2月14日はバレンタインデーだ。この日を代表する楽曲と言えば国生さゆりの『バレンタイン・キッス』だろう。元AKB48の渡辺麻友、多田愛佳、平嶋夏海らによるユニット「渡り廊下走り隊7」でもカヴァーされ現在まで歌い継がれている。
48グループ内でも『スイート&ビター』や『お願いヴァレンティヌ』などの楽曲もあるが、やはりこの日はSKE48の『チョコの奴隷』が一番に聴きたくなる。甘酸っぱい恋愛ソングが目立つバレンタインソングの中で、この楽曲は学校を舞台に男の子が好きな女の子からのチョコを期待するという王道展開を守りながらも、「今日だけはチョコの奴隷」「バレンタインデーは 恋の期末テスト」「女王様 愛をください」というキャッチーなフレーズが耳元に心地よく響く。また、SKE48らしくダンスナンバーに仕上がっているのもポイントだ。
また、撮影されたMVも改装され専用化された現在のSKE48劇場で撮影されており、当時の出来事からグループの新たなスタートを共にする作品となった。
余談ではあるが『チョコの奴隷』がリリースされた2013年3月31日、神奈川・パシフィコ横浜にて同曲の全国握手会(以下、全握)が開催されていた。関東最後の全握ということで、当時、卒業発表していた「旅立ち卒業組」による『それを青春と呼ぶ日』の歌唱後にはメンバーへ向けて感謝を込めた大きな拍手が贈られていた。握手会では当時“釣り師”として人気をどんどん獲得していた須田亜香里が、握手会に向けて前日にアメーバブログで「チョコの奴隷の歌詞にちなんで『女王様愛をください』って言ってみてね」と更新。実際に『女王様愛をください』というワードを言ったファンに向けて須田はウィンクをプレゼントし、レーンから出てくるファンを笑顔に変えていた。当時、高校生だった筆者も握手会に参加させて頂き、須田からのプレゼントを受け取った。あれから7年経つが、今でもあの時の光景は鮮明に覚えている。
明日、2月15日には静岡・エコパアリーナにてコンサート「SKE48 Valentine’s Day Live 2020 ~CHOCOLATE~」が開催される。当日はメンバーが手書きで書き込んだメッセージカードが来場者にプレゼントされる。新型コロナウイルス関連の影響で握手会などのイベントが延期、中止になる中、メンバーとファンの絆が結ばれる機会になる事だろう。