2021年5月8日、銀座に『LOUANGE TOKYO Le Musée』がオープンした。

六本木にある、チョコレート細工のくまのヌヌースがのっているケーキで有名な、大人気のパティスリー『LOUANGE TOKYO』の新店舗だ。

高級ブティックのような外観で、バカラのシャンデリアが輝く店内はラグジュアリー感とスタイリッシュさを併せ持つ空間となっている。
店舗名の『Le Musée』はフランス語で『美術館』という意味。
アート作品のように美しいスイーツがディスプレイされており、まさにスイーツの美術館のよう。

WPTC世界大会で２度優勝経験を持つ藤田浩司氏がスイーツを監修しており、店内でしかいただけないアシェットデセールも用意されている。

『VAN GOGH ヴァン・ゴッホ』
ゴッホの代表作である『ひまわり』をスイーツで再現した『LOUANGE TOKYO Le Musée』のスペシャリテ。
ゴッホの『ひまわり』は7種類あり、一番初めに描いたひまわりが3つ花瓶に挿さっている作品がモチーフとなっている。
オリジナルの陶器皿と著名人御用達『立石ガクブチ店』の額縁を使用したアシェットデセールは、まさに絵画そのもの。
ひまわりの花びらはローストしたパイナップル、筒状花の部分はピスタチオペーストとローストしたココナッツで表現。

花瓶に見立てた飴細工を割ると出てくるのは、藤田氏が世界大会で優勝した『ピスターシュ』。

ピスターシュ(写真/大久保瑛美)  画像 2/6 ピスタチオのつやつやとしたグラサージュがかけられた濃厚なピスタチオのムースにはアプリコットのムースやブラッドオレンジのジュレなどが入っていて、コクの中にフルーティーさも感じられる。
フランボワーズの赤い色がアクセントに。
ここまでピスタチオが濃厚なスイーツも珍しいので、ピスタチオ好きも満足すること間違いない。

『CRISTAL MANGUE クリスタルマンゴー』
CRISTAL MANGUE クリスタルマンゴー(写真/大久保瑛美)  画像 3/6
高級感あふれるバカラのアルクールシリーズのグラスにマンゴーで作った薔薇をのせ、ブーケのように仕上げたスペシャルなパルフェ。
糖度の高い宮崎県産マンゴー『熟赤の雫』を使用しており、その甘さに驚く。(現在は宮城県産『太陽のタマゴ』を使用。入荷次第『熟赤の雫』に変更となる。)

マンゴープリンや杏仁のパンナコッタ・ずんだのアイス・抹茶のアイスなどが層になり、和と中華が合わさった今までにない味を体験できる。
また、白玉のもっちりとした食感やシロップで煮詰めた白キクラゲのコリコリとした食感など、食べる場所によって異なる食感も楽しめる。
杏仁やマンゴー・金木犀のジュレなどの華やかな香りもプラスされ、満足度の高いとても豪華な内容だ。

『SPHERE ROUGE スフェール ルージュ』
※オープン時テイクアウト限定の商品。
SPHERE ROUGE スフェール ルージュ(写真/大久保瑛美)  画像 4/6
コロンとした丸いフォルムが可愛らしい、ふんわりとしたスフェール。
シャンデリアや店頭の庭木も丸い形をしており、スフェールも丸い形に。
苺がトッピングされたライチのムースをカットすると、シャンパンで香り付けをしたあまおうのソースが中から溢れ出てくる。
苺のクリームやピスタチオのジョコンド生地など、断面の彩りも綺麗だ。
スフェールは他にも種類があり、どれも宝石のような美しさで全種類食べてみたくなる。

『CANNECHEE カヌチー』
※オープン時テイクアウト限定の商品。

CANNECHEE カヌチー(写真/大久保瑛美)  画像 5/6
「私はカヌレじゃありません」がキャッチフレーズの、チーズケーキ×カヌレの新感覚スイーツ。
今年注目のスイーツであるカヌレの見た目をしたチーズケーキだ。
銅製のカヌレ型でしっかりと焼き上げており、外はカリッと硬めのサクサクとしたクリスプ食感。
中はとろりとしている。
チーズと焦げ目のキャラメルに近い味のマリアージュがたまらない、全く新しいチーズケーキ。
4個入りは手土産にもピッタリだ。

感染症対策も万全で、非接触型販売と予約システムを導入している。
モバイル端末を使用して購入でき、キャッシュレス。
現金は使えず、クレジットカードや交通系ICカードなどで決済可能だ。

今後は朝食メニューも予定しているということで、そちらも見逃せない。
見た目や味・技術力がトップクラスのパティスリーの、ここでしか味わえないスイーツをぜひ堪能してみてはいかがだろうか。

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(写真・文/大久保瑛美)