5月18日、名古屋・栄を拠点に活動するアイドルグループ・SKE48の6期生がZepp Nagoyaにて単独ライブ「SKE48 6期生Zepp Nagoya 単独ライブ2nd ~6期が好きだ~ Supported by ゼロポジ」を開催した。19日に劇場最終公演を控える竹内彩姫にとっては、同期7人で立つ最後のステージとなった。
1曲目の『神々の領域』を含んだ、メンバーそれぞれのアイデアが詰まったセットリストで、再びZepp Nagoyaの地でライブを成功させた6期生。熱量冷め止まぬライブ終演後、メンバーたちは7人揃って報道陣の囲み取材に登壇した。
【終演後のメンバー囲み取材】
Q.ライブを終え、今の感想をお一人ずつ教えてください。
北野瑠華:2回目ということで、メンバーも1回目とはまた違った気合の入れ方でステージに立ちました。1回目のステージはみんなで「これからSKE48の先頭に立って引っ張っていく!」という覚悟を決めて立って、それから2年。いろんな活動をして、それぞれのチームで後輩に思いを伝えたりと姿勢が変わって、客観的に見てもそれぞれ成長した部分もあると思います。みんなもう堂々とステージに立って、1つ1つ出る言葉に迷いがなくて、あのステージがあったからここまで成長できたんだなと、その成長を今日はみなさんに見てもらえたと思います。
日高優月:今日は限られた人数でしたが、無事にお客さんを入れてのライブができましたし、テレビとかタブレットとかいろんな方法で見られるように工夫してくださって、楽しみにしてくださっていた方がたくさんいる中で、無事に終えることができてよかったなと思います。今回のライブを通して、改めて同期っていいなとか、夢を叶えることっていいなって思いましたし、夢を叶えたのが同期でよかったなって。9年目ですけど新たな絆が生まれたかなって思いました。自分以外のメンバーの存在の大きさを改めて感じたすごくいいライブだったと思います。楽しかったです!
井田玲音名:2回目の6期生だけのライブということで、今日はさきぽん(竹内)のお願いもあって後輩の子たちも見に来てくれてたんですけど、私は後輩に厳しいことを言ったりとか、自分の気持ちを伝えたりすることがすごく苦手なんですけど、今日のライブを通してその子たちに“背中で見せる”みたいなカッコいいことは言えないかもしれないけど、私たちのパフォーマンスを見て「私たちもこうやってパフォーマンスしたいな」とか「同期でステージしたいな」とか、SKE48ってこういう場所なんだなって改めて思ってもらえる、そんなライブになればいいなって思いながらステージに立ちました。それが伝わっていたらいいなって思いますし、これからも同期という枠ではなく、別々のチームで活動をしていくんですけど、今日いなかったメンバーにもそれを伝えていけたらいいなと改めて思いました。
熊崎晴香:本当に今日を通して、改めて6期生って最高だな、好きだなって思ったし、みんなのパフォーマンスからSKE48らしさっていうものがすごく出ていて、昔のSKE48っていうものも大事にしつつ、今のSKE48に新しい風を入れていってる感じがしてすごく幸せな時間でした。日本ガイシホールのコンサートが終わってから、今回が初めての(劇場外での)ライブなったんですけど、新たな風やウェーブを起こして、このメンバーで引っ張っていって、どんどんどんどんSKE48の良さをたくさんの方に知ってもらえたらいいなと思います!
鎌田菜月:今まで当たり前だと思っていたことがコロナ禍でしばらくご無沙汰になり、ガイシがあって、今日のライブがあって、私たちアイドルにとっては当たり前だった一瞬一瞬や同期がすごく愛しいなっていうのを、今回のレッスンからずっと感じていました。みんな賑やかで楽屋から楽しくて、それを含めて今日を迎えられてよかったなって思います。SKE48としては夏のZeppツアーが待っていて、このZepp NagoyaにもチームEでまた立たせてもらうんですよ。そのときに後輩に背中を見せられたらいいなって思いますし、後輩が「6期の人たちいいな」っていっぱい言ってくれて、中には「続くぞ!」ってガツガツしてくれている後輩もたくさんいるので、今日がそういう起爆剤の1つになって、SKE48にとってもプラスになる1日になっていれば嬉しいなと思います。
青木詩織:今日は6期生単独のZeppが2回目ということで、それも意味があるとは思うんですけど、さっきくま(熊崎)も言ってくれたように、珠理奈さんとちゅり(高柳明音)さんという偉大な先輩方が卒業されて初めてのライブで、それを任せてもらえたのも嬉しかったですし、ここから6期生がお二人の穴を埋めて引っ張っていける存在になれたらなと思います。6期生は今年が9年目で来年が10周年イヤーになるので、さらにここから成長して10周年にはまた何かしらできるように、“頑張りたい”と思います!よろしくお願いします!!
