8月30日、名古屋・栄を拠点に活動しているアイドルグループ・SKE48の10期研究生が配信限定の「青春ガールズ」公演を実施した。今回新たに10期生より加藤結、鬼頭未来、木内俐椛子の3名が劇場デビューを飾り、11名全員が公演に出演した。
劇場デビューについてMCの自己紹介で鬼頭は、「今日は初めての劇場公演デビューですごく緊張していますが、苦手な表情を意識しながら頑張りたい」と意気込み、加藤も「今日の出演メンバーの中で唯一髪が短いので、“ショートカットは加藤”と覚えてもらえたら嬉しいです」とそれぞれ語った。
また、出演メンバー発表時からファンの間で話題となっていた木内。10期生が初めてステージでパフォーマンスした「SKE48 VALENTINE'S DAY LIVE 2020 〜CHOCOLATE〜」のMCでぎこちないスキップを披露し注目を集めていた。しかし、先月公式ブログにてスキップを克服した事を明かし、その姿が披露される機会が待ち望まれていた。
「青春ガールズ」公演の冒頭3曲はステップを踏むリズミカルな楽曲が続くが、中でも『ビーチサンダル』にはスキップの振り付けが存在。ツイッターとの連動企画でファンからの応援メッセージが寄せられる中、木内は配信のカメラに抜かれた一瞬でスキップを見事に成功させた。
その瞬間、公演の模様を視聴していたファンからも、
「りかぴがスキップしてる。。。」
「りかぴが堂々とステージで踊ってるよ、、りかぴが、、」
「りかぴ、初公演おめでとう!」
などのコメントが続々と寄せられた。
MCで木内は「私は劇場公演の出演が初めてなので、今日初めて見る方も多いと思います。私のことを少しでも好きになってもらえるようなパフォーマンスをできるように頑張ります」と意気込みを語った上で、18年間できなかったスキップについて「『ビーチサンダル』の振り付けにスキップがあって、このままでは公演に出らないと思い、家の周りを2キロスキップしてできるようになりました」とふれた。以前にも木内は同期の林美澪からスキップのやり方とコツを教わっており、今日までに斬新な反復練習で実現させたようだ。
また、「緊張しやすい体質で大事な日にお腹が痛くなるのですが、今日は唯一お腹が痛くなりませんでした」とも話した木内。以前のSHOWROOMで『渚のイメージ』をセンターで踊った時に、緊張のせいで納得のいくパフォーマンスができなかった事を悔やみ、「死ぬほど泣いてきたので泣きたくない。9期のオーディションからここまで長かった。笑って笑顔で楽しみたい」と今回の公演へかける思いを語っていた。その想いはしっかりと実らせる事ができたようで、スキップの克服だけでなく表情の魅せ方や、何よりも笑顔があふれるステージを届けた。
SKE48になる事を目指し、一人大阪から来名した木内。苦手だというダンスやトークスキルを磨いてMCに挑戦したいという木内の挑戦を今後も注目していきたい。