AKB48グループが1月18日(土)から1月26日(日)の9日間、TOKYO DOME CITY HALL(以下、TDCホール)にて「AKB48グループ TDCホールライブ祭り」を計16公演を開催する。1月21日(火)にはAKB48が単独コンサート「AKB48単独コンサート〜15年目の挑戦者〜」を行なった。
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AKB48全チームが集結したライブらしく、冒頭を飾った『君と虹と太陽と』からほとんどのメンバーが舞台へ登場。「君を守りたい 強く抱き締めて」と、とても爽快な歌声を会場中へ響かせだした。爽やかな青春の風が、歌声に乗せフロア中を吹き続ける。その風を感じながら、胸のドキドキをゆっくりと。でも、熱くなる気持ちを抑えらずに受け止めていた。終盤には・・・が登場。その姿に、フロア中からも熱い声が飛び交っていた。
舞台上は、とても壮観な風景だ。歌声の鳴り響く『ファースト・ラビット』に乗せ、メンバーたちが軽快にスキップしながら「自分の夢を探しにゆく」と歌いかける。もちろん、その夢を、僕らも傷つくことを恐れずに求めていきたい。
彼女たちはクールに、少し挑発的な仕種も混ぜながら『Teacher Teacher』を歌唱。あれだけの大人数で妖しくせまられたら、その迫力に心が飲み込まれそうだ。あの笑顔の裏に潜む妖しさに気持ちがどんどん溺れてゆく。気持ちの法定速度は守れない。
そんなファンたちの気持ちを煽るように、AKB48は『法定速度と優越感』を歌いかける。舞台上は大人数で大渋滞?!。むしろ、法定速度内だろうが怒濤の迫力でせまってゆく。その華やかで圧倒的なパワーを持ったステージングにメロメロだ。
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ここからは、チーム毎のステージへ。トップを飾ったチームAは、熱を秘めた爽やかさを抱いた『Overtake』を歌唱。真っ直ぐな視線と笑顔を魅力に、彼女たちは夢を追い求める強い意志を明るく歌いかける。その声が、僕らにも前へ進むエールとして響いていた。さすが、AKB48の歴史を紡いできたPioneer、チームAだ。
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チームKは、秘めた情熱を力強くぶつけるように『細雪リグレット』を熱唱。身体の奥底から沸き出すパワーを、彼女たちは凛々しいステージングにぶつけていた。そのパワフルなパフォーマンスこそ、チームKの伝統だ。
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チームBは、可愛らしさを全開に『恋をすると馬鹿を見る』を歌唱。チャーミングな魅力をたっぷり振りまきながらカラフルなステージングを描き出す。そのワクワクする衝動に、チームBらしさを感じていた。
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チーム4は、『今、Happy』を歌いながらわちゃわちゃとしたライブを展開。触れているだけでワクワクが止まらない。膨らむドキドキを抑えきれないくらいに気持ちを騒がせる楽しいステージングを、チーム4は舞台上に描き出していった。
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チーム戦の最後はチーム8。彼女たちは『47の素敵な街へ』を歌いながら、大人数だからこその華やかなステージングを魅力に、覚めることのないドキドキきした青春のときめきを届けてくれた。大人数の中でさえ巧みに各自の個性を示してゆくところも、チーム8の強みだ。フロア中から沸き立つ熱狂が、それを示していた。
MCでは、「生の空気感、一緒に盛り上がってくれますか」の挨拶に続き、岡部麟が「昨年はインフルエンザで舞台に立てなかったぶん、今年は参加できて嬉しかった」と語っていた。ここからは、ユニットコーナーへ。下尾みう・千葉恵里・鈴木優香・佐藤美波・永野芹佳・浅井七海は、ちょっとセクシーさも滲ませながら、2階ステージで『必然性』を歌唱。情熱を秘めた楽曲に触れながら、少しずつ心が熱を蓄えていくのを感じていた。歌が進むにつれ、どんどん情熱や開放感が増してゆくステージングも魅力的だ。
