「自由を食し常識なんて飛び越えるパンクでロックな兎達」をコンセプトで活動する「MOON RABBiTS」(略称:ムンラビ)の現体制終了ライブ『MOON RABBiTS~Episode.0~「序」』が新宿MARZにて開催された。
このライブは、石田夢音子、下町あお、北野真衣から成る現メンバーにとってのラストライブとなり、多くのファンがミライヘの期待と感慨深さで一杯だった。
大熱狂と感動に包まれた、ライブを写真と共に振り返る。
ライブは繊細に計画され、今日まで歩んできた3人のアイドルの魅力がぎっしり詰まっていた。
まず、彼女達の自己紹介ソングである「ムンラビナイト」で開幕。アップテンポな洋楽を思わせるサウンドと共に、ムンラビの自己紹介ソングとしてTikTokでも話題。メンバーそれぞれが個性を前面に押し出し、ファンに自己紹介を華やかに届けた。
続いて、北野が中心となるロック調の「チャンスオブラブ」。この楽曲は、青春のもどかしさをテーマにし、感情の高まりを表現したメンバーの可憐な姿にファンはキュンとした。
そして、オーディション時代から歩んできた「I will be」を披露。王道のアイドルソングとして会場を沸かせ、ファンにとって特別なこの曲はポップでキャッチーなメロディと共に、夢と希望への歌詞が会場の心を掴んだ。
このブロック最後は、夏のソングとして知られる「太陽フラッグ」。心地よいリズムと明るいサウンドで会場全体を一気に盛り上げた。
最初のMCでは、太陽フラッグのBGMに乗せて、メンバーが挨拶と自己紹介を行い、明るくエネルギッシュな雰囲気で次のブロックへ進んだ。
次のブロックでは、絶対自分本位と君の翼は折れてないといった、ムンラビ最高峰のロックナンバーが熱い歌詞と煽りと共に繰り広げられ、会場はこの日一番の盛り上がりを記録した。
最高潮の会場に流れたのは、「冬の星座」で北野がメインボーカルを務める。アーティスティックな曲にファンは直立不動で聞き入った。
そして「ありふれた恋でも歌わせて」が披露。感動的なロックバラードで、普遍的な愛のテーマのこの曲をメンバーの切ない歌唱がファンの心に響き渡る。
2ブロック目最後の曲は、「僕のヒーロー」。王道Jロックのメロディーが流れ、ヒーローを自分たちとし、元気づけてくれて励ましてくれるような歌詞、ムンラビのテーマ曲として心を込めて精一杯歌いあげた。
MC②では、初期メンバーとしての覚悟や今後の展望について語り、感動的な瞬間を共有した。
最後のブロック、1曲目はダンスナンバーの「それでも僕は止まらない」が鳴り響く。鋭いシンセサイザーを基調としたロック曲で、「行くぞ!」と全員が叫び、会場は一体となって熱狂。続いて激しいヘビメタ調の「ノイズレクイエム」が続く。激しいロックな一面と煽りでヘッドバンキングを見せ、パワフルな演奏と煽りで会場の一体感は更に高まる。
最後2曲は王道の「僕のアイデンティティ」。お決まりのコール&レスポンスから始まり、シルエット照明の華やかな演出。疾走感の溢れるメロディーとキャッチコピー通りの「自由を食し常識なんて飛び越える」にマッチした歌詞でファンと一緒に渾身の一曲を歌い上げた。
最後の曲は、煽りと共に青春パンクロックの「ミライヘ」で締めくくる。単調なコード進行だが、引き込まれるような情熱的でストレートな歌詞。ロック会場さながらの煽りに続いTて彼女たちは熱唱し、今後のムンラビの未来に向けてファンと共に最高の瞬間を作り上げた。
現メンバー最後のライブは、情熱的なパフォーマンスと感動的な瞬間で溢れ、ファンにとって忘れられない一夜となった。