2023.11.06 公開
【ライブレポート】つばきファクトリー、凛とした生命力を感じる卒業コンサートで圧巻のパフォーマンスを披露!<つばきファクトリー コンサートツアー 2023秋 可惜夜〜山岸理子・岸本ゆめの 卒業スッぺシャル〜暁>

つばきファクトリー(※提供写真)  画像 1/12

11月6日、東京・日本武道館にて「つばきファクトリー コンサートツアー 2023秋 可惜夜〜山岸理子・岸本ゆめの 卒業スッぺシャル〜暁」が開催された。本コンサートをもって、メンバーの山岸理子岸本ゆめのの2名がつばきファクトリー及びハロー!プロジェクトから卒業する。当記事では、本ライブの様子をレポートする。

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本コンサートの幕開けは、9月27日発売のNew Single『妄想だけならフリーダム』からスタート。
7色に輝く舞台照明が日本武道館のステージを眩く照らし、まるで暗闇の中に虹がかかったような演出の中、つばきファクトリーが登場する。

今か今かとメンバーの登場を待ちわびていた観客たちは、その秘めていたエネルギーを一気に爆発させるかのように感情を解き放ち、会場は地響きがするほどの歓声に包まれた。力強く、魂を震わせるその透き通った声に操られたかのように、観客たちは一斉に喉が焼き焦げるほどの声を上げる。心臓の鼓動に似た、胸の奥深くで刻まれるビートのまま、続く『最上級Story』『三回目のデート神話』と一気に駆け抜けた。

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場内中の人たちが拳を振り上げ、舞台の上のメンバーらへ熱い熱いエールをぶつける。
本コンサートで岸本ゆめの山岸理子は卒業となるが、そんな寂しさを微塵も感じさせない熱量が場内を染め上げる。
メンバーの「盛り上がっていますかー?」という声の何倍も何十倍も大きい声援で、観客たちは岸本と山岸の最後のステージを盛り上げる。まるで会場全体が生き物のように曲に合わせてサイリウムの光が飛び交う様子は圧巻だ。

岸本ゆめのが「11人で揃ってステージに立てているのが幸せ」という言葉を残し、『おへその国からこんにちは』『Love take it all』『FOREVER LOVE』『桃色スパークリング』など思い出の曲をメドレーで披露。
泣いても笑っても、これが最後の11人体勢のつばきファクトリー。続けて披露された『青春まんまんなか!』では、過去のつばきファクトリーの軌跡がバックスクリーンに映し出され、心の奥底からゆっくりと感動が押し寄せる。ファンらとともに彼女たちが築き上げてきた約8年間を振り返るような演出に、涙腺が緩んだファンもいるのではないだろうか。
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その後も続けて『彼女になりたいっ!!!』『アジアン セレブレイション』『サヨナラ 激しき恋』『行け 行け モンキーダンス』『超HAPPY SONG』をメドレーで歌ったあと、『Just Try!』『間違いじゃない 泣いたりしない』を披露。ファンたちもつばきファクトリーと歩んだ月日を追体験しながら、楽曲が紡ぎ出す熱を全身で感じていた。

人は熱狂していると、時間はあっという間に過ぎるもの。早くもコンサートは後半戦に入り、つばきファクトリーは『弱さじゃないよ、恋は』『低温火傷』『抱きしめられてみたい』『可能性のコンチェルト』の4曲を披露。ツバキの花言葉は「誇り」「至上の愛らしさ」「控えめなやさしさ」。そんな花言葉をそのまま体現したような、芯があり、だが優しさを含んだ凛とした歌声が会場に響き渡った。

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『足りないものを埋めてゆく旅』にあわせて、ステージは改まった雰囲気に変わる。バックスクリーンに岸本ゆめの山岸理子つばきファクトリーの思い出を辿るVTRが流れ出し、メンバーらは卒業を迎える岸本と山岸にそれぞれの想いを伝える。