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小田えりな・峯岸みなみ・横山由依・歌田初夏・北澤早紀・立仙愛理・高橋彩香・大竹ひとみのチームは、『また あなたのことを考えてた』を切々と歌唱。峯岸みなみをスタートにメンバーたちが歌を次々とリレー。センチメンタルなバラードナンバーを哀切な想いたっぷりに歌う姿へ、心がキュッと疼かされた。サビ歌で魅せた切ないハーモニーが、より曲の持つ哀愁さを滲ませていた。
川原美咲・田口愛佳・鈴木くるみ・ 前田彩佳子・服部有菜・藤園麗・長谷川百々花のチームは、華やかにカフルに『選んでレインボー』を届けてくれた。雨上がりの空へ虹がかかるときと同じような爽やかで柔らかい空気を、彼女たちの歌声やステージングが描き出してゆく。その爽やかでチャーミングなライブ姿に、胸が心地よく弾みだす。途中に差し込んだ自己紹介も、愛らしさ全開だった。
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真っ赤なドレスに身を包んだ岡田奈々と村山彩希は、情熱さ満載で『バラの果実』を熱唱。熱情したステージングの中から香る、甘い幼さも魅力の一つ。岡田奈々の凛々しいセリフにグサッと胸を射抜かれれば、2人の凛々しく妖しくせまる歌声や表情をずっと見つめていたくらい、その姿に惹き付けられていた。
2月22日から渋谷ATREAM HALLで、新ユニットによる公演が開催になる。MCでは、同公演に向け、それぞれのユニットの魅力を語っていた。
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向井地美音・高橋彩香・高岡薫・齋藤陽菜・吉橋柚花・行天優莉奈は、弦楽入りのバンド編成で登場。全員が楽器を弾きながら『靴紐の結び方』を披露。まだまだ演奏がおぼつかないのはご愛嬌。むしろ、バンドというスタイルで自分たちを表現してきたところに新鮮さを覚えていた。ドラムの吉橋柚花は、まったく叩けない状態からのステージ。高橋彩香は、「エレキを持ったときにアコギよりも重いと感じた」と発言。彼女たちが、これからどう成長していくのか楽しみだ。
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ここで、入山杏奈が登場。ここからは、彼女をリードに加藤玲奈・横山由依・仲西智代梨・大家志津香・谷口めぐ・岡部麟によるステージへ。「中西智代梨は引き立て役」と、入山杏奈が冗談交じりで語っていたのも伝えておこう。このメンバーで披露したのが『永遠より続くように』。彼女たちが歌いだしたとたん、会場中にカラッと爽快な風が吹き出した。無邪気さと解放感を覚えるのも、このメンツで歌っているから?!。楽しさがどんどん膨らんでゆく。その姿が、とても眩しく見えていた。
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歌のバトンを受け取ったのが、福岡聖菜・岩立沙穂・清水麻璃亜・稲垣香織・長友彩海。彼女たちはスウィートでチャーミングな魅力を振りまきながら 『スイート&ビター』を披露。彼女たちに関しては、ビターよりもスウィートな香りばかりを感じていた。その愛らしさに心が甘くとろけそうだ。
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柏木由紀・武藤十夢・吉川七瀬・佐々木優佳里・大森美優・馬嘉伶は、冒頭から情熱を振りまくように『アクシデント中』を歌唱。スクリーンを使ったパフォーマンスも加え、彼女たちは明るくパワフルに、何より情熱的に観客たちへせまっていた。
