どうも！GEMのリーダー金澤有希です。GEMの7thシングル「Sugar Baby」が発売記念を祝した連載企画第2弾！前回は新生GEMにまつわる首脳陣を紹介してきましたが。第2弾は音楽ディレクターで、伝説のバンド「175R」ベースのISAKICKさんについて深堀りインタビューしちゃいます！

◆音楽の原点◆
――― 会ったことのないSHOGOから「バンドやらない？」と一本の電話からはじまった―――

金澤：金澤は北海道出身ですけどISAKICKさんは反対の福岡県北九州市でずっと音楽をしていたんですよね？

ISAKICK：そうそう。中学時代からバンドやっていて。17才の頃からDJやりはじめたんだよね。でもお金がなさすぎて、その頃、DJの機械を売るか？ベースを売るか？考えていた時に、リーダーのSHOGOから電話が掛かってきたんですよ。「バンドやんない？」って。会ったことないのに（笑）。北九州でSHOGOのバンドは有名だったから即答でＯＫしましたけど（笑）。

金澤：すぐに人気者になったんですよね。

ISAKICK：80年代のバンドブームに影響うけて。JUN SKY WALKER(S)とか、Hi-STANDARDのようなメロコアみたいな汗をかいて暴れてみたいなバンドを目指して。でも北九州市って売れたバンドってがルースターズ以来、出ていないくて。博多は多いんでけど、北九州市はバンド人気の逆風が強かった。名前が売れていくと「調子のってんなよ」と絞められたりして（苦笑）。


◆人気ゆえの苦悩◆
――― 昔は「青春」嫌いだったけど。35才になって「青春」良いなって思えて―――

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金澤：その後、175Rとして2003年1月にメジャーデビューした「ハッピーライフ」、4月にリリースした「空に唄えば」がオリコン1位、その年の大晦日にNHK紅白歌合戦出場。翌年日本武道館公演と破竹の勢いで人気者なりましたが。人気になったからこそ悩んだこともありましたか？

ISAKICK：「青春パンク」って言われるようになって。嫌でしたね～、そういう言葉でまとめさせられて。当時でいえばロードオブメジャーとか、FLOWとか、MONGOL800とか。でもみんな全然「青春パンク」とは思ってなかったんだよね。でも6年ぶりに175Rが復活して、「青春パンク」というのを、ちょっと推してます（笑）

金澤：6年間でどういう心境の変化があったんですか？

ISAKICK：昔は「青春」っていうのが嫌でしたけど。35才になった今は「青春」って良いよなって思えて。単純に「まだ、これやっているんだ」って。LIVE見てて「懐かしいよな」でも良いし、「この人達、まだこんな感じやっているんだ」って言われたら勝ちだなあって。

金澤：うわあ！まだやっているんだっていうのを聞いて、今ぐさってきました。

ISAKICK：どういうこと？

金澤：3年前の成人式のときにみんなから「まだアイドルやっているんだね」って言われて。わたし小学生のときからアイドルやっているのでマイナスな意味で言われたのかなって逆のイメージだったんですよね。でも今のISAKICKさんの言葉を聞いて、そこの誇りをもてるって素晴らしいなあって思いました。

ISAKICK：僕も20才の頃、まだバンドやってんだって言われたよ。でも僕の好きな言葉で「何に対しても水戸黄門精神というか。最後に印籠出したら、はっ、は～」ってなればいいかなっていう人生で。いつかみてろよ！って、ずっと思っていたね。

◆現在の活動◆
――― 生き様をうたう音楽とノンストレス音楽の振り幅―――

金澤：最近「鴬谷フィルハーモニー」というバンドグループでベトナムやタイなど幅広い動きをされていますよね？

ISAKICK：もともと飲み友達のチュートリアル徳井君や、俳優の柏原収史君など集まって作ったのが鴬谷フィルハーモニー。僕がベースで。みんなでワイワイ曲を作ったりしています。

金澤：175Rの時代と違って見える景色ってあります？

ISAKICK：LIVEって気楽できるんだ、ってことに気づかされますね。175Rのときは1本1本、魂込めたLIVEしかしてこなかったんで、そうじゃないLIVEもありだなって。徳井君とかやっていて、気楽なベースの弾き方ってあるんだなって思うようになりましたね。『ノンストレス』っていうのがテーマなバンドなんで、みんな好きなようにストレスを持たず、スケジュールがあえばやると（笑）。


◆GEMに苦言◆
――― ボクは思うんです。大人を信用するなって―――

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ISAKICK：あと金澤さんに言っていいのか分かんないんけど。

監督：どうぞどうぞ。言ってよ。

ISAKICK：ボクは思うんです。大人を信用するなって。すごくよくしてくれたマネージャーだろうが、すごいよくしてくれたレコード会社だろうが。最終的にはメンバーしかいないんだよって。

金澤：はい。

監督：そうそう。最後は自分で判断して、自分で決めろよってことだな、うん、確かに。


◆今後の展望◆
――― Calros.Kと、どんどん曲を作っていきたい。メンバー入れてワイワイ楽しく―――

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金澤：今後やってみたいことありますか？

ISAKICK：（作詞・作曲家の）Calros.KとGEMの楽曲を、どんどん曲を作っていきたいと思ってる。

監督：そうそう。今度（ISAKICKの）家に行ってやろうって話していたところで。

ISAKICK：そこにメンバーも入れてもイイよねって話をしていて。楽しい作り方をしていきたいなあと思ってます。

金澤：1つ売り込みしてもいいですか！

ISAKICK：どうぞ。どうぞ。

金澤：GEMの中で、いろいろなユニットに分けて、曲を作ってほしいです。私はそのなかでもザ・アイドル的な楽曲を歌いたい！あとISAKICKさんと出会ったことで、もっと歌も勉強したいなって強く思えたので。

（文・写真：金子正男）

＜GEM 1st全国TOUR ～YUMENO TSUBOMI～＞
1月5日（木）東京・新宿BLAZE
2月11日（土）大阪・心斎橋Music Club JANUS
2月12日（日）愛知・名古屋ボトムライン
3月3日（金）北海道・札幌DUCE
3月5日（日）福岡・福岡DRUM Be-1
・チケットは、一般発売中

＜全国対バンTOUR ～YUMEENO KIZUNA～＞
2月5日（日）北海道「フルーティー」＠Sound Lab mole
4月2日（日）愛媛「ひめキュンフルーツ缶」＠松山サロンキティ
4月8日（土）福岡「LinQ」＠ベスト電器福岡本店
4月9日（日）山口「山口活性学園」＠Rising hall
4月16日（日）大阪「大阪☆春夏秋冬」＠ESAKA MUSE
4月29日（土）愛知「さくらシンデレラ」＠SPADE BOX
4月30日（日）静岡「ORANGE PORT」＠沼津ラクーン