8月24日(土)から25日(日)の2日間、神奈川・横浜アリーナで「@JAM EXPO 2019」が開催された。初日となる24日(土)のストロベリーステージに、名古屋・栄を拠点に活躍するアイドルグループ・SKE48が出演した。
SKE48 画像 2/11
「思いきり盛り上がっていきましょう」と煽りの神様こと、高柳明音の声で始まったSKE48のライブは、「兆し」を通した眩しい青春の風景が見える物語から描き出した。アイドルに求める青春という憧憬。その様を、触れた人たち一人一人の心へ映し出すように彼女たちは歌いかけてゆく。その姿が、とても愛おしく見えていた。
爽やかという言葉がとても似合うステージだ。この日のSKE48は、清楚な少女たちが逞しく青春を謳歌してゆく姿をステージに描きだしていた。「ごめんね、SUMMER」を通して見えた、ピュアな心模様。さらに彼女たちは「パレオはエメラルド」を歌い、夏ソングを連投。彼女たちもサマーチューンを通し、この場にふたたび夏の風景を連れ戻してきた。けっして灼熱ではない、爽快な夏風を覚えさせるところが嬉しいじゃない。
SKE48 画像 4/11
MCでは、フロア中の人たちとウェーブしながら戯れる場面も。「一つになれたね,この調子で最後まで楽しみましょう」。披露したのが「SKEフェスティバル」。いろんな心の壁を取り払い、みんなでノリノリに楽しもうと、彼女たちは自分たちの描き出すハッピーな空間へ会場中の人たちを笑顔で招き入れる。「これがSKEフェスティバル」という歌詞のように、フロア中の人たちの身体を揺らしていく、その牽引力はさすがだ。
SKE48 画像 7/11
「最高のライブの思い出を作りましょう」、彼女たちはふたたび夏の景色へ観客たちを連れ出した。「夏よ、急げ!」を歌いながら、忘れられないひと夏の思い出を一緒に作ろうと誘いをかけるメンバーたち。強い日射し以上に高鳴る胸の鼓動。そのドキドキをさらに大きく膨らませるように、彼女たちは青春模様満載で「恋を語る詩人になれなくて」を届けてきた。何時だって無邪気な笑顔で誘いの声を伸ばすメンバーたち。その声に清楚さと初な愛らしさを覚えてしまうから、僕らも物語の中へ飛び込み、一緒に青春を謳歌してしまうのかも知れない。
SKE48 画像 9/11
最後にSKE48が届けたのが、「騒げ」の声も飛び交う「FRUSTRATION」だ。「騒げ」「S」「騒げ」「K」「騒げ」「E」「48(フォーティエイト)」の熱いやり取りも最高だ。「全部吐き出せ〜FRUSTRATION」の歌詞のように、誰もが楽曲に合わせ、熱く挑発するSKE48の誘いに身を任せ、身体中から熱を発散するように騒ぎ続けていった。その一体感が最高じゃない!!
(文:長澤智典)
8月24日「@JAM EXPO 2019」
SKE48 ストロベリーステージ・セットリスト
M00:overture
M01:兆し
M02:ごめんね、SUMMER
M03:パレオはエメラルド
M04:SKEフェスティバル
M05:夏よ、急げ!
M06:恋を語る詩人になれなくて
M07:FRUSTRATION
【出演メンバー】
井上瑠夏/仲村和泉/野島樺乃/野村実代/松本慈子/荒井優希/江籠裕奈/北野瑠華/高柳明音/竹内彩姫/日高優月/浅井裕華/鎌田菜月/熊崎晴香/佐藤佳穂/末永桜花