ひたむきで気力あふれるライブパフォーマンスが特徴の、ももいろクローバーZが12月29日のNHK紅白歌合戦リハーサルに登場した。
リハーサル終了後、記者会見が行われた。
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【爆笑会見!鬼軍曹佐々木アキラの目が光った】
通常アーティストさんが呼び込まれるとき、NHK広報から「●●さんが入ります!」 と掛け声がある。
しかし、ももいろクローバーZの時間になると、NHK広報さんが、そわそわしだす。
WWS記者は何か が起こると察知して、注目していると・・・
NHK広報は小声で「ももいろクローバーZさんが走ってき ます。たぶん」と。
あ~。言わされているなと。
そうしていると記者会見ステージから30メートルに伸びる赤 いカーペットの先端から
クラウチングポーズをする5人組のジャージ姿、Tシャツの少女が目に入った。
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記者たちは彼女たちの存在に気づきザワザワしだす。
ももいろクローバーZの5人組が、記者会見会場から、かなり離れた場所 から大きな声で
「位置について、よ~い!ドン!!」
と猛ダッシュでステージ上にかけつけた。
しかもTシャツには「三度目の正直」と書かれた自虐的なTシャツ。
明らかにNHKの大舞台、晴れ舞台に似つかわしい挑発的な入れ立ち。
そして報道陣200人が集まる中、たくさんのフラッシュが焚かれるなか、もっと頂戴の目をするメンバー。
記者、カメラマンたちも負けずに「紅白にきたぜぇ~と」と、おねだりするが、
リー ダー百田夏菜子は「つまんない、飽きた」と、カメラマン達に、もっとちょうだい!もっとほしいと挑発する。
まさに紅白歌合戦の記者会場がプロレス会場に変わった瞬間である。
そんなこんなで爆笑記者会見が進むなか、進行係(?)玉井詩織が真面目な話をする。
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「今年の紅白は、私たちのファンであるモノノフと一緒にステージにあがります!
先日のクリスマスLIVEでファンと一緒に合唱した音源を流します」
さすがももいろクローバーZクオリティーだ。参加人数9万人という。
今から12月31日の放送が楽しみだ。
また会場に、まーくんことニューヨークヤンキース投手・田中将大が来ることについて 聞かれると百田は
「最近いっぱい会いすぎていて(レア感が・笑)。すでに親戚のお兄ちゃんです。
必ず何回紅白出た?って聞いてくる んです。わたしたち3回っていうと、おれ4回と。まーくんは先輩なんです」
と笑いをとっていた。
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そして話題は2014年一番、思い出に残っている話へ。
そこでも有安杏果が「国立競技場で1番嬉しかったです」と優等生な発言をする。
さらに百田から「昨年、うちの高木が爆弾を落としましたが・・・今年もリハーサルに 参加していなかった。何かが起こるかも!?」
とあおり、終始和やかに記者会見が終了する。
現場マネージャーが、後ろで見ていたチーフマネージャー川上アキラに「これでいいで すか?」と聞くに行くと、
首を二回コクリとして「うんうん、OKじゃないの」と笑顔した。
記者たちも満足気に去ろうとしたとき・・・
川上アキラチーフマネージャーの目が、川上鬼軍曹の目に変わった。
川上チーフマネージャーは百田に近づき、耳元で何かを話している。
おそらく「これでいいのか? 他にないのか」と、リーダー百田を追い込む形に。
百田は帰ろうとする記者の足をとめようと
「みんな書いてくださいよ。明日チェックしますからね。他にありませんか」と。
記者から「では恋愛事情を」と無茶ぶりな要求が。
百田夏菜子と記者たちの勝負だ!
川上アキラ鬼軍曹の眉間が険しくなる。
百田夏菜子の口から発した言葉は
「メンバー感の恋愛事情はありま~す。あーりんの唇はマシュマロでした」
と、うまく切り返した。
すぐさま玉井が「だれもベンが動かない。興味ないんだよ」と突っ込み
百田は「 じゃあ何かもってくるんで」と切り返し、記者たちは大爆笑した。
彼女たちの成功の要因は、こうやって1つ1つの現場で、試され、追い込まれ、化学反応しながら進化させる
事務所運営の力なんだと再認識した。
加えて、それを「よし」とできる事務所の大きな器と、メンバーへの信頼度の大きさを 目の当たりにした。
今回3回目の紅白歌合戦の出場を果たした、ももいろクローバーZ。
2014年は『ももクロ春の一大事2014 国立競技場大会 ~NEVER ENDING ADVENTURE 夢の向こうへ~』を開催し
女性グループ単独としては同所で初の公演となり、両日合わせて11万人の観客を動員した。
レディー・ガガの日本公演『LADY GAGA'S artRAVE: the ARTPOP ball』にオープニングアクトとして出演した。