名古屋・栄を拠点に活躍しているアイドルグループ・SKE48が、7月24日(水)に待望の25thシングル『FRUSTRATION』をリリースする。レゲエダンスの動きを取り入れたフォーメーションダンスに、衣装はファッションブランド<LAGUA GEM>とコラボするなど、新たな展開を見せる本作。
WWSチャンネルでは本作で初のセンターを務める古畑奈和、初選抜で今年1月に開催された「AKB48グループ歌唱力No.1決定戦」で見事優勝した野島樺乃、同じく初選抜でかつての「黄金3期」の魂を受け継ぐ浅井裕華、そして、SKE48を10年の間支え、バラエティーでグループを牽引する須田亜香里の4名にインタビューを実施した。
アメリカ・ロサンゼルスを舞台に収録されたMVの裏側から、選抜発表時の心境。須田、古畑の視点から見た野島、浅井への思いを本音で語ってもらった。
──7月24日にリリースする最新シングル『FRUSTRATION』はどんな一曲になっていますか?
古畑:「SKE48には今まで盛り上がる曲はあったんですけど、クラブミュージックみたいな曲は初めてで、歌の中のラップもプロのラッパーの方が参加してくれています。48グループ全体でもなかなかない珍しい曲だなと思います」
──今回のMV撮影はアメリカのロサンゼルスで撮影されましたが、雰囲気はどうでしたか?
浅井:「別世界でした。ロサンゼルスは初めてだったのですが、街並みもかっこよくて、とこに行っても写真映えでした。見ていて飽きないし楽しかったです」
野島:「街行く人がサングラスとかしていて、日本では露出高めな服はあまり着ないと思いますが、海外の方はオシャレに着こなしていたので、ロサンゼルスだからこそといえる日本とは違う空気を味わえてよかったです」
──MV撮影中のエピソードはありますか?
須田:「一番の見所は泡ですね。監督さんに『クールに盛り上がって!』って言われて、盛り上がるって笑顔のイメージだったので、クールにやるにはどうやるんだろうって悩みました。あと、クラブっぽくって言われても誰も行ったことないので、私たちが思うクラブっぽい表情や動きは想像で頑張りました!想像だからこそ生まれるものも多いので、精一杯背伸びしました」
──今作で一番の特徴のレゲエダンスですが、練習はいつ頃されたんですか?
古畑:「撮影前日に振り入れがあったんですけど、今までレゲエダンスの振り付けの経験はなかったので、ダンスの先生の動きを真似してました。ちょっと目を付けられた子がいたら個別で呼び出されて(笑)」
──ちなみに呼び出されたのは誰だったんですか?
古畑:「誰でしたっけ?さりちゃん(惣田紗莉渚)かな?」
須田:「あとおーちゃん(末永桜花)」
古畑:「あっ、おーちゃんだ!でも、私も撮影当日目をつけられました(笑)」
須田:「奈和ちゃんは気分が上がってくると、教えられてないフリをしてくるんですよ。気持ちよくなるとしちゃうんですよ、かっこいいんですけどね」
古畑:「ちょっと乗っちゃって・・・。私の中のソウルが高まっちゃう」
須田:「オリジナルのフリを生み出している時が一番楽しんでる時ですね。今回のシングルはそれをいい感じで泳がせた方がカッコイイだろうなって思っているので」
古畑:「ヤバイ!亜香里さんの手のひらだ!」
須田:「センターだからね、許されると思います」
──そんな感じで今作のセンターに選ばれた古畑さん。センターに選ばれた時の心境はいかがでしたか?
古畑:「『あらー』って感じでしたね。連絡が来るタイミングで、他のメンバーがカップリング曲を撮っていたのは知っていて、このタイミングで面談は何かあるなと思って。呼び出されるのは初選抜の子か、何かが変わるしかいないなと思って・・・、『アレ?センターかな?』って思って面談に行ったらそうでした。8年間活動してきたカンが働きましたね」
須田:「撮影の何日まえに言われるの?」
古畑:「2日前ぐらいだったと思います」
──直前ですね!カンが的中してどうでしたか?
古畑:「純粋に嬉しかったです。ずっとなりたいと思っていたので。でも、実感があまり沸かなかったです。(深呼吸する感じで)『はぁっ』て、不思議な感じになりました」
──実感が湧いた瞬間は?
古畑:「MV撮影している時にピラミッド型で踊ってた時に、目の前のスタッフさんとの距離の近さで実感しました」
古畑奈和、野島樺乃 画像 2/3
──普段の見え方と違う形で実感したんですね。では、初選抜のお二人は選抜発表の時の心境はどうでしたか?
野島:「私はずっと目標にしていたのが選抜メンバーだったので、湯浅さんから『選抜だよ』って言われた時は嬉しかったです。これはファンの方には言ってこなかったんですけど、高校生の間に選抜入りしたいという目標があって、高校3年生の夏に選抜に入れて嬉しいなって思います」
──野島さんは2019年上半期大活躍でしたよね!
