邦ロックシーンで圧倒的な注目を浴びる楽器を持たないメタルコアガールズグループ「神使轟く、激情の如く。」と、大森靖子を中心に異彩を放つアイドルグループ「ZOC」が、2024年3月27日(水)に新宿BLAZEにて2マンライブを開催する。
邦ロックシーンで、その名の如く話題と名前を轟かせている「神使轟く、激情の如く。(神激)」をご存知だろうか?
結成3年半という異例のスピードで日本武道館ワンマンを大成功に納め、今やSUMMER SONICやイナズマロックフェスにも名を連ねる注目のガールズグループだ。
ジェットコースターのような超絶展開ながら、すべて回収してサビでクリアに突き抜ける爽快なサウンド。
言葉巧みに紡ぎあげる生牡蠣いもこの歌詞に、クリーン・ラップ・スクリーム・シャウトが見事に重なる。すべてが唯一無二のバンドユニット「神激」はバンドシーンで活躍する中、アイドルシーンで圧倒的な存在感を放つ「ZOC」が遂に新宿BLAZEで対峙する。
この2グループ、活動フィールドは異なるもののガールズグループ以外にも一つのキーワードが浮かびがる。
神激のフロアは、汗だくになって遊びまくるかと思えば、”今 この瞬間”を投影する等身大のMCで心臓を鷲掴みにしてくる。この魂を震わせるフロアメイクは、あらゆる人に「コンプレックスすら武器にして、生きる勇気」をもたらせてくれる。
一方、ZOCは「孤立しない崇高な孤独が共生する場所」をテーマに活動を展開するとおり、メンバーのプロフィールにも挫折やコンプレックスな項目が並ぶ。
「コンプレックス」は本来無意識のうちに現実の意識に混じり込んでいるものであり、簡単に克服できるものではないからこそ、今 彼女たちの音楽が必要とされているのではないだろうか。
バンドキッズ、アイドルヲタクはもちろん、劣等感や生きづらさを感じているZ世代にこそ感じてもらいたいライブかもしれない。
ライター:Chiho