キリンビバレッジの「ファイア ワンデイ」シリーズが、2024年10月のリニューアルから約1カ月で販売本数2500万本を突破。販売ケース数も前年比118%を記録し、ペットボトルコーヒー市場での存在感をさらに強めている。ペットボトルコーヒー市場全体も成長を続けており、今年1月から9月の販売金額は前年比104%を記録した。
今回のリニューアルでは、新たに「直火焙煎豆抽出物」を採用し、焙煎された香ばしさと香り高さを引き出す味覚が実現した。特に「ファイア ワンデイ ブラック」はリピート率が前回リニューアル時の115%に到達。「ファイア ワンデイ ラテ微糖」の味覚も高い評価を受け、消費者の支持を得ているという。
キリンビバレッジ マーケティング部の吉田侑介氏は、ペットボトルコーヒー市場の成長について「カフェやコンビニで手軽に高品質なコーヒーが楽しめる時代となり、消費者のおいしさへの期待はますます高まっています」と現状を分析。「ファイアブランドが持つ力強いかっこよさや直火のこだわりがしっかりと体感できる商品へブラッシュアップすることで、幅広くコーヒー好きなお客様に楽しんでいただけることを目指しました」と語った。
キリンビバレッジ「ファイア ワンデイ」(※提供画像) 画像 2/3
さらに、「今の生活に合ったかっこいい選択としてコーヒー好きのお客様に選ばれるブランドを目指し、これからもペットボトルコーヒーの価値を伝えながら、毎日の生活において気分が上がるシーンをご提案していきますので、ぜひご注目ください」と意気込みを語り、ブランドの未来への自信をうかがわせた。
コンビニジャーナリスト渡辺広明氏(※提供画像) 画像 3/3
また、コンビニジャーナリストの渡辺広明氏は「オフィスでのちびだら飲みという新たな飲用スタイルとの親和性が現代のニーズに応えている。缶コーヒーからコンビニカウンターコーヒーまで多様な選択肢が広がる中でも、成長を続けている要因の一つだ」と述べた。
「ちびだら飲み」とは、主にデスクワークをしている人が仕事をしながら時間をかけて少しずつ、ちびちびだらだら飲むことで、コロナ禍以降テレワークなどが当たり前となった近年生まれた新しい飲用スタイルである。