2月14日(金)、大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホールにてNMB48の梅山恋和、上西怜、山本彩加によるユニットLAPIS ARCH(読み:ラピスアーチ)の、劇場外では初となる単独ライブ『LAPIS ARCH Valentine LIVE 2020 ~Sweet & Bitter Youth ~』がおこなわれた。昨年12月のお披露目ライブで発表された本公演。会場はこの日を待ちわびていたファンたちの熱気に早くも包まれていた。
OVERTUNEが流れ静かに幕が開くと、ミラーボールが強烈な輝きを放つ。そしてピアノの疾走感あふれるサウンドのなか、LAPIS ARCHが登場。『だらしない愛し方』からスタートした。ダンサブルでディスコティックな楽曲で構成された本公演。楽曲ごとに表情を変え、時に軽やかに、時にセクシーなダンスで魅了した。
この日のために撮影した全5話のスペシャルドラマも放映。バレンタインデーの出来事を描いた甘くて苦い学園ドラマを展開した。ソロではドラマで文学少女を演じた梅山が『バレンタイン・キッス』を歌いながら、色とりどりの風船でステージをデコレーション。爽やかなアスリート役の上西は『口移しのチョコレート』を大人っぽくアクト。イマドキの帰宅部女子がハマっていた山本は『虫のバラード』を、パワフルな歌とダンスで惹きつけた。
ユニットでは上西と山本による『私たちのReason』、梅山と山本による『君と僕の関係』、梅山と上西による『となりのバナナ』などを披露。『ホワイトデーには… 』では、3人がステージからチョコレートをプレゼントする一幕もあった。
重低音が響くサウンドにリンクしたダンスから『僕たちは戦わない』を。続く『Green Flash』でもシンクロ率100%のダンスを繰り広げ、会場の空気を制した。ラストスパートは「青春!」コールでテンションを上げて、『ハイテンション』を。「踊れ!」とあおるごとに熱気もさらに上昇。コール&レスポンスが響く『学園天国』、サビでは会場がひとつになった『小さな恋のうた』をパフォーマンス。縦ノリ、横ノリのロックな世界観で本編を締めた。
アンコールでは『光と影の日々』を、真っ直ぐ前を見つめ力強く歌唱。上西が挨拶をしようと構えると、衝撃音が轟きステージ上から封筒が。次は「5月13日(水)、東京・LINE CUBE SHIBUYAです!」とサプライズ発表、初の東京ライブに「うれしいです!」と笑顔を見せる3人。おめでとうの声もあちこちから上がった。
上西は「結成してすぐにこのライブが決まって、うれしいけどこんなに順調に行っちゃって大丈夫なのかなという思いが私たちのなかにあった…」と戸惑いを語る。「でもこうして、応援してくれるファンたちや、頑張ってねと言ってくれるメンバーさんがいて本当に感謝しています」と告げた。そして「自分に自信がない」と続ける。「でも、二人の隣にふさわしいメンバーになれるように頑張りたい」と力を込めた。梅山と山本は「NMB48のセンターに立つべきメンバー」と語り、「センターに立つ二人を支えられる、心の友のような存在で一緒に活動できたら」とはにかんだ。一方、個人的には「写真集を出したいです!」という目標も明かした。
梅山は「これといった個性がない」と話す。「これから私にとっての武器を探していけたら」と告げると、その姿を後押しするような温かい拍手が沸き起こった。「個人的な目標はおもちのCMに出ることでーす!」と笑いを誘い、「絶対につかみ取りたい!」と夢を語った。
最後は「この3人がNMB48を引っ張っていける存在になれたら」と山本。「応援してくださっている皆さんに48グループが見せたことのない景色を見せたい。そして48グループに興味がないという方をこの3人で振り向かせたいです!」と力強い眼差しで決意表明をした。
そして『僕らのユリイカ』『オーマイガー!』『ドリアン少年』を歌い、ファーストライブをしめくくった。
<ライブ情報>
LAPIS ARCH LIVE 2020 in TOKYO(仮)
5/13(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
※チケット情報など詳細は追ってお知らせいたします。