アンジュルムが、通算4枚目となるオリジナルアルバム『BIG LOVE』を3月22日(水)に発売する。リリース一週間前となる3月14日に、神奈川・KT Zepp Yokohamaで発売記念イベント(2公演)が開催された。
2019年発売の『輪廻転生~ANGERME Past, Present & Future~』以来、約4年ぶりのフルアルバムとあって、会場には2公演合わせて約2000名が来場。多くのファンが発売を待ち望んでいたことを伺える、熱気が伝わってくるイベントとなった。ミニライブではアルバム収録曲の『Survive~生きてく為に夢を見んだ』と『Sister Sister』が初披露されたほか、トークコーナーや抽選会では、賑やかなアンジュルムらしいわちゃわちゃとしたアットホームな雰囲気に。久しぶりとなるリリースイベントに、ファンだけでなくメンバーも盛り上がっていた。
最新アルバムのジャケットに書かれた『愛』の字は、書道で準五段『正師範』の資格を持つ竹内朱莉の直筆によるもの。イベントのトークコーナーでは、アルバムの初回生産限定盤Aについてくるブックレットの各メンバーの写真の一部が披露され、竹内はジャケットで使用されている『愛』の文字以外にも、ブックレットの写真にはメンバーそれぞれをイメージした漢字一文字を書いてあると告白。「それぞれに何という漢字が書かれているかは、初回生産限定盤Aについてくるブックレットをご覧ください!」と訪れたファンに向けてPRしていた。
その後は、メンバー同士の『愛』を確かめ合う「メンバーBIG LOVE」のコーナーへ。代表で選ばれたメンバーが抽選で決めたテーマに回答し、その答えをほかのメンバーが当てるというシンプルな内容。最初に選ばれた為永幸音は「アルバムの新曲の中で、一番好きなのは?」というお題を引き当てる。お互いが『23 時のペルソナ』と回答し、見事に正解。
続いて選ばれた上國料の「メンバーといてBIG LOVEを一番感じる時は?」という質問も『ライブ』と当てて2連勝。メンバー同士の愛の深さを感じさせる展開に。しかし、最後に選ばれた佐々木莉佳子の「アルバムに収録されている楽曲の中で、一番印象深いMVは?」というお題は、『SHAKA SHAKA #2 LOVE カラフルライフ編』(佐々木)、『愛すべきべき Human Life』(メンバー)と解答が合わず、WBC日本代表のように連戦連勝とはならなかった。最後の「愛のある抽選会」のコーナーは、竹内直筆の『愛』の字が書かれた色紙が当たるというもの。最初はファンの拍手が弱めだったものの、抽選で竹内の書が当たると発表されると、会場からは大きな拍手が。上國料からの「この書に値段をつけるなら?」という問いに、竹内は「30万!」と即答。この自称30万の書を見事に当てたファンに竹内は「ペンライトで推しのメンバーの色を振って」と難題を。しかし、当選者は竹内のメンバーカラーのブルーではなく、上國料のアクアブルーを振っていた。
ファン待望のミニライブでは、前出の2曲(『Survive~生きてく為に夢を見んだ』『Sister Sister』)を含む全6曲をパフォーマンス。アルバム曲以外に披露された『愛・魔性』『愛されルート A or B?』『46億年 LOVE』『愛すべきべき Human Life』の全4曲は、タイトルに『愛』が付く楽曲。会場の雰囲気だけでなく、楽曲からも『大きな愛(=BIG LOVE)』が感じられるライブとなった。
アンジュルム(※提供写真) 画像 3/4 アンジュルム(※提供写真) 画像 4/4
ライブ中のMCでは、今後解禁になる声出しライブにむけ、「こういうコールをして欲しい!」という話題が展開された。コロナ禍以降に加入したメンバーは、それぞれ自身の希望するコール名を告白。最年少の松本わかなは「『わかな』と『わかにゃ』」で悩んでいるといい、ファンの拍手の大きさでどちらにするか決める流れに。そして、拍手の大きさから『わかにゃ』と決定し、松本も笑顔を見せていた。為永幸音は「しおん」、川名凜は「ケロちゃん」、平山遊季「ペイペイがいいです」と、それぞれのコール名をファンにアピールしていた。
また、アルバムに収録されているユニット曲の聞きどころにも言及。佐々木莉佳子、上國料萌衣、川名凜で歌う『Top!』は、「タイトル通り、Top!って感じです!」(上國料)。伊勢鈴蘭、橋迫鈴、松本わかなによる『まぁ、いっか!』は、「可愛い感じ。何事も、まぁ、いっか!って思えてくる曲」(伊勢)。竹内朱莉、川村文乃、為永幸音、平山遊季による『根っからプレイボーイ』は、「大人っぽい曲です。為永幸音ちゃんに注目!」(川村)と語っていた。