9月26日にオンラインで開催されている『氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~』。森山直太朗のオープニングセレモニーアクトに続いて、登場したのは、ももいろクローバーZ with our soulmate DMB。氣志團万博といえば、絶対欠かせないのがももいろクローバーZのステージ。2012年から毎年開催されてきた千葉県・袖ケ浦海浜公園のステージは、ももクロファンたち「モノノフ」にとっても聖地と言っても過言ではない。そして1年のうちで、この日だけはももクロは「週末ヒロイン」ならず「万博ヒロイン」としてステージに立つのだ!
今年は初のオンライン開催となったが、もうひとつ例年と違うのが、”with our soulmate DMB”の称号を付けての登場であること。DOWNTOWN MOMOCLO BAND、略してDMB。生バンドメンバーを引っさげて、よりライブ感の強いステージパフォーマンスを繰り広げた。
ももいろクローバーZ photo by Ryuya Amao「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 2/7 ももいろクローバーZ photo by Ryuya Amao「氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~」 画像 3/7
会場は無観客の某都内ライブハウス。ももクロのステージは、DMBによる『Overture』の生演奏からスタート。『Overture』のインストロメンタルが終わり、すかさずステージ中央に登場したメンバーは、4人揃ってまさかのJK制服姿!しかも1曲目は氣志團のナンバー『BANG ON!』だ。制服姿で艶かしく踊りながら氣志團のカバーを歌う4人。いつもの氣志團万博で見せる、元気ほどばしる彼女たちとは180度違った雰囲気で、大人になったももクロの魅力が炸裂する。
「ほんとに一生戦って、ともに戦友としてこれからも参加し続けたいと思ってます」MCでは、百田夏菜子が今年も参加できたことに感謝を告げる。玉井詩織は「なかなかないもんね!主催(氣志團のメンバー)が目の前で見てるっていう」と、ライブハウス収録ならではのコメントをポロリ。そして「今日はみんなに会えなくてまじぴえん」佐々木彩夏が、JKスタイルでここぞとばかりに今どきの口調でつぶやき、他メンバーに突っ込まれる場面も。
MCからの2曲目は『MOON PRIDE』。4人が目まぐるしくつなぐ1フレーズずつ歌う出だしが印象的な曲だ。そのままの勢いで、3曲目『WE ARE BORN』へ。ラップから始まるシャープなイントロに続いて、バンドサウンドがよく似合う楽曲だ。曲のラストを飾るピアノサウンド。そこから、立て続けにドラムのリズムが刻まれると次の曲『stay gold』が始まった。こうしたアドリブ感あふれる曲の展開も生ライブならではの醍醐味。配信とはいえ「やっぱり生のライブっていいな」と思わせてくれる瞬間となった。
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ラスト1曲は再び氣志團のカバー『Don't Feel,Think!!』。「最後はみんなこの曲で盛り上がって生きましょう!」百田の掛け声を合図に、4人と同じく制服姿のバックダンサーが登場し、駆け抜けるように曲が展開する。間奏の間には、ももクロの4人が突如、制服を脱ぎ捨てTシャツとショートパンツ姿に!さらにダンサーたちも一斉に制服を脱ぐとオリンピック種目のコスチュームになってステージを盛り上げる。ステージ中央に飛び出した花道では、4人のダンサーに囲まれた佐々木がシャウトしていよいよステージはクライマックスへ。「オレはお前たちを誇りに思う!」百田のセリフでバッチリと締めくくられた。
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ステージを終えた佐々木は、思わず「ご本人の前でやるのはホントに緊張する!大丈夫ですか?翔さん」と一言。やはりいつものステージとは一味違ったようだが、表情には達成感が浮かんでいる。そして、最後の最後に高城がカメラに向かって「氣志團さん、キュンでーす!」満面の笑顔で伝えて爽やかに去っていったのが印象的だった。
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氣志團万博2020 ~家でYEAH!!~
ももいろクローバーZセットリスト
M1:BANG ON!
M2:MOON PRIDE
M3:WE ARE BORN
M4:stay gold
M5:Don't Feel,Think!!
※記事掲載時、一部楽曲名およびメンバー名の誤りがあったことをお詫びいたします。