アイドルグループ・SUPER☆GiRLS（以下、スパガ）が通算28枚目の新曲『Summer Lemon』を7月6日にリリースした。

結成12周年を迎えたスパガの約一年ぶりのシングルとなる今作は、スパガらしさが詰まったサマーチューン。冒頭の「Lemon！」「Come on！」のフレーズが脳裏で反響する中毒性のある歌詞が特徴的な一曲だ。解禁されたミュージックビデオ（以下、MV）では、レモンイエローの水着や新衣装で元気いっぱいにパフォーマンスする姿が話題を呼んでいる。

今回、WWSチャンネルのインタビューに金澤有希、坂林佳奈、萩田帆風の3名が登場。『Summer Lemon』のオススメポイントや、募集がスタートした6期生について。また、グループから卒業を発表したばかりの金澤には、現在の心境について伺った。

————先日結成12周年のライブが開催されました。まずは12周年ということについてどう感じていますか？

坂林佳奈（以下、坂林）：12周年ライブは第1章の時の曲から今の体制になるまでの時代の流れに沿ったセットリストだとか、一足早い夏曲を中心としたメドレーだったり、すごくスパガらしいライブになったと思うのですが、今回は演出上新しいこととして花道が用意されていたんです。私は花道を使ってのライブが初めてだったので、いつもはステージから遠いファンの方にも今回は近くに行けて、皆さんとより近い距離感で楽しむことができたので、個人的には花道があって楽しかったなと思っています。

萩田帆風（以下、萩田）：私が加入してから1周年なので、最初は12周年という長い歴史になかなか実感が湧かなかったんです。でもグループに参加して1年経ってもまだまだやったことがない曲がたくさんあったり、この前のライブでは4年振りに披露した曲もあって、先輩方の衣装を着てパフォーマンスすることで歴史の長さをより実感しました。加入以前のミュージックビデオを見ると時代の長さを感じますし、振付のビデオで先輩たちが踊ってるのを見てフォーメーションなどを覚えるんですけど、その時代の先輩たちのパフォーマンスの凄さを改めて感じるんです。そこを受け継ぐということは、もっともっと先輩たちを超えるパフォーマンスをしなきゃいけないなっていう気持ちにもなりました。

金澤有希（以下、金澤）：12年続くアイドルグループってなかなかいないと思うので、ありがたみを感じながら、改めて歴史を振り返る機会になったと思います。特に12年って小学1年生が高校を卒業するのと同じ年数じゃないですか。それだけの歴史あるグループに自分たちが所属してステージに立っているってすごいことだよね、ってメンバー同士でも話していて、12周年ライブのステージに立って、そのことがより感じられました。初期のメンバーはいないけど、どの時代にも良さがあって今は今の良さがあって、まだまだ突き抜けていけるパワーがあるというのを感じられるし、来てくださるファンの方も事情があって来られなかった方もSNSを通して応援のコメントをたくさんいただいたので、感謝の気持ちでいっぱいになりましたし、私はそこで卒業発表をさせていただいたんですけど、残る半年間もメンバーの一員だということを忘れずに、過ごしていきたいなって改めて思いました。

金澤有希(C)WWSチャンネル  画像 2/4

————金澤さんはこのライブで卒業を発表されました。このタイミングで発表した経緯などを教えてください。

金澤： iDOL Streetに加入して10年という機会と、個人的に20代でアイドルをやり切りたいという思いが強くあって、ちょうどアイドル20年目なので次に進もうかなというタイミングが重なったのが今年だったんです。なので今年いっぱいでの卒業を決めました。スパガとしていられる期間が半年もないので、スパガとしてやりたいことにパワーを使っていきたいという思いで今活動をしています。

坂林佳奈(C)WWSチャンネル  画像 3/4

————新曲『Summer Lemon』がリリースされますが、初めて聴いたときの印象はいかがでしたか？

金澤：最初の印象はとにかく「Lemon！」「Come on！」っていう曲頭の盛り上がりが新しいなって思いました！王道のアイドルソングなので歌詞がキュンキュンしたり、疾走感あふれる明るい曲だったりするんですが、「Lemon！」「Come on！」の印象が強すぎて(笑)。だけど、最後まで聴き終えるとアイドルらしさが詰まっていて、歌詞も「だって好きだもん」っていうフレーズが、女の子らしく特に可愛いなって。

