2017年9月のメジャーデビューから、今年6周年を迎え、その6周年を記念したコンサート「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」の初日DAY1が、10月18日、さいたまスーパーアリーナで開催された。
コンサートは、自身初のさいたまスーパーアリーナで2日間開催され、約28,000人を動員しての過去最大規模となる。
Huluストアで生配信も行われる中、初日から大勢のファンが来場した。
開演時刻を迎え、おなじみの「Overture」が響きわたったあと、ステージに登場したのは=LOVEのメンバーではなく1人の指揮者。
その指揮者の動きに合わせてステージ上の巨大なスクリーンが上昇し、今度はオーケストラの面々が観客の前に姿を見せると、客席から感嘆の声と拍手が起こった。
そして6周年コンサートの幕開けを飾った楽曲は、メンバーにとってもファンにとっても思い深いデビュー曲「=LOVE」。
十字の花道の中央にあるセンターステージに現れた髙松瞳は、冒頭のパートを歌い上げたのちに一礼し、メンバーが待つメインステージへ。
オーケストラが奏でる優雅な音色、ステージに噴き上がる火花が=LOVEの6周年を華やかに彩った。
4曲目「Want you!Want you!」では、メンバー全員が乗る円形のセンターステージがゆっくりと上昇。
ピンク色の華やかな新衣装が観客の目を引く中、360°全方位に向けて弾けるような歌とダンスが届けられた。
ユニット曲のコーナーでは『いかりんぐ』の愛称でファンから親しまれ、高い歌唱力と表現力を誇る佐々木舞香と野口衣織の2人がお互いのソロ曲を交換するレアな展開に、客席から興奮と驚きの色が混じる声が響く。
大人びた黒の衣装を身にまとった佐々木は歌謡曲調のナンバー「拝啓 貴方様」を、反対に純白の衣装に身を包んだ野口は片想いソング「真夜中マーメイド」を歌唱。
それぞれ楽曲の色に合わせた情感のこもった歌声で観客を魅了した。
11月29日にリリースされる15thシングルより、表題曲「ラストノートしか知らない」のミュージックビデオが会場のスクリーンで初公開されると、観客のボルテージがさらにアップする。
「ラストノートしか知らない」はしっとりとした空気感をまとった切ない恋愛ソングで、センターを務めるのは=LOVEの最年少メンバー齋藤樹愛羅。
彼女がシングル表題曲でセンターを担当するのはこれが初めてだ。
大きな歓声が上がる中でMVの上映が終わると、白と水色の鮮やかなグラデーションが美しい新衣装に着替えた=LOVEがステージへ現れ、「ラストノートしか知らない」を初披露。透き通るような繊細な歌声で観客を包み込んだ。
ライブのラストスパートでは、バンドがパフォーマンスに加わり、オーケストラとは真逆とも言えるアグレッシブなロックサウンドで会場のテンションを牽引。
=LOVEは客席を勢いよく煽りつつ、アッパーな楽曲をノンストップで畳みかけていく。
「青春『サブリミナル』」では過去のコンサートの映像がスクリーンに映し出されたり、メンバーにマイクを向けられた観客がセンターステージに向けて一斉に歌声を響かせたりとエモーショナルな光景が広がった。
アンコールで披露された「だからとて」の曲中には、メンバーが「皆さん1人ひとりがかけがえのない宝物です。これからもずっと一緒にいてください!6周年おめでとう!」と叫び、ファンに向けて感謝と祝福の気持ちを伝える。
その後のMCでは樹愛羅が「今日はみんなのペンライトの光や声援を受けて、すごく元気、勇気をもらいました。新曲の初披露はすごく緊張していたんですけど、皆さんが温かく見守ってくださってうれしかったです」と胸の内をコメント。
話している途中、感極まって思わず目を涙でうるませていた。
そんな彼女に、リーダーの山本杏奈は「うちの最年少を9人のお姉さんたちみんなで守って支えていきますので、樹愛羅はのびのびといつも通りの樹愛羅でいてね!」と温かく語りかけた。
コンサート終演後には、本日初披露された新曲「ラストノートしか知らない」のMusic VideoがさっそくオフィシャルYouTubeチャンネルで公開されている。