野島:「本当にびっくりですね。去年の自分からは考えられないぐらいで。でも大事なのは初心を忘れずにですので、今に満足せずに頑張りたいです」
──今回のシングルで古畑さんと野島さん、SKE48の2大歌姫が揃ったということは、これからのSKE48は歌にも力を入れていくんでしょうか?
古畑:「自分たちが得意なことでスポットライトを浴びさせてもらえるのは、めちゃくちゃ幸せなことだと思います。歌が好きだから、上手だからと任されることは自分たちの自信にもなりますし、ありがたいことなので。樺乃は驚く声まで美声なので、ミュージカルのように歌声に品もあるし。得意なことでチャンスを掴んでいるのも努力がなかったら掴めていないので尊敬します。歌で勝ちに行く姿は歌が好きな自分から見ても嬉しいし、かっこいいなって思います」
野島:「嬉しいです!舞台『ハムレット』で奈和さんと一緒に歌う場面もあったんですけど、ファンの方々からも奈和さんとユニットやってほしいっていう声があって、私も何かやりたいんですよ!コンサートとかでできたらいいなって」
古畑:「泣いちゃうよ、プレッシャーで」
──今作には野島さん待望のソロ曲も収録されるようですが、どんな曲になってますか?
野島:「自分に合っているような、歌っていて今までの事を思い出したりとか、ファンの方には自分と重ね合わせて聴いてもらえたら嬉しいです。歌詞の中に『諦めるな』とか『後ろ向くな』とか、歌っていてすごく元気付けられるんです。前向きになれる曲なので大切にしていきたいです」
浅井裕華、須田亜香里 画像 3/3
──浅井さん、憧れの須田さんとの選抜入りですがどうですか?
浅井:「選抜って聞いた時はまさか自分がってびっくりしたんですけど、それ以上に嬉しかったです。発表のあとにインタビューを受けたんですけど嬉しくて泣いてしまって、今まで支えてくれた先輩やファンの方、家族に感謝したいなと思います」
──最初に選抜入りを伝えた人は誰ですか?
浅井:「家族と佐藤すみれさん(卒業生)と須田さんです」
──さすがですね!須田さん、浅井さんの選抜入りを聞いた時の心境はいかがでしたか?
須田:「すごくびっくりしました。遅かれ早かれいつかは選抜に入って欲しいと思ってたけど、こんなに早く一緒に選抜に入ってくれてすごく嬉しかったです。私が卒業してから入っている姿を見られればいいなって思ってたんですけど、こんなに早く叶えるなんてすごいなって思います。
──浅井さんに期待することはありますか?
「入ったからには目立って欲しいなって思います。もともと貪欲に言ってこないタイプなので、一回の選抜入りで満足しないだろうなっていうプレッシャーを私は与えたいです。ずっと選抜にいて欲しいし、次も入りたいって、これを機に欲を口に出してくれたらいいなって思います」
──と、須田さんは言ってますが、浅井さんがこれから叶えたい目標はありますか?
浅井:「私には代表的な曲がなくて、いまはそれがすごく欲しいなって思います。自分といえばこれ、というのを早く見つけて仕事に活かせたらなって思います」
須田:「前は本当にネガティブで、メンバーからも可愛がられることが多かったんですけど、『可愛いね』って言うとうつむいちゃうことが多くて。これを機に上手く自信に変えていって欲しいですね。選抜になるのは一番自信に繋がることなので、他の後輩メンバーも勇気が出ることですし、自信をつけて歩んで行く姿を見せて欲しいですね」
──ありがとうございます。今年で11年目を迎えさまざまな変化の中にいるSKE48ですが、須田さんには今のSKE48はどんな風に見えていますか?
須田:「なんだろう?みんなが前向きというか柔軟性があるグループだと思います。楽しいなと思ったことや、面白いことにアンテナを張って積極的に取り組めているからこそ、コンサートでもいろんな曲に挑戦するし、奈和ちゃんがセンターになることをみんなで楽しめたりできるのだと思います。いつもと違うと感じること、これから変わると思うことが今年はちょくちょくあって、10年やっても新鮮さを感じる、みんなで作れていている環境がありがたいです。ファンの方にも自分たちがいるから SKE48はもっともっと飛躍していくんだって思ってもらえたら嬉しいです!今はスタッフさん、メンバー、ファンの方の大事な3つの柱がすごく頼もしく感じます」
──それでは、最後にファンの方へメッセージをお願いします。
古畑:「今回の曲は夏にとても騒げる曲になっていて、日々みなさんが溜めているフラストレーションや鬱憤を私たちと一緒に馬鹿騒ぎして、晴らしていけたらいいなと思っています。ライブに遊びに来てくれる際はリミッターを外して一緒に楽しんでいきましょう。暑い夏を吹き飛ばしましょう!」