2020年1月15日に最新シングル『ソーユートコあるよね?』をリリースするSKE48。須田亜香里をセンターに迎え、振り付けにはDA PUMPのTOMO、U-YEAH、KENZO、DAICHIを起用した意欲作となる本シングル。
WWSチャンネルでは選抜メンバーの中から大場美奈と古畑奈和にインタビューを行った。同じチームKllとして活躍する2人が紐解く新曲の中身とは!?
大場美奈 画像 2/6
──最新曲『ソーユートコあるよね?』はどんな印象の曲ですか?
大場「今回の曲は『元カレを平気で紹介できちゃう女の子』という空気が読めない女の子がテーマの曲になってます。
──SKE48にとっては珍しいタイプの内容ですね。
大場「歌詞の中の女の子はめちゃくちゃな感じだけど、実は違うんじゃないかなって思います。ただ、強がってるだけなんじゃないかなって思うんです!」
──なるほど、深読みができそうな内容ですね
大場「そうなんです!」
古畑「男の子を嫉妬させたいだけかもしれないよね?」
大場「女の子ってそういう場面はたくさんあるし、この世に空気が読めない女の子なんていないと思う!なんだかんだ思惑があると思う」
古畑「女の子の方が空気読めるもんね」
大場「男の人の方が空気読めてないもん!」
──例えばどんな場面でですか?
大場「女の子って先の事を考えて相手に受け止められる印象を考えて行動する事が多いんですよ。『ソーユートコあるよね?』の歌詞の中の女の子は、主人公の男の子の気を引きたくてやってるんだと思います」
古畑「だったら成功だよね。こういう気持ちにさせているんだから。上手ですよ」
大場「まんまとハマってるなって感じだよね(笑)あっ、こういう駆け引きはだーすー(須田亜香里)は上手い。うまく相手のことを気にさせるテクニックを持ってるから、歌詞にリンクしてますね」
──ちなみに気になる歌詞はありますか?
大場「『嫌いなところも 飲み込んでオーライ!』ってところで、すごいなって思います。嫌いなところもを飲み込むなんて出来ませんよ。相当好きじゃないと出来ないよ!」
古畑「長くその子を推してるファンの方はこういう気持ちになるのかも。歌詞のような気持ちになることも多いと思います」
大場「でも、さっきちゅり(高柳明音)も言ってたけど、メンバーそれぞれで考え方が違って面白いなって思いましたね」
──という事は、聴き手の心境でいろんな聴き方が出来そうですね。
古畑「メルヘンにもなれるだろうし、ドロドロにもなるだろうし」
大場「男の子の心境を中心に捉えたら、すごい女の子を好きになっちゃったねって可哀想に思いますけど」
古畑「男の子の方もいろんな性格で読めるよね」
古畑奈和 画像 3/6
──さて、今回振り付けをDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさんが担当されましたが、最初聞いた時いかがでしたか?
古畑「嬉しかったです。いつもテレビに出ている方で、新曲が出る度にキャッチーさが話題になって若い子たちが真似してるのを見てて、先を行くイメージがあったので。以前、亜香里さんがDA PUMPさんの『U.S.A.』を踊ってたので、亜香里さんに合う振り付けを分かって作ってくださるかもしれないとも思えました」
大場「DA PUMPさんはこれまでも楽曲をたくさん出されているので、今回は難易度が高いとか、新ジャンルというよりかはキャッチーなダンスを振り付けして頂くってことなのかなって思いました」
──MVではサビの横移動のステップが印象的でした。
古畑「名古屋ではゴム跳びの時の掛け声が『ケンロップ』っていうんですけど、ゴム跳びの動きをモチーフに入れてくれたんだと思います。その振り付けを担当してくれたTOMOさんが愛知県出身なので、その要素を取り入れてくださったんですね。そういえば、現場で名古屋の話で盛り上がってましたね。不思議なご縁だなって思います」
──今後、DA PUMPさんとのコラボでやってみたい事はありますか?
大場「KENZOさんとはクイズ番組でご一緒させて頂いたことはあるんですけど、お互い本業で会ったことがなかったので『新鮮ですね』って話してたんです。師妹関係のような感じで、『ソーユートコあるよね?』はDA PUMPさんと踊れたらいいなと思うし、その繋がりでDA PUMPさんの曲を一緒に歌いたいです。そんなコラボができたらいいなって思います」
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──さて、ここからは2019年を振り返ってもらいたいのですが、一番印象に残ってる出来事はありますか?
大場「アイドル10周年ですね。いろんな事をやらせてもらって、SKE48の中でもAKB48の9期生という事を知ってもらえたし、全部タイミングだったなって思います。私たちはちょうどAKB48の“次世代メンバー”といってテレビに出させて頂いて、チャンスをもらって育ててもらう機会も多かったんです。嬉しいことも悲しいことも、もらったチャンスを活かせたり、活かせなかったり、その一つひとつが思い出に残ってます。あの時の出来事を笑って話せるのはスタッフさんや先輩たち、その時応援してくれてたファンの方たちのおかげです。過去にめちゃめちゃ感謝してます」
──本当に色々とありましたよね。
大場「そう言えば、奈和も学校に行く時に私の動画を見てくれてたんですよ」
古畑「そうなんです!ずっと見てました」
大場「そういうのってずごく嬉しいじゃないですか。ずっと頑張ってきた事を続けてきたから今があるんだろうし、奈和のように当時を知ってくれてた子と一緒に活動出来て幸せだなって思います」
──古畑さんとしては憧れの人が同じグループに移籍してきた格好ですが、どうでしたか?
