2020.12.15 公開
NMB48 村瀬紗英、「このグループに入れて幸せでした」涙と笑顔で魅せた卒業コンサート

『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』(C)NMB48  画像 1/5

12月14日、大阪・オリックス劇場にて『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』が開催された。
2011年にNMB48第2期研究生となり、翌年チームMに入ったことで正式メンバーとなった村瀬。以来、アップカミングなメンバーによるユニット 「難波鉄砲隊」の選抜メンバー入りや、吉田朱里、太田夢莉、渋谷凪咲の女子力選抜メンバーによるカルテット「Queentet」を結成するなど、常に話題の中心にた。一方、74万人のフォロワーを抱えるファッションアプリ『WEAR』での発信や、アパレルブランド『ANDGEEBEE』をプロデュースするなど、ファッションアイコンとしても活躍し、圧倒的な存在感でチームをけん引してきた。

NMB48 村瀬紗英、「このグループに入れて幸せでした」涙と笑顔で魅せた卒業コンサート『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』(C)NMB48  画像 2/5

この日行われた卒業コンサートでは、現役メンバーはもちろん、中盤のユニットコーナーでは卒業生の谷川愛梨、三田麻央、矢倉楓子がゲスト出演し、会場を沸かせた。コンサートの様子はオンライン生配信もされ、新YNNではすゑひろがりずが実況を担当。コンサート冒頭ではステージに登場し、「さえぴぃの門出を応援しましょう!」と卒業を寿ぎました。アンコールで歌唱した『たんぽぽの決心』の途中には、ファンとメンバーから寄せられたメッセージで作った特大のメッセージパネルを贈るサプライズ企画もあり、笑顔と涙で卒業コンサートを彩った。
卒業コンサートは村瀬の初のソロ曲『イミフ』からスタート。前半は、2016年にチームMで選抜入りした『甘噛み姫』や2019年の『NMB48 LIVE TOUR 2019 〜NAMBA祭〜』で話題沸騰となった『わるぴぃ (わるきー)』、鵜野みずき、東由紀の同期での『ハート型ウイルス』など、思い出の楽曲を次々と披露した。2015年に放映された日韓同時放送の公開オーディション番組『PRODUCE48』のオーディションに参加した当時を振り返るVTRでは「オーディションに参加することで、自分のやりたいことに挑戦しようという気持ちにもなったし、自分をアピールすることで自信が持てるようになりました」と語る村瀬。そしてAKB48・後藤萌咲とWセンターを担った『わかりやすくてゴメン』を、同オーディションに参加した白間美瑠、加藤夕夏とともに歌唱した。

NMB48 村瀬紗英、「このグループに入れて幸せでした」涙と笑顔で魅せた卒業コンサート『NMB48村瀬紗英 卒業コンサート 〜Happy Saepy Ending〜』(C)NMB48  画像 3/5

『心の端のソファー』で卒業生ゲストの谷川と三田が登場。曲中では「紗英ちゃん卒業おめでとう! 今日は呼んでくれてありがとう。ふたりで迎えに来たで〜」とメッセージ、バックスクリーンには3人の写真も映し出さた。Queentetのコンサートで行っていた『なぎさえラジオ』も復活、『涙売りの少女』や『残念少女』を選曲した理由などを明かした。2017年の『AKB48グループ ユニットじゃんけん大会2017』で矢倉楓子と の「ふうさえ」で決勝まで勝ち抜いた映像がエポックメイキングとして紹介され、ステージでは矢倉との最強コンビで『あばたもえくぼもふくわうち』をパフォーマンス。『みなさんもご一緒に』から始まったクライマックスでも“ムラセンス”が光る楽曲を次々と歌唱し、本編最後は「私の初選抜曲、聴いてください!」と添えて『高嶺の林檎』デ締めくくった。


アンコールではスノークリスタルなロングドレスで登場した村瀬。「今になってやっと、卒業することを肌で感じています」と心境を語った。コロナ禍で迎えた卒業コンサート、開催できたことを感謝し、「今日も気持ちの面でも支えてくださった皆さんの愛を感じて、胸がいっぱいです」と感極まった表情を浮かべた。「私は2期生の初日公演は一番後ろの一番端っこで踊っていたし、初めて選抜メンバーに選ばれるまで4年かかったけど、 今の自分に自信が持てるようになったのは、そばにいてくれる皆さんがいたからです。これから次の人生でもっともっと活躍していけるよう、まだまだ楽しませるので、これからもずっと私のそばにいてください」と気持ちを語った。

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そして家族へのメッセージも。高校3年生の時に母親を亡くした村瀬。涙を浮かべながら「お母さんは強くて芯があって美人で明るくて、いつまでもずっと私の一番のあこがれの人です。病院からもよくコンサートに来てくれて、私がどんどん前のポジションに行くたびに喜んでくれていました。今の活動もきっとそばで喜んでくれていると思います。大好きなお母さん、お母さんがいなければ今、私はここにいないので、次の人生に踏み出すこの瞬間だけは私にもステキなお母さんがいたんだよって知ってもらえたらうれしいなと思いました。みんなの自慢になれるよう紗英は頑張ります!私たちの紗英ならできると期待してください。ここまで成長させてくれて本当にありがとうございました。私は胸を張ってNMB48を卒業します」と、時折、さわやかな笑顔を浮かべながら『結晶』を届けた。
『たんぽぽの決心』の曲中に、キャプテンの小嶋花梨からサプライズが発表されると、メッセージが映し出された映像をじっと見つめる村瀬。そして、今にも泣きだしそうな表情で渋谷に歩み寄ると、渋谷もそっと背中に手を添え、村瀬の気持ちを受け止めます。「今日は会場で声を出せないので、ファンの皆さんからメッセージをもらいました」との小嶋の言葉を受け、深々と一礼した。そして「うれしいです。リハーサルでも何かないのかな〜って期待してたから。よかった、ここまで待って。うれしい、ほんまに(笑)。NMB48になってよかったと心の底から思いました!」とにっこり。

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最後は「明るく元気にこのコンサートを終えたいと思います!」と『正義の味方じゃないヒーロー!』を。Wアンコールでも「私の大好きなこの曲で盛り上がろうぜ〜!」と『大声ダイヤモンド』を元気いっぱいに歌い、最後は「バーン」とピストルを撃つジェスチャーで、クールビューティーに決めた村瀬。そんな彼女をメンバーたちのキュンキュンポーズがさらに華を添えました。そして「一生忘れられない思い出になりました。このグループに入れて幸せでした。これからもNMB48村瀬紗英の応援をよろしくお願いします!」とあいさつし、卒業コンサートの幕を下ろした。

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