ハロー!プロジェクトのメンバーが総出演する春の風物詩ライブ「ひなフェス」が、4月2日、3日の2日間、千葉・幕張メッセ国際展示場 1・2 ホールで行われている。
2日間計4公演で約20,000人を動員するライブで、モーニング娘。'22(もーにんぐむすめ。とぅーと ぅー)、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、 BEYOOOOONDS、7 月13日にメジャーデビューする新グループのOCHA NORMA(オチャ ノーマ)の総勢6組・66名(2名欠席)のハロプロメンバーとハロプロ研修生が出演。2日の昼公演は Juice=Juice、夜公演はアンジュルム、3 日の昼 はつばきファクトリー&BEYOOOOONDS、夜はモーニング娘。’22 がそれぞれメインを務めるプレミアム公演となっている。
ライブの模様はBSスカパー!やCSテレビ朝日チャンネル1で生中継され、全国の映画館でライブビューイングが実施。
また、日本の都会の若い世代へ“里山”の文化を紹介し、里山の過疎化を防ぎ維持・再生を図るアップフロントグループが取り組むプロジェクトのイベント「SATOYAMA & SATOUMI movement」。こちらが3年ぶりに行われ、ひなフェスとの合同開催となった。
Juice=Juice「ひなフェス」(※提供写真) 画像 2/8
4月2日昼公演のスタートは、同公演でメインを務めるJuice=Juice のパフォーマンスでスタート。 冒頭で『Borderline』を披露した後、リーダーの植村あかりが「始まりました Juice=Juice プレミアム!」と挨拶すると、会場に訪れたファンからは大きな拍手が。続けて、植村から「メンバーの有澤一華ちゃんが新型コロナウイルスの感染が確認されたため、当公演を欠席させていただくんですが、一華ちゃんの分までみんなで頑張りますのでよろしくお願いします」と報告。
初めてのひなフェスとなる有澤と同期の入江里咲は「一華とは連絡を取っているので、一華パワーの分も出せるように頑張りたいと思います」と気合をみせていた。
冒頭のプレミアムパートの後には、次のデビューを目指すハロプロ研修生がフレッシュなパフォーマンスを披露。続くOCHA NORMAは、ハロプロメンバーが出演して話題となったドラマ『真夜中にハロー!』のオープニングテーマである、自分たちのメジャーデビュー曲『恋のクラウチングスタート』をパフォーマンスする。
そして、ライブの途中に、サプライズゲストとしてハローキティが登場。ハローキティ本人から「日本、そして世界のみんなに歌とパフォーマンスで笑顔と元気を与えたい」と、ハロー!プロジェクトにコラボレーションの申し出があったといい、出演が決定したという。
ハローキティは「今日はこんな大きな会場で歌えるなんて夢みたいです」と語り、「皆さんに元気と笑顔を届けられるように一生懸命歌います!」と、つんく♂がハローキティのために書き下ろした楽曲 『Hello! 生まれた意味がきっとある』をOCHA NORMAをバックにパフォーマンス。この驚きのコラボレーションに会場に訪れたファンからは大きな拍手が贈られていた。(ハローキティはひなフェスの全4公演に出演予定)
また、楽曲を提供したつんく♂本人も「やばい!というようなニュアンスで作品を表現したくないけど、 何度聴きなおしてもやばいっす」と興奮を隠せないコメントを寄せており、同曲はデジタルシングルと してリリース予定があるという。
その後はアンジュルムが登場し、5 月 11 日に発売される新曲『愛・魔性』を披露する。さらにはアン ジュルムファンとして知られるシンガーソングライターの堂島孝平の初楽曲提供作品『愛すべきべき Human Life』を歌い上げる。
アップテンポな楽曲で会場を盛り上げたアンジュルムに続くは、BEYOOOOONDS。メンバーの小林 萌花のピアノ演奏で始まる「英雄〜笑って!ショパン先輩〜」で幕開けし、ポンポンを持って元気 なパフォーマンスをする『ビタミン ME』など、BEYOOOOONDS らしさ全開。ライブ前半戦のラストを見事に締めくくっていた。
BEYOOOOONDS「ひなフェス」(※提供写真) 画像 5/8
ライブの中盤は「ひなフェス」恒例のシャッフルユニットコーナー。事前抽選で選ばれたメンバーによる今回限りのソロ、デュオ、トリオが公演ごとに披露された。トップバッターは、モーニング娘。’22 の野中美希。青いラメの輝く衣装を着て登場し、流暢な英語の歌詞パートを交えながら、モーニング娘。のポップなナンバーの『3.2.1 BREAKIN’ OUT!』を披露。間奏では「clap your hands!」と会場を 盛り上げ、見事に大役を果たしていた。
トリオのターンは、牧野真莉愛(モーニング娘。’22)、平山遊季(アンジュルム)、島倉りか (BEYOOOOONDS)が、ハロー!プロジェクトの 3 人グループとして活動していた美勇伝の『恋する ♡エンジェル♡ハート』を披露。最後のデュオでは川名凜(アンジュルム)と広本瑠璃(OCHA NORMA)が、モーニング娘。のファンクスタイルの楽曲『The 摩天楼ショー』をクールに歌い上げていた。
モーニング娘。'22「ひなフェス」(※提供写真) 画像 6/8
シャッフルユニットコーナーの後は、ふたたびグループごとのステージへ。今年でメジャーデビュー5 周年を迎えたつばきファクトリーが、5 月 16 日に控えている 2 度目の日本武道館公演に見据えた気迫のパフォーマンスで、進化した姿をファンに魅せる。
そして、プレミアムパート前のラストをつとめたのがモーニング娘。'22。MC では、シャッフルコーナーで 大役を果たした野中と牧野の話題に。メンバーの小田さくらは「すごかったよ 2 人とも」と絶賛し、 「声が出せないと思っていながらも、体がうずくようなパフォーマンスだった。2 人に刺激を受けながら、 私たちも最後まで盛り上げていきたいと思います!」と宣言。12 人(メンバーの加賀楓は新型コロ ナウイルスの感染が確認されたため欠席)の息のあったパフォーマンスを披露し、会場を魅了してい た。
終盤のプレミアムパート前にはその回のプレミアム担当グループの曲を他グループが合同でカバーす るブロックが。OCHA NORMA、BEYOOOOONDS、アンジュルムが Juice=Juice の楽曲をパフォー マンス。各グループの特徴が出た、オリジナルとは一味違った雰囲気の楽曲が、ひなフェスらしいお 祭り感を演出していた。
つばきファクトリー「ひなフェス」(※提供写真) 画像 7/8
トリとして登場した Juice=Juice は、4 月 20 日に発売される最新アルバム『terzo』に収録されてい る『GIRLS BE AMBITIOUS! 2022』でスタート。同じくアルバム曲である『STAGE〜アガッてみな〜』 では、井上玲音がボイパを披露すると、会場のボルテージは最高潮に。Juice=Juice らしいクール でカッコいいパフォーマンスの連続に大きな拍手が贈られた。ラストはステージに全グループが一挙集 結。Juice=Juice の代表曲『「ひとりで生きられそう」って、それってねえ、褒めているの?』でライブを 締めくくった。
ハローキティ OCHA NORMA「ひなフェス」(※提供写真) 画像 8/8
現在、モーニング娘。'22(もーにんぐむすめ。とぅーとぅー)、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、 BEYOOOOONDSの各グループはホールコンサートツアーが展開中で、それぞれ日本武道 館公演も控えている。各詳細はハロー!プロジェクトオフィシャルサイトにて。