藍井エイルが11月27日(水)に新曲「星が降るユメ」を発売した。藍井らしい力強い歌声が響き渡る、壮大なバラードに仕上がっていてファンに限らず音楽好きのユーザー必聴の楽曲に仕上がっている。
WWSチャンネルでは、藍井エイルにインタビューを行い、楽曲のコンセプトから制作のエピソード、さらには2020年へ向けて今後のアーティストとしての展望を語ってもらった。
■リードトラック「星が降るユメ」音源に関して
Q:「星が降るユメ」はすごくパワフルな楽曲だという印象ですが楽曲のコンセプトは?
藍井:さまざまな出会いと別れの中で大切なものだったり、大切なことだったり、大切な人達からもらう大切なことに気づいていくというのがテーマです。
Q:大切な人とは、家族であったり友人であったり、それは聴き手により変わるということですか?
藍井:そうです。
まさに自分自身で経験していることでもあります。
8年前にデビューしていろんな人達に会って、その中にもちろんファンの人達も入ってるし、
そういった中で自分が大事なものとか歌を通して、歌う大切さだったりとか
いろんな大切なことを知って、大切な人にたくさん出会えたのでそこをテーマにしてます。
Q: 「星が降るユメ」の制作はいつごろから行いましたか?
藍井:今年に入ってからです。デモの音源としては復帰する前からだったのですが、復帰後にもらった曲で復帰前にはなかった曲でした。復帰するタイミングでもらった曲の中にありました。
Q: このタイミングで作り上げたのは何か理由はありましたか?
藍井:タイアップが先に決まったのです。そこから今回作ってくれてTAMATE BOXさんとは、元々知り合いで藍井エイルの藍井エイルらしいものというのをTAMATE BOXさんはわかってくれてたので、たまたま私が歌うということを前提で作ってくれました。
藍井エイル 画像 2/4
■「星が降るユメ」ジャケットに関して
Q:黒でロックな衣装イメージですが、撮影はいつ頃行いましたか?
藍井:9月に入ってからですね。場所は木場のオフィスビルの屋上で撮りました。屋上の上にさらに台を置いて、立ったり座ったりしながら撮影しました。
Q:一言でこの衣装を説明すると?
藍井:黒い服がすごく好きで、『星が降るユメ』でも黒と白の服を用意してもらっていて、世界観も夜が関係しているので、鮮やかな色よりも夜のイメージに合う方が良いなと思って、スタッフさんと相談しながら選びました。今はワンピース着てますが、本当は肩出ししたがりなので(笑)
■カップリング曲に関して
Q: 『インサイド・デジタリィ』の楽曲と歌詞のイメージは?
藍井:デジタル音がかなり多めなアップテンポな楽曲ですね。わかりやすく例えると“EDMサカナクション”みたいな。静かで品のある曲調だけど、それがダンスミュージックになっていて、かなり盛り上がれる曲になっていますね。かなりへんてこりんなところはありますが、メロディーラインの美しさで勝負している曲なので、歌詞も文字の中で遊んでいます。
Q:『Story』に関してはいかがですか?
藍井「私がデビューする前にニコニコ動画で投稿した曲なんです。実はピコさんというアーティストさんのカバー曲を歌わせてもらっていて、ピコさんの『Story』を動画で上げたことで藍井エイルとしてデビューできました。ピコさんは闘病中なんですけど、ピコさんへのあらためての感謝の気持ちだったりとか、おこがましいですけど応援の意味を込めてます。
今回タイアップが『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア- 』なのですが、デビューの時も『Fate』シリーズだったので、原点回帰をテーマとした今回のシングルで『Story』で改めて、10年ぶりに歌わせて頂きました。
藍井エイル 画像 3/4
■ゲームに関して
Q:TV アニメ『Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア-』のタイアップが決まり、藍井さんらしい展開ですが、この作品の魅力を教えてください
藍井:
もともとゲームが好きなんですけど、アプリゲームが元になってアニメになっているんです。『Fate』をずっと見てきた人はギルガメッシュというキャラクターが出てくるので、かなり胸熱な展開になると思います。ゲームには日本の偉人や架空の偉人が出てきて、宮本武蔵や『王様の剣』に出てくるマーリンという魔法使いが出てきたときに『おっ!』と思いました。その中でも、デビュー曲を歌わせてもらった『Fate/Zero』にも登場するギルガメッシュの話がまた出てくるので、元々のファンの方は興奮できる内容になってると思いますし、知らなくても感動するストーリーなので楽しめると思います」
Q.ちなみに、藍井さんが初めてハマったゲームってなんでしたか?
藍井「初めてハマったのが『ファイナルファンタジーVI』で、子供ながらにダークな内容なのは分かっていて、そこからどんどんハマっていきました。その後に『天外魔境ZERO』にハマりましたね」
Q.藍井さんの音楽はゲーム楽曲にも通じるところがある印象ですが、ルーツになっていますか?
藍井「そうですね。歌詞も曲作りも何かに影響は受けてると思いますし、今でもゲームはやってますから」
●ライブツアーに関して
Q.藍井さんは、2018年に復活され、武道館にて復帰ライブを行いました。今回は少しファンとの距離が近いライブハウスツアーですが、このツアーをやろうと思ったきっかけはなんですか?
藍井:前回はホールツアーで、復帰後にライブハウスツアーをやっていなかったので前々からやりたいと思ってました。
Q.ホールツアーとライブハウスでのライブにこだわりはありますか?
藍井:そうですね。ホールだったら映像を綺麗に見せられるし、ライブハウスでは生音を肌で感じられる距離感なので、どちらにもそれぞれの良さがあるので好きですね。
Q.どんなライブツアーにしていきたいですか?
藍井:初出し曲が多いです。シングルのカップリング曲もまだライブで一度もできていないので割と多めになるかなって感じです。過去の楽曲の中で久しぶりに歌う曲も選曲したので、今を知ってくれてる人、昔から知ってくれてる人、どちらでも楽しめるような内容になってます。
Q.ライブ前に気を付けている体調管理法などはありますか?
藍井:部屋の中の乾燥をかなり気を付けてます。喉を痛めると自由度が減っちゃうので。あとは湿度は徹底的に管理しますね。
あとは、ライブ前に風船を使って腹式呼吸の発声の練習をします。そのルーティーンですね。
Q:今後ライブで行ってみたい会場はありますか?
藍井:さいたまスーパーアリーナに行ってみたいです。イベントで何回か立ったことがあるんですけど、
この景色をワンマンで見てみたいと思ったので、早くやってみたいですね。
●今後の展望に関して
Q:2020年を迎えて、どんなアーティストを目指していきたいですか?
藍井:“音”を通して“楽しい”を分かち合えたらいいなって思うので、一緒に盛り上がって幸せな気持ちになれるように、明日も頑張ろうと思える事に繋がれたらいいなって思ってます。
あとは、来年はオリンピック、パラリンピックもあって全国民がバタバタしていますが、私もみんなと一緒に楽しみたいと思います。秋にはライブをぐるっと回れたらいいなって思ってます
Q:最後にファンの方へメッセージをお願いします
藍井:復帰後に『星』だったり『月』だったりややこしいタイトルなのですが、今回は『星』を入れようと思ってから製作したので、藍井エイルらしい歌詞にもなってると思うし、楽曲もリズムが前に出ていて、ラテンぽくはあるんですけど、それ以上にストリングスがすごく綺麗な曲になっています。
私のボーカルを聴いて欲しいですが、楽曲全体の部分も楽しんで欲しいなって思います。複雑なメロディーラインにも注目してください。