10月4日、SKE48の高柳明音がグループからの卒業を発表した。

この日は、2年ぶりの開催となった『帰ってきたミッドナイト公演』が行われていた。メンバーにすら知らせていなかったという今回の卒業発表。“ここだな”と思って意を決したという高柳は「ミッドナイト公演に出るメンバーは、公演が大好きで私が信頼しているメンバーたちが出てくれると思ったので。明日の11周年公演はお祝いなので、今日にさせてもらいました」と理由を述べている。

卒業時期は2020年の春頃を予定しており、まだ正式な日程は決まっていない。




今回の発表に元SKE48で高柳と同期のイラストレーター・古川愛李は「え、まさかの！？！？ いや、しかもこの公演で しかもあの衣装で発表とは」と『スルー・ザ・ナイト』衣装での発表に驚き、「あと半年？アイドルな姿 みんな全力で楽しむしか！」と自身のツイッターでコメントを発信した。また、高柳の盟友で女優の松井玲奈は自身のインスタグラムに高柳との2ショットを掲載し、鳥とハートの絵文字で想いを伝えた。

昨年の10周年イヤーでは「今が一番楽しい！」とコンサートや劇場で笑顔を見せていた高柳。
だが、10周年当日となった「10周年記念特別公演」では、誰もが信じて疑わなかったナゴヤドームでのコンサート開催の発表は遂になかった。終演後のステージで一人泣き崩れていた高柳の姿を今でも覚えている。
だが、その後に行ったインタビューで高柳はSKE48への想いを赤裸々に語り、「いろんなことがあったなという懐かしい気持ちと、未来に向けてまた新しい一歩を踏み出そうという気持ちになれた記念公演でした」と公演を振り返り、前向きな想いを話してくれた。

あれから一年、テレビ番組のMCや、声優、女優として数々の舞台に立ってきた。
様々な環境に触れ心境に変化を与える場面も多くあったことだろう。筆者の主観ではあるが、遠からずこの日が訪れることに覚悟はしていた。しかし、いざその時が訪れるとなると、まだSKE48のステージで踊る姿を見ていたいと感情が先走ってしまう。

昨年のインタビューでは10年後の自分に向けて「自分のために生きて、幸せに。でも、この仕事を続けていけたらいいなと思います」と語っていた。今後も芸能活動は続けていく事も明かしており、アイドルという存在から羽ばたく彼女の姿を今後も追っていきたい。