dTV 10周年記念プロジェクト」企画の第３弾として、SKE48の未公開＆初出し映像5作品を5月25日（土）より独占配信している。

第4回目となる今夜は、7期生の後藤楽々に密着したドキュメント「SKE48 後藤楽々18歳の素顔」を配信する。

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「SKE48に入ることができたら、目標に向かって突き進んでいきたいです」
2014年11月に行われたオーディションで後藤はそう語っていた。

約2年ぶりに開催されたSKE48のオーディションに参加した後藤。アイドルになるきっかけは母親の思いつきだったという。「山内鈴蘭さんがゴルフの番組に出ているのを見ていて、気付いたら勝手に応募してました」と当時を振り返る。オーディションに応募されていることを一次審査通過で初めて知った時は親との間で口論になったという。しかし、父の発した「受かる訳ないだろう」という一言が彼女の闘志に火を点けた。

そして、2015年3月31日に行われた握手会のミニライブで、後藤は7期生のメンバーと共にお披露目を迎えることになる。お披露目前に行ったレッスンは、とにかく『パレオはエメラルド』を踊ったという。「私たちの期は特にダンスが下手くそって言われていたから、みんなで一つのものが出来上がっていくのを見てもらえて、アイドルってこんな感じなんだって思いました」と語る。自分がなるまでアイドルを知らなかった彼女にとって、レッスンで培った時間がアイドルについて考える貴重な時間だったことだろう。

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共にオーディションに挑んだ同期の7期生について「全員が本当に本当に大事な存在。みんなライバル意識をむき出しにするタイプじゃない。あんまり表に出さなかったり、前に出るタイプが少ないです。それが自分に合っていたんだと思います。友達として仲がいいっていう感じ」と語る。

7期生の中には、のちにSKE48のセンターとして次世代を託されることになる小畑優奈や、その美声で48グループNo,1の歌姫の称号を得る事になる野島樺乃といったメンバーが揃う中、後藤は早くも選抜メンバーとして研究生ながら大抜擢される事になる。

選抜メンバーに選ばれた時の事を「『選抜』の意味がよく分からなかった」という。
「マネージャーさんから電話があって、沖縄に行けることになって、『SKE48ってすごいな』って思ってたんですね。そこで『選抜だよ』って言われてもピンとこなくて、それがすごい事だと知った時は素直に嬉しかったです」と語った。

後藤が選抜メンバーに選ばれたのは松井玲奈の卒業シングル『前のめり』。しかも、ポジションは松井珠理奈に次ぐ立ち位置だった。MV撮影の思い出について触れると当時のメイキング映像と共に「踊れないし、前にいるのは緊張するし、撮影の直前でダンスの振り付けが変わるんですけど、それに追いつけない自分が嫌だなって。そういうのがあって泣いたんです」と心境を遡る。涙を流す後藤にセンターを務めた松井玲奈はそっと寄り添う。周りには松井珠理奈や宮澤佐江、高柳明音の姿もあり、先輩メンバー達の支えがあって乗り越えられた撮影だった事を振り返った。

松井玲奈に対しては「一緒にかき氷を食べに連れて行ってくれたり、遊園地も行って可愛がってもらいました。（人の）奥のところまで見ている感じや、心の奥まで見透かされている感じがして、だからこそより嬉しいなって思ったし、気持ちを理解してくれるのは嬉しかったです」と関係性を明かした。

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そして、後藤は松井玲奈がリーダーを務めていたチームEへ昇格する事になる。昇格発表の日「自分が昇格できるとは思っていなかった。アンダーで出演した時に温かく迎えてくれたチームEは憧れのチーム。いっぱい貢献できるように頑張りたいので応援よろしくお願いします」と意気込んでいた。

しかし、心の内には不安が渦巻いていたという。「最初は怖いなと思うことがあったんですけど、木本花音さんや熊崎晴香さんとだんだん打ち解けていって、先輩方と接して徐々に慣れていきました。斉藤真木子さんが初期の頃から可愛がってくれて、福士奈央さんも一緒に帰ったりして、自分に寄り添ってくれる先輩が多いので居やすいです」と、チームの一員として迎えられて喜んだという。

こうしてアイドルとして一つ一つの階段を登っていた後藤。その先に待っていたのは学業との両立だった。加入当時は中学3年生で、SKE48が結成10周年を迎えた2018年は高校3年生になっていた。この年の4月に大学への進学に専念するため休業を発表する。夢である進学への想いを握手会の会場で語った後藤に、メンバー、そしてファンから祝福と激励の拍手が送られた。

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夢を掴むための受験勉強の結果が下される合格発表の日、彼女は高校の授業を受けていた。「一番怖かった日だったんですけど、受かったことを知ってめちゃくちゃ安心した日になりました。その日がちょうどSKE48の10周年の日で運命を感じました」と振り返り笑顔を見せた。後藤もSKE48メンバーも、新たな夢と目標に向かって踏み出した日となった。

ドキュメンタリーでは後藤の私生活にも密着。キャンパスライフから、一時期ファンの間で話題になった東京での一人暮らしについても記録されている。また、後藤の代名詞でもあるゴルフについて、さらに、松井珠理奈への想いを語ったコメントも収録されている。

【配信概要】
■配信日
2019年6月15日（土）0:00〜　
「SKE48 後藤楽々18歳の素顔」
2015年にSKE48 第7期生として加入した後藤楽々。加入して間も無く同年にリリースされたSKE48 18thシングル「前のめり」では研究生ながら初選抜入りを果たし次世代エースとして周りからの期待が高まっていた。しかし学業との両立が難しく、悩んだ末、出した結論はSKE48の活動を一時休業。休業後は学業に専念し、無事大学に合格。そして約半年振りにSKE48へ復帰を果たした。これまでの軌跡を振り返りつつ、復帰後もアイドルと学業の両立に葛藤する姿を追う。