6 月 30 日(日)AKB48劇場にてまた新たな公演が始まった。
柏木由紀が考案したセットリストによる「僕の夏が始まる」公演。
幕が開き、イントロからあまり馴染みのないメロディーが鳴り響くと、会場のファンも「何が始まるのか」と期待と戶惑いでどよめく中、「3 つの涙」(「真夏の Sounds good!」のカップリング)からスタート。
続く 2 曲目は 2010 年発売のアルバム収録曲の「Seventeen」、そして「やさしさに甘えられない」など、今までの公演やコンサートでも歌われたことの少ない楽曲が続いたが、本日のメンバー16 人が一生懸命練習してきたというパフォーマンスに圧
倒され、会場のファンもそれに応えるかのように一体感を増していった。
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ユニットコーナーでは、小栗有以、⻄川怜、大盛真歩による「さっきまではアイスティー」(「唇に Be My Baby」カップリング)でのふんわりとした可愛さや、倉野尾成美、鈴木くるみ、込山榛香、安田叶による「Oh!Baby!」(2015 年アルバム「ここがロドスだ、ここで跳べ!」のチ ーム A 楽曲)での可愛くセクシーなパフォーマンス、「女神はどこで微笑む?」では劇場公演で は初の 2 人ユニットとなる岡田奈々、村山彩希のゆうなぁコンビでの迫力あるダンスと歌など、これでもか!というほどの隠れた名曲のオンパレードで、それぞれのメンバーの個性と良さが光る公演となった。
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途中 MC では、メンバー内の仲の良さが伝わるエピソードがあった。
3期の柏木由紀が 16期の安田叶に対し「結構期が離れてるけど、因縁の仲なの!」と打ち明け、柏木の顔を見ると 笑ってくることや、ダンスレッスンでぶつかった時、私が間違えたように言ってきたけど本当 は(安田)叶が間違ってたと訴えつつ、「ライバル見つけた!」と宣言。
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パフォーマンス中に もチームや期もバラバラのメンバーたちがそれぞれにアイコンタクトをしながら公演を心から楽しんでいる様子に、会場全体が温かい空気に包まれた。
アンコール明けは、「脳内パラダイス」で明るく軽やかに会場を盛り上げ、「水夫は嵐に夢 を見る」では力強くコールを煽り、そしてラストの曲「ポニーテールとシュシュ」のイントロ が始まると歓声が上がり、本公演タイトル「僕の夏が始まる」とあるように、明るい夏の始ま りを感じさせながら、公演初日は幕を閉じた。
来週 7 月 7 日(日)から約 4 年ぶりとなる AKB48 の全国ツアーがスタート!
AKB48 の夏が始まる。
■柏木由紀コメント
シングル曲からアルバム曲、公演曲から、いろんな曲を全部聴いて、劇場公演のタイミングや
今のメンバーで歌ったらいいなと思う曲をどんどんリストアップしていって、流れなどを考え
て選曲しました。夏で選んだというよりは、劇場で歌いたいなと思う曲を選びました。
今日の公演に向けてはこの 16 人でレッスンしてきたんですけど、みんなすごく本当に一生懸
命で、ステージにかける思いだったり、仲間と協力するというところが、やっぱり AKB48 の良
さだなと実感できました。
ボイトレや円になって走って発声して、体力づくりや歌の練習の時間をとったり、公演曲もい
ろんな表現や個性を出せるように選んだので、各々がこの1公演の中でいろんな自分を見せれ
るようにいっぱい考えて、劇場に立つ楽しさだったり、もっともっと立ちたいと思ってくれて、
いろんなアイドルやグループがいる中で、もしかしたら目立った活動ではないかもしれないけ
ど、やはり私たちは劇場を大事にしていきたいので、そうゆう AKB48 を応援していてよかった
なとファンの方に思っていただけたら嬉しいなと思います。
■向井地美音コメント
48 グループ全体で 1,000 曲以上ある中から、普段披露する機会があまりなかった曲をゆきりん
さん(柏木由紀)が選んでくださって、いろんな曲を新しい形で、AKB48 の良さを伝えること
ができる公演ではないかなと思います。たくさんの名曲を掘り出してくださったゆきりんさん
にとても感謝しています。
今回の公演をゆきりんさんが考案してくださったり、他にもいろんなメンバーが自ら発案して
何かをしようということが最近の AKB48 はすごく多くて、この公演のリハーサル中でも先輩後
輩関係なく、積極的により良くしようと意見を出し合って創っていったり、与えられたものを
ただやるのではなくて、自分たちから創り上げていくというのが今の AKB48 にできる良さなの かなと思います。それを全メンバー通してこの公演でやっていきたいなと思いますし、この夏、
AKB48 は待ちに待った全国ツアーも控えているので、「AKB48 の 2019 年夏始まったな」とフ
ァンの方にも、そうじゃない方にも思ってもらえるように全力で届けて行きたいなと思ってい
ます。