2019.07.02 公開
【ライブレポート】夢みるアドレセンス、ツアーのファイナル公演地となった渋谷・TSUTAYA O-EASTで、日本武道館に立ちたいと宣言!!

夢みるアドレセンス  画像 1/14

3月に、2年ぶりのアルバム『SEVEN STAR』を手に、全国12か所13公演を行った夢みるアドレセンスのライブツアー「夢みるアドレセンス LIVE TOUR 2019 SEVEN STAR」。そのファイナル公演が、6月28日にTSUTAYA O-EASTで行われた。その日の模様をレポートする。

 満員の観客たちが詰めかけた場内。ライブは最新アルバムより、今回のチアガール風衣装とも関連性を持った『LOVE ME IN THE USA』から幕を開けた。片手にポンポンを持った彼女たちが煽るたびに、フロアから飛び交う「USA」ならぬ「SHI!BU!YA!」の掛け声。テンションを一気にMAXまで導く開放的なポップチューンに誘われ、騒がずにいれない。軽快にステップを踏みながら歌う彼女たちに触発されたのか、フロアではカラフルなサイリウムの光が大きく揺れ続けていた。


上がったテンションをもっともっと高めていけよと煽るように、夢みるアドレセンスは『アイドルレース』を歌唱。メンバーらの刺激を受け、熱い声を張り上げる観客たち。このまま一緒に熱狂という世界へ飛び込み、泳ぎ続けようか。勢いは止まらない。続く『桜』でも彼女たちは、熱狂の花をフロア中に咲かせようと可愛く煽り続けていた。何時しかフロア中にカラフルなサイリウムの花が咲き乱れれば、メンバーたちも舞台上を走りながら熱を振りまいていた。

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切なくもロマンチックな香りを抱いた『ペーパームーン』では、胸の奥から込み上がる想いを、メンバーたちは歌声に乗せフロア中に届けてくれた。熱をアゲるステージングも夢みるアドレセンスの魅力だが、心に染み込む想いを歌いあげる6人の姿からも視線を逸らしたくはなかった。続く『プラスチックガール』でも、何処かアンニュイな雰囲気も忍ばせつつ、言葉のひと言ひと言へ気持ちを込めながら、6人はスペイシーなEDMナンバーに乗せ歌を届けてくれた。
これまでのしっとりムードを塗り変えるように、夢みるアドレセンスは胸をドキドキ疼かせるEDMチューン『リーダーシップ』を歌いだした。会場を熱いダンスフロアに変えた彼女たちは、セクシーさも滲ませなから、観客たちを甘く挑発し続けてゆく。

 「みんなパリピッてた」「今日は花金か、踊り狂うしかないじゃん」という緩い会話もいい感じだ。MCでは、荻野可鈴がメンバーに英語で質問をし、その意味を答えるというクイズも実施。それぞれ勝手に解釈した答えをぶつけていたように、そこは真面目にふざけるからこそ楽しいわけですけどね(笑)。

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アラビアンな音色を幕開けに飛び出したのが、気持ちを華やかな音色で包みこむ『おしえてシュレディンガー』。メンバーらの歌と掛け合いしてゆく様も、登場。とても甘くラブリーなポップチューンのように、胸をくすぐるメロディアスな歌に触れていると、沸きたい衝動が産まれるのもわかる気がする。「みんなでフワフワ」の掛け声に、会場中の人たちも甘い声をぶつけていた。
歪んだギターの音を合図に飛び出したのが、『何処にでもいる、至って普通』。胸をくすぐる青春ポップチューンへ触発され、気持ちの高ぶりを抑えられなかった。ドキドキした想いを膨らませながら、その姿へ熱い視線を送り続けていたかった。

メンバーの着替えタイムに行われた<YUMEADOウルトラクイズ>を受け、ライブは中盤戦へ。届けたのが、憂いを帯びた雰囲気漂う曲調の中へ華やかさを匂わせたミディアムメロウな『サイエンス≠アドレセンス』。胸をくすぐる歌を届けながら、彼女たちは、ふたたびフロアに熱を沸かせだす。
壮麗な音が会場中を包み込む。サビへ向って高揚したグルーヴが上がり続ける。華やかなEDM曲に乗せ、夢みるアドレセンスが披露したのが『Rainbow Rain』。胸をドキドキとくすぐる歌声と演奏に触発され、心がカラフルな色に染まりだす。けっして感情が爆発するわけではない。でも、沸きたい気持ちへ胸がどんどん引き寄せられていたのも事実。その衝動を、強烈な四つ打ちのビートを魅力にした『20xx』が身体の奥底から引きずり出した。可愛さを振りまきながらも、意外とクールに歌を届けるメンバーらとは裏腹に、観客たちは手にしたサイリウムを大きく振りながら熱く沸き続けていた。沸きたい、もっと熱狂の中へ溺れたい。何時しかメンバーたちの振りに誘われ、会場中の人たちが思いきり両手を揺らし、弾けていた。

