アップアップガールズ(仮)が、9月26日(土)に東京・日比谷野外大音楽堂で、現体制最後のビッグマッチとなるワンマンライブ『アップアップガールズ(仮) ENDLESS SUMMER in 日比谷野音』を開催した。ライブは新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮した形で行われ、会場(通常は約3000人のキャパシティ)には、800人満員の観客を集めた。本公演開催にあたってクラウドファンディングが行われ、目標金額を上回る達成率153%の支援が募られた。
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先日、この日のライブをもって現体制から新体制移行期間に入ることを発表したアプガ(仮)。結成から9年半、現在の5人体制になって3年。唯一無二のアスリート系アイドルとして幾多の破天荒なライブを行ってきた彼女たち。数々の伝説が刻まれた野音のステージで、アプガ(仮)は雨の予報を吹き飛ばし、これまでの集大成というべき熱量たっぷりのライブを繰り広げた。
そして本公演では、新メンバーオーディション開催の決定と、現体制最後のアルバム『6thアルバム(仮)』が11月10日に発売されることが併せて発表された。
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オープニングアクトには、アプガ(仮)の妹グループが登場。アップアップガールズ(プロレス)は、新曲「リングの上にも三年〜All Along The Way〜」を初披露。メンバーのらくは「アプガ(仮)姉さんの背中はほんとにほんとに大きいです。でもいつか、私たちがここにリングを立てて、アイドルとしてもプロレスラーとしてもこのステージに立てるようにがんばります!」と野音に挑むことを宣言した。
アップアップガールズ(2)は、10月20日にリリースされる4曲入りシングルに収録される新曲「どのみちハッピー」など全5曲をパフォーマンス。鍛治島彩は「私たちもここでワンマンライブがしたいです。私たちをもっとたくさんの人たちに見てもらえるように、そして、私たちがもっと大きくなって私たちがアップアップガールズの新しい時代を作って行けるようにがんばります!」と、アプガ(2)野音ワンマンへの野望を口にした。
アプガ(2)とアプガ(プロレス)がステージに揃うと、アプガ合同曲の「上へ!未来へ!」をパフォーマンス。アプガ魂の継承と後輩の意地を見せ、先輩のライブに華を添えた。
秋の夜の野音に「overture(仮)NEO」が流れると、いよいよアプガ(仮)の登場。古川小夏、森咲樹、佐保明梨、関根梓、新井愛瞳は、関根がデザインした新衣装でステージに現れ、新曲「I LIVE YOU」でライブをスタート。君に会いたいという思いが詰まったアップチューンに、ファンは拍手で応援を送る。続けてメンバー5人は「アップアップタイフーン」で巨大フラッグを振り、観客のテンションを鼓舞していく。そしてアプガ(仮)の代表曲「アッパーカット!」を歌唱し、会場全体で強烈なアッパーカットを決めた。
佐保がトンファーの演舞を見せた自己紹介のコーナーを挟んで、アプガ(仮)は、進化を遂げていく気持ちを歌った「Next Stage」、初期のかわいいポップチューン「バレバレI LOVE YOU」、季節に移り変わりと淡い恋心を歌った「End Of The Season」を披露。続けて「メチャキュン♡サマー ( ́ ▽ ` )ノ」「サマービーム!」と夏曲を連続で歌唱し、アプガ(仮)のライブは常夏であることをアピールした。
ライブの熱気が高まる中、ラテンテイストの「ヒート ビート アイランド」、熱い愛情を歌う「愛愛ファイヤー!!」を披露し、メンバーもファンもますますテンションアップ。
大人の女性のかっこよさが詰まったソリッドなナンバー「Lady→GO!」から、メンバー5人はダンスコーナーでそれぞれソロのダンスを見せる。
踊りのスキルで圧倒したあと、2つ目の新衣装を身にまとったアプガ(仮)は、先日MVが公開された新曲「Light It Up」を披露する。別れと前に進んでいく思いが綴られた歌詞は、まさに今の彼女たちの心境とリンクするもの。しなやかさと力強さに満ちた楽曲を、メンバー5人は感情を込めてパフォーマンスした。