萩田：「Lemon！」「Come on！」含めて言葉遊びの部分が強烈すぎて、だからこそめちゃめちゃ印象に残る曲だなって思います。歌詞は切ないところもあるけど明るい雰囲気の曲になっています。「言えないんだもん」とかの部分はセリフっぽくもあるので感情をいれやすいし、歌っていてすごく楽しいです。

坂林：この曲を初めて聴いたとき、すごくスパガらしい夏曲だなって思いました！ずっとメジャーコードじゃなくてサビがマイナーコードになるんですけど、必死さや想いを伝える強さがあるんですよね。この夏はたくさん曲の中にある可愛い単語を使って、ありとあらゆるみなさんの心を『好きなんだもん』にしたいです。だって好きなんだもん！

萩田：それ言いたいだけじゃん（笑）。

坂林：Bメロでも印象が変わったりして、ストーリーの内容的にも展開が想像しやすいメロディーとテンポ感だったりするのかなと思いますね。あと、アタック付ける場所がすごい可愛かったりするので。歌っていてすごく気持ちがいいっていうか、楽しくなっちゃいますね。ファンの方からも良い反応をたくさんいただけています。今年の夏もこの曲をたくさん歌っていくので、みなさんで作り上げていく『Summer Lemon』もとっても楽しみです。

萩田：あと『レモンポーズ』というのがありまして、簡単にできるから一緒に盛り上げれるきっかけになると思っています。

金澤：コロナ禍になってからコールがなくなってしまったので、こういう振り付けを一緒にやってもらえることが自分たちのパワーにもなるし、喜びにもなるのですごい感謝しています。

————昨年の『WELCOME☆夏空ピース!!!!!』以来一年振りのシングルですが、新曲が夏曲から始まるということでいつも以上に気合が入るんじゃないかなって思いますが、いかがですか？

金澤：そうですね。この一年で5期生も入ってくれてパワーアップしているので、今のスパガで新たに勝負していけるっていうのはすごく嬉しいですし、夏フェスもたくさん決まっているので頑張りたいなっていう気持ちです。

萩田：私は加入してまだ2年目で、自分の参加している曲がまだ多くはないんですけど、自分の立ち位置があるってすっごく嬉しいですね。先輩たちの曲も好きな曲がいっぱいあるしパフォーマンスするのも楽しいんですけど、やっぱりもともと自分のポジションがある曲っていうのは改めて嬉しいなって。MVもまだ2回しか撮ってないんですけど、やっぱり楽しいなって感じています。

坂林：『WELCOME☆夏空ピース!!!!! 』を出してから、リハーサルしたり歌の指導も入ってもらったり、曲を磨く余裕があったので、今年の夏は去年の初々しさとは違った別の良さが溢れ出ているスパガを知っていただきたい！見ていただきたい！目を離さずにいていただきたい！だってスパガが好きなんだもん（笑）

萩田：出た！言いたいやつ（笑）。でも、佳奈ちゃんが言うようにスパガに出会うきっかけになるような曲にしたいですよね。歌詞も素直になれない女の子の気持ちが可愛く描かれているので、いろんな年齢層の人に聴いてもらいたいと思います。キュンとするような歌詞がたくさんあるので！

金澤：あと、12年の歴史がある中でも夏曲って絶対にライブでやるんですよ。だから、これからスパガになる子たちにもこの曲は引き継がれていくはずなので、そういったプレッシャーもありつつ、これからの『Summer Lemon』がどれくらいの盛り上がりを見せてくれるのか楽しみでもあったりします。