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後半戦は、熱狂の中へ飛び込んでこそ。『ステルス都会25:00』が飛び出すと同時に、フロア中から怒声にも似た熱いコールが飛び出した。身体を熱く騒がせるダンスビートの上で、メンバーたちが激しく躍動したパフォーマンスを魅せれば、彼女たちの挑発に刺激を受けた観客たちも熱い声を舞台へぶつけていた。熱した気持ちと気持ちをぶつけあう、この関係性が最高だ!!高ぶった感情を暑い日射し降り注ぐ夏へ連れ出そうと、夢みるアドレセンスは『くらっちゅサマー』を歌唱。爽やかな歌声の中へ、感情を高ぶらす熱い刺激を次々と注入。何時しかフロアは、夏フェスでくらくら熱狂する様相へ塗り変わっていた。


さぁ、頭を空っぽに騒ごうか。『ファンタスティックパレード』が、この会場を熱狂渦巻く祭りの空気に染め上げた。メンバーたちも、「もっともっとはしゃいじゃえよ」と誘いをかけるように観客たちを凛々しい笑顔で挑発。沸き続ける人たちの身体から発する熱により、フロア中に熱気が充満し続けてゆく。彼女たちの可愛い挑発も、刺激的過ぎだ!!


流れたのが、胸をドッキドキでラブリーな気持ちに染め上げる『メロンソーダ』。愛らしく歌を届けるメンバーらに甘い声と視線を向けられたら、騒がずにいれない。サビでは、メンバーも観客たちも隣の人たちの肩へ手を乗せ、トレイン姿になって一緒に跳ね続けていた。この甘い衝動、味わうたびに高ぶる気持が身体中を駆けめぐる。こんなに愛しい気持ちにさせてくれる彼女たちから、もう離れたくない!!

 「ヤバい」「今日は、紛れもなくここが一番最高だ!!」と、興奮を隠せないメンバーたち。今回のツアーは、メンバーみずからセトリを考えて臨んだツアーだったことも、ここで報告していた。そして、夢みるアドレセンスのメンバーで語り合った未来。「これまで夢みるアドレセンスは、夢を見ることを避けてきました。今日、この日まで夢みるアドレセンスを支え、守ってくれたのが、夢から逃げること自体が恰好悪いと教えてくれたこのメンバーです。7年目にして初めて夢を伝えたいです。どうしても日本武道館のステージに立ちたい、横浜アリーナに立ちたい。私たちは夢みるアドレセンスだよ。夢を語って何が悪い!!」。熱い荻野可鈴の言葉。その気持ちを未来へ繋ぐように、夢みるアドレセンスは最後にこの歌を届けてくれた。

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 とても情熱を抱いた楽曲だ。気持ちの内側から次々と沸き上がる熱した気持ちを、6人は『それても僕は夢をみる』に乗せ剥き出しの感情のまま歌にぶつけてきた。なんてエネルギーにあふれた強い声だろう。力強く掲げた手、突きつけるように言葉をぶつけるメンバーたち。この日、夢みるアドレセンスは大きく進化した。自分たちの心の声を歌へぶつけたとき、そこには触れた人たちの感情を高ぶらす熱いエナジーが渦を巻いて生まれていた。その熱源となっていたのが、6人の魂だ。本気で気持ちを剥き出しに歌をぶつけてゆく姿に触発され、声を上げ、叫ばずにいれなかった。何より、彼女たちが宣言した夢を共に目撃し、興奮と感動を体感したい気持ちに身体中が染まっていた。

アンコールは、胸をキュンキュンときめかすラブリーなポップチューン『急上昇ガール』からスタート。曲中でも、「早く武道館に行きたい」と発言 。彼女たちの本気の気持ちを、甘い歌に触れながら感じれたのも嬉しかったこと。心を開放する『17:30のアニメ』を歌い会場に作りあげた、気持ちと気持ちをぶつけあった熱狂。「私たちは絶対に夢を叶えてみせます。みなさんが、その証人になってください」の言葉に続いて、最後に夢みるアドレセンスは『Exceeeed!!』をプレゼント。誰もが晴々とした気持ちで、一緒にはしゃぎあうこの空間を、このひとときを大切に楽しんでいた。無邪気に楽しいを追いかけていた。

 やまない熱狂の声を受け、メンバーらがふたたびステージへ。最後の最後に夢みるアドレセンスはふたたび『メロンソーダ』を熱唱。メンバーも、フロア中の人たちも、甘く弾けた熱狂の中へ気持ちを一つに嬉しく溺れていった。

 この日のライブでも宣言したように、夢みるアドレセンスはこれから日本武道館という舞台へ向け走り続ける。この情熱があれば、夢を現実に変える日もけっして遠くはない?。だって、彼女たちは夢みる若き青春の日々をずっとずっと描き続けていくのだから。

(取材・文/長澤智典)

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夢みるアドレセンス LIVE TOUR 2019 SEVEN STAR
6月28日 渋谷TSUTAYA O-EAST                

M1:LOVE ME IN THE USA
M2:アイドルレース
M3:桜
M4:ペーパームーン
M5:プラスチックガール
M6:リーダーシップ
M7:おしえてシュレディンガー
M8:何処にでもいる、至って普通
M9:サイエンス≠アドレセンス
M10:Rainbow Rain
M11:20xx
M12:ステルス都会25:00
M13:くらっちゅサマー
M14:ファンタスティックパレード
M15:メロンソーダ
M16:それても僕は夢をみる

-ENCORE-

EN1:急上昇ガール
EN2:17:30のアニメ
EN3:Exceeeed!!

-W ENCORE-

EN4:メロンソーダ

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