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いよいよライブもラストスパート。「アゲノミクス!!」で観客のボルテージを高めると、続いて「アッパーレー」を歌唱。アプガ(仮)の中でも1、2を争うブチ上げチューンで、メンバー5人はCo2ガンを手にする。ライブの熱気で、すでにリミッター解除モードの彼女たちは、ステージが見えなくなるほどの大量のスモークを大噴射。この振り切ったクレイジー感は、アプガ(仮)の大きな魅力のひとつだ。
すさまじい光景と興奮のあと、メンバー5人は「FOREVER YOUNG」を歌唱。明るいメロディとスカのビートでハッピーな世界観を作り上げライブ本編は終了となった。
野音に拍手が鳴り響きメンバー5人がステージに戻ると、アンコールで初披露の新曲「ソラハレルヤッ!!」をパフォーマンス。ファンキーでノリノリなアップチューンで、会場はますますヒートアップした。
ここで、メンバーからこの日のライブの思いが語られていく。佐保は「私たちも久しぶりの単独ライブで、持ってる力以上のものを持って楽しめたかなって思います。今日で5人体制を終了して、明日から新体制の移行期間に入るんですけど、そのいい締め括りの、いいスタートのライブになったんじゃないかなと思います。私たちも、これからの人生もがんばろうって思えるくらい、みなさんからたくさんパワーをいただきました!」とファンへの感謝を口にした。
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関根は「5年前に私たちは、ここ日比谷野音でライブをさせていただきました。そこから今までの間に、後輩グループができたり、メンバーの卒業があったり、いろんなことがありました。だけど、私たちはどんな形になろうと、アップアップガールズっていうのは楽しいんだぞ、どこでもライブができるんだぞ、みなさんと力を合わせるとどんな壁だって乗り越えられるんだぞっていうのを証明して来ました。それがあったからこそ、今、この日比谷野音に立てているんだと思います。だから(涙)、、、(新体制に移行することで)驚かせてしまったかもしれないけど、みなさんと一緒に前に進んで、アップアップガールズ(仮)の可能性をもっともっと無限大にして行きたいと思います。これからも応援よろしくお願いします!」と込み上げる感情と戦いながら、これからのアプガ(仮)の可能性について思いを語った。
そして新井が「ここで発表があります!」と声を上げ、アプガ(仮)新メンバーオーディション開催決定を発表。さらにうれしいお知らせとして、11月10日にニューアルバム『6thアルバム(仮)』の発売決定を告げた。
新井は「新メンバーオーディションを発表しましたが、これからメンバーの加入もあるし卒業もあると思います。ですが、私たちは前を向いてそれぞれの未来に向かって、まっすぐ突き進んで、さらにたくさんの人を笑顔にできるようにそれぞれの力をどんどん伸ばして行きたいです。何があるかは分かりませんので、まだまだアプガから目を離さないでください」と現在の思いを口にした。
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感慨深い空気に包まれる中、新井は「ほんとにたくさんの方に協力していただいて、やることができた野音です。ほんとにほんとに感謝の気持ちでいっぱいです。その気持ちを最後この曲に込めて歌います。私たちとみなさんのサイリウムで、これからの未来を明るく照らして行けたらなと思います」と語ると、ラストナンバー「サイリウム」が届けられた。メンバー5人は、ファンとともにサイリウムの光を灯し野音を色鮮やかな空間にする。そして、手書きの“ありがとう”の横断幕を掲げてファンへの感謝を伝えた。アプガ(仮)は全17曲を完走し、現体制最初で最後の野音のライブを大団円で締めくくった。
今後、アプガ(仮)は、活動を続けながら新体制移行期間に突入。新メンバーオーディション開催なども含め、新体制に向かっていくアプガ(仮)のこれからの展開に注目しよう。
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☆「アップアップガールズ(仮)2020新メンバーオーディション」特設サイト
https://www.yum-audition.jp/