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込山榛香・加藤玲奈・宮崎美穂・左伴彩佳・茂木忍・篠崎彩奈はエレクトロなダンスナンバー『Ruby』を歌い踊りながらセクシーにせまってきた。彼女たちの心の中へ潜む魔性な魅力を振りまくように進むステージング。なんて挑発的だろう。後半にはコートを脱ぎ捨てセクシーな姿に。その妖しい挑発に、胸がドキドキ火照りっぱなしだ。
小栗有以・久保怜音・大盛真歩・西川怜・山内瑞葵は、『重力シンパシー』『遠距離ポスター』『だけど…』を披露。ポップでコケティッシュ、真っ直ぐで純粋な正統派アイドルとしての姿を『重力シンパシー』へ投影。『遠距離ポスター』を通し、弾けたチャーミングな魅力をステージングを見せた。続く『だけど…』では、哀愁センチメンタルな姿も魅せていた。
ここで、さらにメンバーが増加。加藤・西川・向井地・横山由依・峯岸みなみ・武藤十夢・大盛真歩・柏木由紀・久保怜音・岡田奈々・村山彩希・山内瑞葵・小栗有以・倉野尾成美・坂口渚沙という編成のもと、彼女たちは『LOVE TRIP』と『サステナブル』を歌唱。『LOVE TRIP』では情熱あふれるステージングを魅せながら、観客たちに熱い衝撃を降り注ぐ。とても迫力あるステージングに熱いエールをぶつけたい。沸きだす感情を全力で舞台上へ注ぎたい。それくらい彼女たちの歌声とパフォーマンスが嬉しいくらいに挑発的だった。同じ編成で届けた『サステナブル』で彼女たちは、会場中に熱いコール呼び起こす爽やかな、でも興奮せずにいれない風を吹かせていった。彼女たちの、マイナスな現状さえも笑顔で力に変えてゆく姿に、胸を熱くときめかせずにいれない。
ライブも終盤へ。『#好きなんだ』『好き 好き 好き』『好きだ 好きだ 好きだ』の3曲では、AKB48のメンバーたちが客席へ登場。フロアのアチコチでメンバーたちが、ファンたちと触れ合いながら愛らしいステージングを実施。至近距離でメンバーたちの歌う姿を観て、みんな大興奮。ここではスマホでの撮影OKということから、大勢の人たちがクシャクシャの笑顔でスマホのシャッターを切りながら楽しんでいった。
ここでAKB48の15周年に向け、様々なメンバーによる個人チャンネルを軸に据えたYuTubeチャンネルがスタートすることを告知。これは楽しみな企画が誕生した。
最後にAKB48は、15年目に向けた様々な願いを歌に込めながら『流れ星に何を願えばいいのだろう』を全員で歌唱。一人一人の歌声が大きな想いの塊となって、会場中の人たちの心を熱く揺さぶってくれた。彼女たちが歌う願いが、これからも幾つも叶うことを僕らも信じながら、その歌声を真っ直ぐな気持ちで受け止めていった。
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アンコールは『大声ダイヤモンド』からスタート。これまで以上に眩しい光と熱さを降り注ぎ、フロア中を、ふたたび全力な熱狂に染め上げてゆく。フロア中に響く「好き」という声・声・声。感情を吐き出したその声が最高じゃない!。楽曲は『Only today』へ。この日出演したメンバーたちが舞台上へ勢ぞろい。全員で素敵な笑顔を浮かべ、舞台上ではしゃぎながら明るく爽やかに歌を届けてくれた。
「約2年ぶりの単独コンサートをみんなと過ごせて幸せです。AKB48の好きなところは、一人一人に物語があること。それだけ、ここには物語があることが強みだと思っています。15年目のAKB48も応援よろしくお願いします」
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最後にAKB48は、まもなく迎える15年目という日に向けて。そして、これからの10年後に繋げるように『10年桜』を歌唱。ここから15年目へ向けて最高のスタートを切ろうと、誰もが満面の笑顔で歩き始めていた。きっとAKB48は、これからもいろんな笑顔と涙の物語を描き出してゆくだろう。でも、その物語を重ねるごと、その一つ一つの歩みが消えない輝きとなって、それまでの道を。そして、これからの道を指し示してゆく。それをメンバーも、AKB48を応援し続けているファンたちも知っている。だからこそ、この物語の続きをまたここから追いかけ続けたい。15年目への挑戦者はメンバーたちと、そう、僕らなのだから。