7月15日、神奈川・三浦海岸を舞台に開催されている音楽フェス「OTODAMA SEA STUDIO 2019」に、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48が出演した。
SKE48 画像 2/25
「OTODAMA」初出演のSKE48。会場のある三浦半島は15thシングル『不器用太陽』のロケ地でもあり、グループにとってゆかりのある場所でもある。MVのような薄曇りの天気の中、砂浜に建てられたライブハウスにMIXを打たない『overture』が響いた。ファンが持つサイリウムが彩り豊かに輝き出し、その光に迎えられステージに登場したメンバーは、代表曲『パレオはエメラルド』でライブをスタート。SKE48を代表するサマーチューンに会場のボルテージが早くも上昇する。その勢いに乗せて『誰かの耳』『キミが思ってるより・・・』と曲調の異なる楽曲を畳み掛ける。緩急あるライブスタイルに古畑の表現力が目を引く。続いて井上瑠夏がセンターに立ち、『意外にマンゴー』を披露。会場全体から沸き起こるクラップと「スプラッシュ!」のコールが心地よく、野外フェスという開放感に早くもの汗の量はハンパじゃない!
SKE48 画像 7/25
ここからは古畑奈和、須田亜香里を中心としたセットリストへと進んで行く。古畑をセンターに、大場美奈、荒井優希らが『ホライズン』を披露。2ndアルバム『革命の丘』に収録されたこの曲は、現状に満足せずに可能性を求めて走り出せというメッセージが込められた、アルバム発売当時のSKE48の現状が反映された歌詞が特徴的だ。なかなか披露されることのない隠れた名曲に、ファンからのコールの声量も上がっていく。さらにチームSの曲より『彼女がいる』をセンチメンタルに歌い上げた。
続いて須田が、浅井裕華、髙畑結希らとが『反射的スルー』を熱唱。SKE48内の人気ユニット「ラブ・クレッシェンド」初の11人体制楽曲を竹内彩姫、野島樺乃らオリジナルメンバーを加えた9名でパフォーマンス。続いてチームE楽曲の中で最人気を誇る『オレトク』を須田をセンターに熊崎晴香、鎌田菜月らチームEメンバーを中心に明るく可愛いらしい曲調で魅了した。
大場美奈 画像 13/25
後半戦は『片想いFinally』からスタート。シングル曲の中でダントツの人気を誇るナンバーだが、披露される機会が少なかっただけに「待ってました!」などの声が会場から上がった。さらに『消せない炎』とこちらもレア曲を歌い上げ、ダンスだけではない表現力の深みを魅せつけた。そして、アコースティックのギターソロが一瞬の静寂を会場にもたらし、そのまま『奇跡の流星群』を江籠がセンターでパフォーマンス。江籠の初センター曲であり、披露される度に大人びていく彼女の成長記録とも言えるこの曲。十代最後の夏を迎え「みんなの妹」から「頼れるお姉さん」へと変わっていく姿を見せてくれた。
浅井裕華 画像 22/25
ここでセットリストは遂に7月24日にリリースされる最新シングル『FRUSTRATION』を野外ライブ初披露。先日、SKE48劇場で初お披露目されたばかりだが、早くもファンとの間でコールアンドレスポンスが飛び交い、今後ライブの鉄板曲として注目のステージングとなった。終盤で畳み掛けるように激しいパフォーマンスを見せるSKE48だが、今回も『君のことが好きだもんで』(AKB48『君のことが好きだから』を名古屋弁にアレンジ)、『アイ・ラブ・ユー!』『アイ・シテ・ル!』のコールが気持ち良い『アイシテラブル!』を熱唱。会場のボルテージを最高潮まで引き上げ、SKE48のライブは終了した。
『OTODAMA SEA STUDIO 2019 supported by POCARI SWEAT 〜海の日スペシャル!SKE48 X STU48〜』 2019.7.15
【出演メンバー】
チームS:井上瑠夏、北川愛乃、野島樺乃、野村実代、松本慈子
チームKⅡ:荒井優希、江籠裕奈、大場美奈、竹内彩姫、古畑奈和
チームE:浅井裕華、鎌田菜月、熊崎晴香、末永桜花、須田亜香里、髙畑結希
【セットリスト】
M00:overture
M01:パレオはエメラルド
M02:誰かの耳
M03:キミが思ってるより・・・
M04:意外にマンゴー
M05:ホライズン
M06:彼女がいる
M07:反射的スルー
M08:オレトク
M09:片想いFinally
M10:消せない炎
M11:奇跡の流星群
M12:FRUSTRATION
M13:君のことが好きだもんで
M14:アイシテラブル!