2017.02.17 公開


2月14日に、名古屋・栄のSKE48劇場で行われたチームS 6th「重ねた足跡」公演で、SKE48メンバーの東李苑の卒業が発表された。この日はバレンタインデーの特別な演目が行われた中、「ハッピームードの中すみませんが私、東李苑SKE48を卒業します」と報告し、現場に居合わせたファンに衝撃が走った。

公演後、オフォシャルツイッターが更新され東自身の言葉で今の心境を動画で公開した。「たまたまバレンタインの日の卒業発表になってしまったんですけど、SKE48史上、歴史に残るバレンタインだったら、それはそれでいっかなぁー(笑)、って思ってます」とハッピーなムードを壊さないように明るくコメント。

「(残りのアイドル人生を)最後の最後まで楽しく、終われたらいいなと思ってます」と続け、「(ファンの皆さんを)悲しませてしまったと思うんですけれども、私は本当に前向きに考えていますので、またみなさんのお目にかかれるように、残りのアイドル人生を楽しんでいきたいと思います」と語った。東の活動は3月末までとなり、今後の活動については未定。

今回の発表に対し同期で同じチームSの北川綾巴は自身のブログで、「前々から教えてくれていたので分かってはいたけど。寂しさしかないな~。信じたくない。綾巴の周りの大好きな人がどんどん卒業して行ってしまう。心が追いつきません」と卒業への寂しさを綴った。

東李苑は北海道出身の20歳。2013年、SKE48 6期研究生に合格。劇場デビューからわずかな期間で正規メンバーへ昇格し、現在ではSKE48の選抜メンバーとして、14thシングル『未来とは?』から20thシングル『金の愛、銀の愛』までの歌唱メンバーに選ばれている。

未来を現実へと変えた6期生の活躍。その先陣を切り、得意のピアノと持ち前の歌唱力でコンサートやテレビ番組で腕前を披露してきた東。彼女に続くように今では6期生がSKE48の中心を担うまでに成長した。

先日開催された2ndアルバム発売前イベントでは、現役6期生11人が揃ってステージに登場した。そこで披露された『未来の扉』は彼女たちが辿ってきた足跡そのものだ。

今月末には同じく6期生でチームS所属の野口由芽の卒業も控えている。新しい道へ踏み出す者、この場所に留まる者。選んだのは彼女たちの決断であり、その思いを尊重し今後の活動を見守っていきたいと思う。

(文:安藤龍之介)

 

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