2022.02.01 公開
年に一度のチョコレートの祭典『SALON DU CHOCOLAT 2022』が開催!20回目のアニバーサリーに一流ショコラティエのブランドが集結

写真・大久保瑛美  画像 1/5

伊勢丹新宿店では、年に一度のチョコレートの祭典『SALON DU CHOCOLAT 2022』が開催中だ。

世界各国から、一流ショコラティエのブランドが集結。
フランスのパリで誕生したこの祭典は日本では2003年から始まり、今年で20回目を迎える。
そんな記念すべき20回目のテーマは、『未来と、笑おう。』だ。

今年初登場の注目ブランドは
・マキシム・フレデリック
・アレクシア サンティニ
・ニコ エ レ ショコラ
・ヴァンサン・デュラン
・マキシム・フレデリック
・イヴァン・シュヴァリエ
の6つ。

年に一度のチョコレートの祭典『SALON DU CHOCOLAT 2022』が開催!20回目のアニバーサリーに一流ショコラティエのブランドが集結写真・大久保瑛美  画像 2/5

中でも担当の方のイチオシは、フランスの『ニコ エ レ ショコラ』だ。
2019年に20代の若さでMOFを取得した、ポール・オキパンティ氏のブランド。
『フリュイ ルージュ フィグ デュ ヴァ』というイチジクやフランボワーズ・クランベリーなどがトッピングされたタブレットで、EUのBIO認証を受けた素材を使用している。


2013年にパリ7区にオープンし、外務大臣表彰式を受賞するなどフランスで活躍する日本人のショコラティエ『モリ ヨシダ』からは、ミントとライムのガナッシュをショコラノワールでコーティングした『モヒート』が登場。

年に一度のチョコレートの祭典『SALON DU CHOCOLAT 2022』が開催!20回目のアニバーサリーに一流ショコラティエのブランドが集結写真・大久保瑛美  画像 3/5

 

また、ブルターニュの『メゾン・ルルー』ともコラボレーション。
レモンやシードルを使った5種類のショコラに、ルルーの看板であるキャラメルも入る。


昨年、日本の『SALON DU CHOCOLAT』に初登場し人気だった『アルバン・ギルメ』からは、キャラメルなどを閉じ込めた、バイキングの盾を模した薄いパレ型のチョコレートが発売。

 

写真・大久保瑛美  画像 4/5

ダークチョコレート・ミルクチョコレート・ブロンドチョコレート・ホワイトチョコレートの4種類の味を楽しめる。
バニラやヘーゼルナッツ・トンカ豆といった、風味豊かなガナッシュが入ったショコラアソートも見逃せない。


また、毎年人気の『Selection Box』も発売。

 

年に一度のチョコレートの祭典『SALON DU CHOCOLAT 2022』が開催!20回目のアニバーサリーに一流ショコラティエのブランドが集結写真・大久保瑛美  画像 5/5

各ブランドのショコラティエたちによる、今年のテーマに合わせて作られたスペシャルなショコラを一度に楽しめるBoxだ。
・Pour l’avenir 未来へ
・Le sourire 笑顔
・Éternel 普遍
の3種類があり、今回は各Boxからいくつかを試食をさせていただいた。

『ベルナシオン(ヴァラ)』
バニラの芳醇な香りがするキャラメルは、とろーりまではいかないが柔らかい。ほんのり塩味が甘さを引き立てている。フィユティーヌのサクサクした食感で、キャラメルの存在感が強い。

『ヤン・ブリス(ミエル)』
ニンジンの花の蜂蜜を使用しており、アカシアのようなコクではなく爽やかな花の香りがする。日本人はあまり馴染みのない風味で好みが分かれそうだ。チーズに似たような味も一瞬感じる。

『アレクシア サンティニ(柑橘ピール ショコラコーティングアソート)』
果実の皮を塩水に6ヵ月漬けているが、塩味は気にならず柑橘のフルーティーな味が口いっぱいに広がる。ピールがほろりと簡単に崩れるぐらい柔らかく、一般的なピールより甘さが控えめで食べやすい。

『フランク・ケストナー(サスペンス)』
ヘーゼルナッツの味が濃厚。香ばしいローストの風味もあり、甘すぎない。パチパチキャンディのようなパチパチ弾ける音が楽しい。

『ル ブリストル パリ(スヴニール)』
そばのプラリネが、おせんべいを彷彿とさせる味わい。バターキャラメルとショコラの口溶けが良い。そばのプラリネのザクザク感もある。

『フィリップ・ベル(ガナッシュB)』
59%のシンプルなガナッシュで、カカオの香りを感じつつほんのりビターさのある甘みの加減がちょうど良い。酸味が強めで、カカオの香りや味をダイレクトに感じられる。

『フィリップ・ベル(ディスク キャラメル カラマンシー)』
中のとろーりとしたキャラメルは、柑橘のカラマンシーの酸味とフルーティーさをしっかりと感じられ、キャラメルの味は少なめ。周りのチョコもキャラメルの風味がある。

といったように、各々のブランドの個性が存分に表現されており食べ比べできる。
お気に入りのブランドを見つけるきっかけにもなるのだ。
自分へのご褒美や大切な方へのバレンタインのチョコレートを、『SALON DU CHOCOLAT 2022』で選んでみてはいかがだろうか。

(文・大久保瑛美)

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