「大好きだよ」

シンプルだけれど、これほどまでに素直に愛を伝える言葉はないのかもしれない。
やっと11人揃ったのに、もうこれが最後の11人のつばきファクトリー
そんな実感がじわじわと湧いてきて、涙を流すメンバーもいた。
メッセージを伝え終わると、『足りないものを埋めてゆく旅』のサビを全員で合唱。
「泣いて喚いてもがいたって 最後に必ず乗り越えて会いに行こう」という歌詞を、メンバーらはそれぞれの想いで歌いきった。

突如「こんなんじゃダメ」という力強い歌詞が、日本武道館に響き渡り、風の流れがガラリと変わる。
『アドレナリン・ダメ』と『断捨ISM』の凛としたビートにあわせ、不死鳥の如く再びつばきファクトリーの元気な歌声が復活。
それでこそ、つばきファクトリー。何度でも何度でも立ち上がる凛々とした力強さが美しい。
ファンらは狂おしいほどに喜びと感情を再燃焼させながら、高く高く拳を振り上げながらエールを送った。
さらに追い打ちをかけるように、初披露となる新曲『アタシリズム』を熱唱。会場のボルテージは頂点に達した。
さらに限界を越えるように、アップテンポのまま『マサユメ』『今夜だけ浮かれたかった』『初恋サンライズ』の3曲を披露し、本編の幕を閉じた。

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しかし、会場の熱気がそれで冷めるはずもなく、会場からはアンコールを求める声があがる。
その声は、徐々に、徐々に、徐々に大きくなっていき、最後には場内の空気を激しく振るわせるほどになっていた。
再びメンバーがステージにあがると、会場からは割れるほどの大きな拍手が鳴り響いた。

岸本はステージで

「2023年11月6日、
私、岸本ゆめのはこのステージをもってつぱきファクトリー及びハロー!プロジェクトを卒業します。
ハロー!プロジェクトでの11年間、たくさんの方に支えられて、愛をいただいて、ここまで来ることができま
した。本当に、ありがとうございます。
つばきファクトリーと、りこちゃんと、私岸本ゆめのの物語はこれからも続いていくので、
私は、この先もたくさん歌を歌って生きて行きたいです。
その中で、また、あなたに出会えることを願っています。
出会ってくれた全ての人への、愛と感謝の気持ちは、私らしく歌に乗せて伝えたいので、受け取ってください。
貴方へ、歌います。」

とコメントし、黒を基調としたクールな衣装でソロ曲『BE』を披露。

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Berryz工房時代の思い出も振り返りながらも、ハロー!プロジェクトの活動最後のソロ曲を歌い切り、
会場からは大きな拍手が巻き起こった。
本来『BE』はパート分けされており、合唱のようにみんなで歌う曲。
その曲をあえてソロで歌うことで、今後ひとりで活動していくことを表現した。

続けて山岸は、白を基調としながらも、パステルカラーを交えた可愛いらしい衣装でソロ曲『かっちょ良い歌』を披露。
山岸にとって、初めての声出しありでのライブ。ファンの皆と日本武道館で一緒に声を出して盛り上がって卒業したいという思いから、この曲を選んだという。

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山岸は

「本日、私、山岸理子は、つばきファクトリー及びハロー!プロジェクトを卒業します。
まず初めに、ダンスだけは小さい頃から大好きで発表会やイペントでは一番目立ちたいと思っていたのに、
それ以外ではなるべく人の後ろに隠れて目立たないように生活していた私が、「アイドルになりたい!!」というより、ハロー!プロジェクトのコンサートでパックダンサーをやりたい!!なんて理由で、研修生に応募してしまいましたが、そんな私を研修生、そしてハロー!プロジェクトの一員に選んで頂き、今日までつばきファクトリーとして活動させて頂けたこと、感謝しかありません。

活動していく中で、アイドルってこんなにかっこよくてキラキラ輝いてるんだぁって、ハロー!プロジェクト
の素晴らしさを気づかせてくれました。

グループ中で一番リーダーに向いていないだろう私が、リーダーになり、毎日プレッシャーに押しつぶされそうになりながら活動していたので、昔の映像などを見ると、その当時は精一杯やってるつもりだったのですが、どこかおどおどしていて自信のなさそうな顔をしていたなぁなんて、思います。