竹内彩姫:たくさんの方の支えがあって今日このライブができたと思います。今まで当たり前だと思っていた部分を、次は私が知る番だと思うので、スタッフとしてみんなの夢が叶う瞬間の近くに、次はいられたら嬉しいなと思います。SKE48の応援をこれからもよろしくお願いします。
Q.セットリストの1曲目に『神々の領域』を選んだことについて、改めて思いを教えてください。
井田玲音名:前回は「6期生がこれからSKE48を引っ張っていくぞ!」という決意として1期生の『神々の領域』を披露させていただいたので、その決意を1曲目で表せたらいいなっていうのと、“前回の続き”ということも表したくて、1曲目にさせていただきました。
鎌田菜月:映像もつながるように、前回のVTRを流してもらってから私たちのシルエットが出るっていうところを、スタッフさんにもお願いしてちょっとこだわったところかなって思います。
井田玲音名:私たちの考えが伝わってたらいいなって思います。
Q.6期生はこれまで「未来」に関わる歌を披露してきましたが、今回最後に歌った『未来が目にしみる』を選んだ理由はありますか?
鎌田菜月:結構自然に決まりました。前回の『ファンレター』のようにしんみり終わるというよりは、明るく未来を見据えた曲が何かないかなって思ったときに浮かびました。
日高優月:(竹内の卒業と)結構リンクする部分もあったかもしれないです。彩姫が卒業するから。彩姫の未来のこととか、残った6期の未来のこととかも、歌詞を考えたらいいなと思って。笑顔で終われる曲ですし。
鎌田菜月:KⅡのみんなも苦戦しながら振り付け覚えてくれてね。
井田玲音名:個人的には『未来が目にしみる』は明るい曲だと思うんですけど、歌詞だけ聞いていると、厳しいとまではいかないけど、“泣けるようなつらい未来だとしても、ちゃんと前を向いて生きよう”っていう曲だと思うんです。1回目のZeppライブをやった時って気持ちも熱くて「次も!」っていう熱量もあったけど、2回目をやらせていただいて、また「3回目も!」ってなったときに、きっとつらいことも大変なこともあるだろうなって思うんです。その中でまた次を目指せる気持ちに、背中を押してくれるような曲だなって思いました。
Q.前回の6期生ライブ以降、後輩からも「同期で何かやりたい」という動きもありますが、そうした後輩たちの勢いをどう感じていますか?
熊崎晴香:前回6期生でライブさせていただいた時、たくさんの後輩の子たちが見てくれたんですけど、「私たちも6期生さんみたいにライブとかやりたいです!」っていうのを直接私たちに話してくれたんです!「どうやったらいいですか?」、「アドバイスありますか?」ってたくさん聞いてきてくれて、私たちの思いが伝わったんだろうなって思いました。これから後輩ちゃん達ももっともっと「やりたい!」って言って口に出していけば、優月が今日のMCで「言霊って本当にあるんだな」って言ってくれてたように、もっと自分たちを表せるように、出していけるようになってもらいたいなって思うし、私たちもそれを支えられるような先輩にこれからなっていきたいなって思います。
Q.竹内さんから見た6期生の魅力や良さはどんなところにあると思いますか?
竹内彩姫:6期の魅力はちゃんとそれぞれが個性を持っていて、「この人といえばこれ」っていうのがすぐ思い浮かぶのが6期生だなって思います。個々で活動していることに対してもSKE48にとってプラスになるようなことばっかりで、そんな6期生がギュッと集まったらそりゃ最強だなって思うんですよ!だから、“期”としてこれからも最強であってほしいし、“個”としてもこれからもたくさんのお仕事をして、新規のファンの方の“入り口”になれる・・・、もうなっていると思うので、これからも新しいファンの方も取り込みつつ、昔のことも見てきているので当時を大事にするちょうどいいバランスの期なので、これからが楽しみだし、まだまだ成長していくんだろうなって同期ながらに思います。10周年が楽しみです。
Q.竹内さんを見送る6人のから、“会社員・竹内彩姫”に期待していることは何かありますか?
日高優月:誰よりもメンバーの気持ちが分かる社員になるから、何かあったら彩姫がいち早く気付いて改善してほしい(笑)。
竹内彩姫:そうだね(笑)。私もスタッフさんとメンバーの架け橋になれたらいいなって思います。厳しい現実はスタッフからメンバーへの「こういう事情があるんだよ」っていう話とか、メンバーからスタッフへの「SKE48を良くするためにこう思っています」っていう意見をちゃんと交換し合える間の立場になれたらいいなって思います。後輩が相談しやすいかなって思うので、少しでも「SKE48が楽しい!」って思いながらSKE48をどんどん盛り上げてくれる後輩が増えたら嬉しいなって思います。