————今年の「夏スパガ」も見逃せませんね！ちなみにこの夏、楽しみにしていることはありますか？

金澤：私にとってはスパガとして、アイドルとして最後の夏ですし、自分自身が19年アイドルをやってきて、アイドルじゃない夏が思い出せないというか。夏フェスの毎日が私にとっての夏だったので、これが来年からないと思うと寂しいのですが、今年は夏フェスを例年以上に楽しみたいという気持ちでいっぱいです。あと、個人的にメンバー同士でバーベキューとかしたいなって思います。

————アイドルとして過ごしていたことで、夏にできなかったことってあるんですか？

金澤：いっぱいあります。お祭りとかもそんなに行ったことないですし、花火大会も行ってみたいですし。やっぱりプライベートでお祭りに行ってみたいと思いますね。

————なるほど。お2人はいかがでしょうか？

萩田：去年は野外フェスが少なかったし、無観客でのライブもありましたが、コロナが少し落ち着いた今年は有観客での野外フェスで熱量を感じたいです。グループとしても今のメンバーで積極的にメディアに出られるように頑張りたいなと思っています。あと、個人のグラビアの仕事もグループの宣伝に繋がると思うので、スパガの認知を広げられるように頑張りたいと思っています。

坂林：昨年の夏はコロナの影響であまり遠征に行けなかったので、今年は各地のファンのみなさんの元へ会いに行きたいなと思っています。いつもライブに足を運んでくださっているみなさんには、旅をするように一緒に周れたらと思っています。とにかくいろいろなところへライブに行きたいです。全国周りたーい！

萩田：私もいろんなところ周りたーい！

坂林：メンバーの出身地巡りとかしたい！ご当地のものを食べて「これ美味しいんだよ」とか言い合いたい！

金澤：全国からメンバーが集まっているし、そこもスパガの強みだと思っているので。（ファンの方が）同じ地元ってだけで嬉しいじゃないですか。なので、それを活かしたライブとかイベントができたらいいなと思います。

萩田帆風(C)WWSチャンネル  画像 4/4

————メンバー主催の凱旋ライブとかも楽しそうですね。そんな中、スパガは13年目に突入し、新たに6期生の募集が始まっています。まだオーディション前ですが、6期生への期待したいことはありますか？

金澤：まず、スパガが大好きでいてほしいです。第一声でそれを言ってくれれば嬉しいですね。

萩田：後輩が入ってくるっていうことは、私も先輩になるっていうことで・・・。まだそのあたりは想像できないというか、心の準備ができていません。私が先輩って思ってもらえるのかどうか。ナメられちゃったらどうしようって感じです(笑)。

坂林：勉強もできて、スポーツもできて、踊りもできるような優秀な子・・・。というのは冗談ですが、私のことを「先輩！」って思ってくれればどんな子でもOKです(笑)！

萩田：いろんな性格の子が集まってくれれば楽しいなと思います。

坂林：今でもたくさんのキャラがいて、いい意味で個性がバラバラなんですが、それが楽しいですね。いろんな刺激があったりとか。なので個性的な子が入ってくれれば刺激になっていいなと思います。

————ありがとうございます。それでは最後『Summer Lemon』の発売を楽しみに待っているファンのみなさんに、一言ずつメッセージをお願いします。

金澤：『Summer Lemon』はすごくスパガ色になっていく曲だと思うので、「夏スパガ」を改めて広めていきたいですし、この曲を通して「今のスパガもいいね！」って思っていただける方が一人でも多く増えればいいなと思っています。まずはSNSでも調べていただいて、会いに来てくれたら本当に嬉しいです。

萩田：去年以来の夏曲のシングルですし、MVもすごく可愛く仕上がっているので、本当にたくさんの方に聴いてもらいたいですし、この曲でファンの方と一緒にスパガをもっともっと大きくできればと思っています。よろしくお願いします！

坂林：私もこれから始まる夏にワクワクしているところがありまして、やっぱりたくさんの方に聞いていただきたいのと、どんな方でも「スパガのこの曲知ってるよ！」となるようにしていきたいと思っていますし、今年の夏も一緒に楽しんでいただきたいと思っています。だってスパガが好きなんだもーん（笑）。