古畑「めちゃめちゃ嬉しかったです!学校に通ってる時に『てもでもの涙』や『走れ!ペンギン』の映像ばっかり見ていたので。AKB48のライブに出た時にたまたまるんるん(大場美奈)が隣の席にいて、曲のフリで隣の人と手を繋ぐ事になったんですけど、「かわいい!やっぱり実物サイコー!!」ってテンション上がって、その後に兼任発表があったので舞い上がりましたね!」
──その後、2人は『美しい稲妻』でお互いに初選抜に選ばれる訳ですが・・・。
古畑「私も選抜は初めてだったので話す事もできず、るんるん(大場美奈)にも近づく事ができず・・・。ずっと見てた人だったので距離ができちゃって、一人でソワソワしてましたね。そこから同じチームKllになって、選抜やいろんな場所でるんるんを見ていて、メンバーをまとめるのが上手だったり、インタビューでも『どうしてそんな言葉が出るの?』っていつも感心させられてます。本当に思っているからこそ出る言葉で、それを素直に言葉に出せるのはすごいなって思います」
大場「そんなこと言うけど、昔は奈和も大人しかったけど、去年くらいからコミュニケーション能力が一番上がったなって思います。私よりもいろんな後輩と話してますよ。逆に奈和の方が離れて行ったなって思います」
古畑「待って!そんな事ない!私、くどいというか愛しすぎちゃうんですよ!」
大場「昔いっぱい頭かじられてたもんねー」
古畑「食べたくなっちゃう。それで一時期後輩にガチで引かれたんですけどね(笑)なので今はセーブしてるんです」
──では、その思いが今は明音さんや江籠さんに向いている感じですか?
古畑「そうじゃないんです!(大場は)もう、可愛さが確立されてるんです!」
大場「黒髪の頃は女の子が動物を可愛がる感じで接してきたので、私のことを小動物とでも思ってるのかなって思ってたんですよね。それがAKB48の選抜に入るようになってからは、ちょっと大人になったのかかじらなくなりました。下の子の面倒も見るようになったし」
──ちょうどハタチになったタイミングですよね?自分で意識されてましたか?
古畑「わからないです!本当に自然と。後輩のことも可愛らしく見えるようになりましたね」
大場「奈和は新しく入ってくる後輩と絡めないで有名だったんですけど、ここ最近は7、8期とも話しているし、慕われているのも知っているので変わったんだなって思います」
古畑奈和 画像 5/6
──なるほど。話を戻して古畑さんの印象的な出来事はなんですか?
古畑「やっぱりソロライブが出来たことですね。すっとやりたいと思ってたし、純粋に楽しかったです。セットリストも曲の長さや繋ぎ方、タイミングも全部自分で決めて、あとは経費の事とか(笑)。自分のステージをプロデュース出来る事ってなかなかないじゃないですか。曲の雰囲気やステージの移動の動線を考えたり、時間をかけてプロデュースできた事は良かったです」
──経費までとは(笑)奇抜な衣装は自分でデザインされたんですか?
古畑「こういうのを着たいと衣装部さんに伝えて、あとはお願いしました。信頼している方達なので思い通りのものを作っていただきました」
──メンバーからの反応はいかがでしたか?
古畑「『すごかったー!』って言ってくれましたね。最後に手作りでお菓子のマントを作ってくれたんですけど、すごい愛情をもらいました。やりたくてもなかなかやれない事なので、これが続けていければいいなって思います」
──では、最後に2020年の目標を教えてください。
古畑「来年はソロライブを定期的に続けていきたいですし、お酒の番組も心の安定のために続けたいなって思います(笑)。個人的な活動にも時間を割けたらいいなって思っていて。将来どんな事をやりたいのか全然決まってないんですよ。だからこそ、SKE48にいられるうちにラジオや雑誌で『これがやりたい!』というものがわかる年になったらいいなって思います。それこそ、舞台も、ソロライブも出たいし、今後のための楽しいことをしたいです」
大場「私もお芝居ができたらいいいですね。2019年の下半期が東京でお芝居をして、名古屋でSKE48のステージに立ててバランスも丁度良かったんです。外で学びながらSKE48の若い子たちが先輩のいない現実を実感して自立していくので、チームの雰囲気もすごくいいんですよ。そんな生活が続けられたらいいですね。
だーすー(須田亜香里)も東京でいろんな仕事をしているように、先輩が仕事で前に出るんじゃなくて、若い子たちが先輩がいない部分をカバーしていろんな経験をしてもらえるような環境を作りたいですし、私もだーすーのような立ち位置になりたいなって思います」