2020年1月1日、SKE48は彼女たち4人のステージから幕を上げたと言ってもいいだろう。
毎年恒例となっていたSKE48劇場でのカウントダウンイベント「SKE48 カウントダウン公演2019→2020」で、2020年に“年女”となる青木詩織、鎌田菜月、谷真理佳、古畑奈和の4人がステージで歌唱する一曲を任された。子年(ねずみ年)ということもあり、4人はネズミの姿に扮して『Nice to meet you!』ならぬ、『Nice to meet チュー!』を披露し年明けを祝った。
あの当時、現場にいた誰もが2020年がこのような年になるとは予想もしていなかったことだろう。新型コロナウイルスの世界的蔓延によって経済活動のみならず、エンタメ業界にも深刻な影響を及ぼした。この激動の一年を過ごした“年女”4人の2020年を簡単ではあるが振り返ってみたいと思う。
青木詩織(C)WWSチャンネル編集部 画像 2/6
2020年はSNSに端を発したトレンドが日本中を席巻した。
そうした大波にTIkTok、YouTubeを用いて“バズった”のが青木詩織だろう。
相方である荒井優希と毎日投稿を続けたおしゆきTikTokは、日を重ねるごとに再生数とフォロワー数を伸ばしていき、現在は62万フォロワー(2020年12月31日現在)に達し、名実共に人気TikTokerへと成長。事務所の公式サイトにもTikTokerとして掲載されるまでに至った。コンビで始めたYouTubeも、不慮のアクシデントに見舞われながらも週3ペースで投稿を続け、日々話題を提供している。
青木詩織個人としても、自身の誕生日に「SHOWROOM」を用いた24時間配信企画を強行。眠気との戦いを繰り広げながらも、「緊急事態宣言」下の閉塞した生活に笑いを届けてくれた。
6期生がCMで勢揃いする出来事も!※画像は青木詩織 Twitterより 画像 3/6
また、アプリゲーム「SKE48 Passion For You Presents SKE48」のCM出演権をかけたイベントでは、6期生7名全員がCM出演を果たしたことを添えておきたい。
鎌田菜月(C)WWSチャンネル編集部 画像 4/6
鎌田菜月は、今年1月にTOKYO DOME CITY HALLで開催された「SKE48 選抜メンバーコンサート 〜私たちってソーユートコあるよね?〜 」のメンバーソロコーナーで自分の名前と響きが似ている『寡黙な月』を歌唱し、会場のファンを沸かせた。
今年は活動が制限される中で、「ゼスト エンタテインメント スクール」の講師活動や、本多劇場グループが行う新たな演劇の形を模索する「DISTANCE-TOUR-」に、古畑奈和と共に出演するなど活躍の領域を広げた。
漫画、アニメ、将棋など多彩なサブカルチャーを趣味に持ち、好きの情熱を仕事に繋げてきた鎌田。2021年こそは「山に登りたい」という願いを実現できるか見守りたい。
谷真理佳(C)WWSチャンネル編集部 画像 5/6
谷真理佳は2020年、自身初となるイメージDVD「First Time!!」(コペル)を発売。オトナ美形メンバーの一人である谷は、自慢のヘルシースタイルを沖縄ロケで存分に披露した。
また、今年は配信形式のイベントが立て続けに企画されたSKE48だが、「Zoom」を介した配信が行われた際にはリモートにも関わらず持ち前のトーク力で場を回す場面も多々見られた。
SKE48関連のイベント出演と合わせて、所属する芸能事務所・ワタナベエンターテインメントのイベントにも参加するなど、個人の仕事を需実させた一年だった。
古畑奈和(C)WWSチャンネル編集部 画像 6/6
古畑奈和は昨年のインタビューの際に「心身共に健康的に生きていく」と目標を掲げ、2020年をスタート。前田佳織里と共演し放送された「古畑前田のえにし酒」(BS日テレ)をはじめ、TOKYO FMで1ヶ月限定ではあるが「太田胃散 presents SKE48古畑奈和 10月のお楽しみ」のパーソナリティを務めるなど、ソロでの活躍が目立った。
彼女の魅力である歌の場面でも、同じ所属事務所のガールズロックバンド・BRIDEARとのコラボライブが予定されていたが新型コロナウイルスの影響で中止に。代わりに圧巻のライブパフォーマンス動画がYouTubeで公開され話題に。
さらに、12月に決勝大会が開催された「第3回AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」に満を持して参戦。初代女王の野島樺乃との直接対決&共演や、審査員として参加した井上ヨシマサ氏との掛け合いが反響を呼んだ。
グループ、メンバー個人としても思うような活動ができなかったであろう2020年。人と会うことが制限される環境下ではあったが、SKE48劇場を使った企画・イベントや、再開した劇場公演をYouTubeで一部配信を行い、一大イベントである周年コンサートは、グループ結成12周年とこれまで上演してきた公演数を掛け合わせた、3日間30時間に及ぶ大規模配信を実施。新たなグループ像を提供するきっかけの一年でもあった。まだまだ先の読めない2021年。丑年(うし年)を迎える次なる“年女”たちの活躍を一年を通して注目していきたい。