11月3日(金・祝)、広島グリーンアリーナで「STU48瀧野由美子卒業コンサート」が開催された。
STU48初のオリジナル楽曲『瀬戸内の声』でセンターを務めて以降、全シングルで選抜メンバー入り、累計8作でセンターを務め、STU48を支え続けた絶対的エース・瀧野由美子。
7月29日(土)に神戸で行われた「STU48全国ツアー2023」の初日のステージで卒業を発表し、本日を迎えた。
冒頭で瀧野は「今日はきっと本当に、あっという間に終わってしまうのではないかなと思うので、1分1秒も見逃さないように、みなさんとこの時間を楽しめたらいいなと思います!」と意気込んだ。
瀧野も構成に携わったセットリストで、王道のSTU48ナンバーや瀧野が選抜として参加したAKB48の楽曲など思い出の深い楽曲や、期別やユニットに別れ様々なメンバーとのパフォーマンスを披露。
11月15日にリリースする10thシングル『君は何を後悔するのか?』Type Aのカップリングとして収録された、1期生だけの楽曲『雨とか涙とか』も初披露した。
この日の為に準備された新衣装をまとっての初披露に福田朱里は「私達1期生、7年目にしてやっとオリジナル曲をいただくことができました!本当に嬉しいです!!」と、念願である瀧野との1期生楽曲初披露を喜んだ。
2部の本編最後、客席が水色のペンライトの光に染まる中、瀧野が「次に披露する曲は、私の卒業シングルとして頂いた、私の参加する最後の表題曲です。新しく進む私の、そして私達の背中を押してくれる楽曲です。」とコメントすると11月15日にリリースする10thシングル『君は何を後悔するのか?』を披露。
後悔を振り返りつつ、歩んで来た道に思いを馳せながら、新しい道を進む決意を歌った楽曲であり、STU48らしいメッセージ性の強い卒業ソングを力強くパフォーマンスした。
迎えたアンコールでは、瀧野がドレス姿で登場し「これから歌わせていただく曲は、STU48がいただいた初めてのオリジナル曲で、私が初めてセンターをさせていただいた楽曲です。私のアイドル人生はこの楽曲からスタートしました。皆さん本当に7年間あたたかい応援有難うございました。」と感謝を込めて、自身の原点でもある『瀬戸内の声』をパフォーマンス。
同期で卒業生の大谷満理奈、榊美優、佐野遥、塩井日奈子、新谷野々花、張織慧、三島遥香、藤原あずさ、森果穂、矢野帆夏も登場し、瀧野は「1期生は私のかけがえの無い同期なので、今日は来てくれて本当に嬉しいです!本当に有難う!」と笑顔を見せた。
最後の楽曲は、瀧野が「これから、私はSTU48とは別の道を歩みますが、私の夢と、そして、このグループの夢が叶いますように!心を込めて歌います」とコメントすると、STU48のライブ定番曲『夢力』を披露した。
最後にステージ中央に1人で立った瀧野は「私は今後の人生も、ここで見た景色を一生忘れません!約7年間、本当にあたたかい応援有難うございました。私のアイドル人生、何も後悔は無いです!!」と感謝を伝え、幕を閉じた。
1部と2部合計29曲を完走し清々しい表情を見せた瀧野。来年1月11日に2nd写真集の発売も控える。これから2ndステージに立つ瀧野由美子の今後にも注目だ!
【瀧野由美子卒業コメント】
今回は、卒業コンサートを2部制でやらせていただけるということで、ドレスを2着用意して頂きました。
そして2部で着ているドレスはファンの皆さんからいただいたものです。有難うございます!
私は7年前アイドルのオーディションを初めて受けました。
それまではオーディションなんて受けたことなかったし、アイドルになりたいなと憧れていた時期もあったのですが、「来世でなろうかな」と、あまり現実的には捉えていませんでした。
そんな中、2017年、瀬戸内に48グループができました。今までアイドルという存在を自分事として考えたことが無かったのですが、瀬戸内の48グループ「STU48」と聞いたときに「これが最初で最後のオーディションだ」と思って受けることにしました。
でも、ギリギリまで悩んで、「もし、うまくいかなかったらどうしよう。もし、苦しいことばかりだったらどうしよう。」色んなことを考えて、それでもアイドルに挑戦してみたいなと思って締切の最終日の夜に書類を提出しました。
みなさんのおかげで、今世でアイドルになることができました!
この2部のセットリストは、いろいろな楽曲を披露させていただいたのですが、STU48の楽曲はすべて私がセンターをさせていただいた曲でセットリストを組んでもらいました。
STU48に入って、いろんな経験をさせていただきましたが、入った当時の自分に伝えたいことは、「絶対にオーディション受けてよかったよ」と言ってあげたいし、ギリギリまで悩んだのに一歩踏み出した自分に拍手を送りたいです。