そんな頼りないリーダーに今までついてきてくれて支えてくれたメンバーのみんなには本当にありがとうの気持ちでいっぱいです。

そして、今まで私を一番支えてくれていたのは、リリースイベントなどで真冬の寒い時も、灼熱の暑さの時も、
ライトグリーンのグッズやベンライトを持って、遠くからも駆けつけてくれたファンの皆さんです。
みなさんと出会うことが出来て、本当に幸せでした。ありがとうございます。
私はつばきファクトリーのメンバーのことが大好きなので、明日から賑やかなみんなと一緒にいれないのは、
ちょっとだけ寂しいけど私はずっとみんなの事を見守ってます。」

とファンに対する愛の言葉を語った。


またメンバーに対しても

「きそは明日からリーダーになるけどきそらしさを忘れずね!器用なきそなら大丈夫!
あみの笑い声とおおきなくしゃみが聞けなくなるの寂しいな。いつも穏やかで優しかったね。
ゆめ、この卒業も隣にいてくれてほんとに心強かったよ、私にない物をもってたゆめを尊敬してました。
みずほは人懐っこくて、甘え上手な所もあるけどしっかりしている部分もあって、そんな所に助けられたよ。
さおりは、見た目は可愛いのに、ちょっと男前な姿が大好きでした。これからもそんなさおりでいてね。
まおこんなに優しくて愛がある子は見たことないです。ポジティブな明るさにいつも教われたよ!
ゆうみは、気遣いができてお姉さん。ゆうみの元気さにいつも笑わせてもらったよ。
しおりのいつも一生懸命なところに刺激をもらってたよ。また今度八木メシ食べさせてね。
まりんは、つばきのグループ名の由来にびったりな子で、その芯の強さが大好きです。
るのは、最年少だけどみんなが思ってるよりも大人なんだよね。これからも素直なところ、大事にしてね。
つばきファクトリーでの活動は、一生の宝物です。
今までつばきファクトリー山岸理子を応援して下さり、ありがとうございました。

2023年11月6日、つばきファクトリー・リーダー山岸理子

とコメント。

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続けて『愛は今、愛を求めている』を披露し、盛り上がりながらもファンらは山岸と岸本の卒業を祝福した。

「みんなのことを一生忘れません!」

そんな言葉が響き渡るステージで最後に披露されたのは『勇気 It's my Life』。
鳴り止まない拍手と歓声、そして痺れるほどの熱気の中、「つばきファクトリー コンサートツアー 2023秋 可惜夜〜山岸理子・岸本ゆめの 卒業スッぺシャル〜暁」は幕を閉じた。

卒業は、決して終わりなんかじゃない。
岸本と山岸、そして新体制のつばきファクトリーのストーリーは、これから始まる。
そんな、つばきの花のような、凛とした生命力を感じる、圧巻のステージだった。

【セットリスト】

M1.妄想だけならフリーダム
M2.最上級Story
M3.三回目のデート神話
M4.おへその国からこんにちは
M5.Love take it all
M6.FOREVER LOVE
M7.桃色スパークリング
M8.青春まんまんなか!
M9.彼女になりたいっ!!!
M10.アジアン セレブレイション
M11.サヨナラ 激しき恋
M12.行け 行け モンキーダンス
M13.超HAPPY SONG
M14.Just Try!
M15.間違いじゃない 泣いたりしない
M16.弱さじゃないよ、恋は
M17.低温火傷
M18.抱きしめられてみたい
M19.可能性のコンチェルト
M20.足りないものを埋めてゆく旅
M21.アドレナリン・ダメ
M22.断捨ISM
M23.アタシリズム
M24.マサユメ
M25.今夜だけ浮かれたかった
M26.初恋サンライズ
M27.BE
M28.かっちょ良い歌
M29.愛は今、愛を求めている
M30.勇気 It's my Life

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